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...カタカタとパソコンを打つ音。
どれくらい聞き続けたのか、もはや忘れた。
1日?1か月?1年?
いや、もっとかもしれない。
「正解だ。」
声が聞こえる。
憎たらしい声だ。1年は聞かされ続けた声。
そのほぼすべてがほかの人間への罵倒や仕事と何も関係のない独り言、聞かされるこっちの身にもなってほしい。
「正確には1年と2か月26日8時間24分57秒...」
正確すぎだろこいついちいち時間数えてたのかよ...
「はよ起きろ、ようやく改造が終わったのだ、喜べ「E-89」」
E-89「俺を実験番号で呼ばないでくれよクソ博士」
博士「博士ではない、これでも戦士だ私は。研究は二の次...」
E-89「あっそういうのいいんで、尺の無駄何で」
博士「チッ( `ー´)まぁいい。E-89...いや、エクストリーム。」
E-89→エクストリーム「はい何でしょうポロドギオン博士」
ポロドギオン「博士は付けんな...それより、今までずっとこのカプセルにいて体がなまっているだろう、取り敢えず、今自分がどうなっているかわかるか?」
エクストリーム「、、、分かりますよ、ええ嫌でも。」
ポロドギオン「はっはっは、そうかそうか。」
エクストリーム「いや、改造するのは1億歩譲ってええです。でもさ...その改造先が「紙飛行機」なのだけは勘弁してくれまへんか!??????」
ポロドギオン「そういうな...その形態が合理的に一番よい奴だと分かって...」
(警報)
二人「ん?」
警報器「警告!警告!現在この基地に半径4500㎞の巨大隕石(???)が接近中!今すぐに撤退、反撃能力を持つ者は反撃を開始セヨ!」
ポロドギオン「おーおー...お前の力を見せる場やないか。さぁ、いってこい。」
エクストリーム「待ってくれこれどうやって動かせb」
ポロドギオン「飛びたいと念じろ阿呆!」
エクストリーム「アァ!?わぁーったよ!(念じる)」
(マジでとんだ)
エクストリーム「...おっおっおっ。」
~基地の外~
警告がやかましくなってやがる。鼓膜がはちきれそうだぜクソッ...
エクストリーム「、、、あれかっ。」
でけぇな...この前言った太陽系の月とか言う奴よりでかい。
エクストリーム「、、、マッ、あんぐらいなら大したことないだろ...それより、どうやって攻撃するんだ?さっきみたいに念じれば武器出てくんのか...?」
...
エクストリーム「えぇい、考えるのはやめよう!『武器創成』、、、適当に行ったが...ん?」
(機体下部にミニレーザー砲ついてる)
エクストリーム「あ、なんかついてる...でも口径ちっさ!20㎝未満だぞこれ...効くのか?」(撃つ)
隕石「」(エネルギーと共振して爆散)
エクストリーム「...あぁ、効いたわ、それどころか消せたぞ...」
エクストリーム「取り敢えず危機は過ぎ去ったな...」
基地内
ポロドギオン「流石ワシ!」
エクストリーム「黙れ爺」
ポロドギオン「エェ...まぁそれより、「武器創成」と念じる力の二つはどうだ?」
エクストリーム「認めたくないが...流石としかいいようがないな、くそ強い。」
ポロドギオン「はっはっは、さすがワシ、最強!」
エクストリーム「黙れ阿保爺」
ポロドギオン「これでもワシ1450歳じゃぞ?若い方じゃろ。」
エクストリーム「お前人間の平均寿命知ってる?」
ポロドギオン「わしらの種族は基本5000年は生きるからな...」
エクストリーム「ハァ...そうだったな、お前に人間の常識を持ち込んだ俺がバカだった。」
~二話へ~
2話ァ
エクストリーム「アァ...それで、、、やることがないんだが?」
ポロドギオン「2話でもう打ち切りとかマ?さすがにないわ。」
エクストリーム「で、まじめになんかあんのか?」
ポロドギオン「ぬっふっふ。」
エクストリーム「あん?」
ポロドギオン「そういうと思ってね。ここにいくつか任務を用意したのさ。貴様用に作るのは疲れたよ...」
エクストリーム「おっサンキュー爺。どれどれ...」
・天の川銀河に存在する「sun」と言う恒星内部で異常が発生しているためそれを防げ
・ブラックホールに突っ込んで内部の映像を撮れ
・並行世界D-90299における最重要危険物体の破壊
・「喰らうもの」の撃破
・「最重要」並行世界における邪悪な宇宙の誕生を「防げ」。
エクストリーム「...おい爺」
ポロドギオン「はんなんだね?」
エクストリーム「何を思ってこんな任務を俺に任せやがっt」
ポロドギオン「まぁまぁ、頼んだよ!それじゃいってこい!」
エクストリーム「おいマテこのハゲつるピカ野r(強制ワープ)」
ポロドギオン「...まぁ、一応二人位仲間を送り込んでおくかの。あと剥げてねぇわもっさもさだわ!」
???「見苦しい爺さんだ。」
ポロドギオン「ぶち〇すぞクソガキ、ちょっと強くなったからって図に乗るなよサイクロン」
サイクロン「全く、爺さんの無駄話を聞くのは骨が折れるな。」ポロドギオン「ああん!?」
サイクロン「取り敢えず、私が行きますよ...」
ポロドギオン「おっサンキュー☆」
サイクロン「ハァ...なんでこんな任務を...」(ワープ)
...(3話へ)
第3話
現在エクストリーム(とサイクロン)は、一つ目の任務を完了するために太陽系周辺に来ています。
エクストリーム「...あぁ、その、全く突っ込まなかったが、、、あんた誰???」
サイクロン「あ、そういや自己紹介忘れてたわ」
サイクロン「俺はサイクロンっちゅうもんや、覚えんくてええ。」
エクストリーム「あっはい。」
サイクロン「。。。」
エクストリーム「気まずいなぁ...」
サイクロン「いうなよ、んなこと...ついたぞ。」
エクストリーム「おーおー熱いなぁやっぱここは。」
サイクロン「A-21星に比べれば寒いもんやろ。」
エクストリーム「あの星もいうて温いがな...さて、やっちまいますかー。」
サイクロン「おんっ。俺は見とくわ。」
エクストリーム「俺が手を下すまでもないってか?強がりめ。」
...
エクストリーム「...あー、そういうことか。」
サイクロン「原因が何かわかったか?」
エクストリーム「おん。どうやら恒星内部に存在するエネルギーが暴走してるっぽい。」
サイクロン「人為的に、か?」
エクストリーム「...」
(沈黙)
エクストリーム「あとで考えよう。」
サイクロン「...まっ、そうだな。」
エクストリーム「『エネルギー吸収』...っと。よし、これで安全~」
サイクロン「ほな次行こか。」
エクストリーム「りょー」