トルクレンチ

Last-modified: 2007-01-13 (土) 22:35:55

トルクレンチ(torque wrench)とは、ボルトやナットを所定のトルクで締め付けるための工具。


概要

ボルトやナットを締める際には、大きさや対象物により適正トルクが定められている。
適正トルクよりも大きなトルクでボルトを締めるとボルトや部品が破損するおそれがあり、トルクが足りない場合には振動等でボルトが緩み、部品が外れてしまうなどの危険がある。そのため、ボルトを適正トルクで締め付けるために、トルクレンチが使用される。
名称にレンチが含まれているため他の工具と同様に工具箱への収納など乱雑に扱われがちであるが、計測器の一種でもあり、その精度を維持するために使用や保管時には注意が必要である。

使用方法

本来の使用方法として、所定のトルク近くまでを通常のレンチやインパクトレンチなどで締付け、締付けの最終段階にトルクレンチにて計測を伴った締付けを行なうことが推奨されるが、工具の持ち替えなど作業効率の観点から、締付け初期から一貫してトルクレンチを用いることも多い。

種類

  • ビーム式トルクレンチ(プレート式とも)
  • ダイアル式トルクレンチ
  • プリセット式トルクレンチ(プレセット式とも)
    • 単能型トルクレンチ
  • デジタル式トルクレンチ
  • その他のトルクレンチ
    • トルクアダプター
    • アングルトルクゲージ