Seasons 12季節の魔法使い

Last-modified: 2015-12-26 (土) 00:04:59

1. 12季節の魔法使いとは

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 2~4人 40~60分
 12季節の魔法使いとはレジ・ボネセー作のドラフト式カードゲームです。各プレイヤーはクシディット王国で最も偉大な魔法使いになることを目指し、3年間に渡り魔法のアイテムや使い魔を駆使して魔法を競います。

2. ルール

 各プレイヤーはボードを1枚受け取り、召喚ゲージとボーナストラックを0にします。その後カードを9枚ずつ受け取り、1枚選んで隣に、というのを繰り返していきます。全員の9枚が確定したら、3つに分け1年目、2年目、3年目の分とし、2、3年目分は脇に置いておきます。
 
 このゲームは4つの季節があり、それを3年繰り返すという形で進んでいきます。
 手番プレイヤーは、付属のダイスの内現在の季節のものを人数+1こ振り、手番プレイヤーから順に好きなものを選んでいきます。
 
 受け取ったダイスから魔力(資源)や召喚ゲージ(ゲージの数までしかカードを出せない)を受け取ることができます。魔力はカードを出すコストとして必要な他、「変転」というアクションでクリスタル(1個1勝利点)に変換することもできます。プレイヤーはダイス目に従ってこれらを受け取った後に、手札からカードを魔力とゲージが続く限り召喚することができます。年が変わると脇に置いていたカードを手札に加えることができます。
 
 3年目の12月が終了した時点で、ゲーム終了となりカードの勝利店とクリスタルを合わせて最も高いプレイヤーが勝利します。

3. ゲームをする上で

 このゲームは最初のゲームでは何が何だか分からない内に終わってしまうと思います。カード効果を組み合わせて、“美しく”ゲームを展開するためには2回以上することが必要でしょう。
 一部ネット上でこのゲームについて評価される中で、よく言われるのはいわゆる“壊れ”カードがあり、しかも“壊れ”の程度がゲーム全体を大きく揺るがす程のものであるということです。
 実際やってみると分かるのですが、これ1枚でその他のカード3~4枚分程度の効果を発揮するようなものがあり、最初のドラフトでそれを手に入れられた人とそうではない人との間で大きな差がつき、一方的にリードをされ続けるという傾向がほかのゲームより強く感じられるのは事実です。

 拡張を入れると、そのような“壊れカード”の効果に対抗できる能力のカードが追加されたりするので、ある程度熟練してきたら、それらを加えるのも良いかと思われます。

12季節の魔法使い 拡張「魅ノ国」

12季節の魔法使い 拡張「運命の行方」