差込角

Last-modified: 2007-01-21 (日) 14:33:52

差込角(さしこみかく)とは、ソケットレンチのハンドルとソケットなどを接続する部分(四角柱状の突起または窪み)のこと。また、その部分のサイズのこと。
凸と凹があり、ハンドルには凸が、ソケットには凹が設けられており、同サイズの差込角同士を差し込み、合体させて使用する。また、アクセサリ類は凸と凹の両方が設けてあり、ハンドルとソケットの間に連結して使用する。

差込角のサイズはISOやJISで規定されており、異なるメーカーの工具であっても組み合わせて使用することができる。サイズはsq.(square=正方形)で表される場合が多く、9.5sq.(=断面が一辺9.5mmの正方形)などと表される。
ソケットレンチはアメリカで生まれたため、差込角のサイズもインチ基準で設定されている。したがって、日本に馴染みのあるミリ表示をすると、6.35sq.、9.5sq.、12.7sq.と中途半端な数字になってしまうが、インチ表示にすると、1/4sq.(=2/8インチ)、3/8sq.、1/2sq.(=4/8インチ)と、1/8インチ刻みで整然と設定されている。

差込角のサイズごとに最大トルクが決まっているため、小さい差込角で大きいボルトを回すときは、差込角をねじ切ってしまう恐れがあるため注意すること。また逆に、大きい差込角で小さいボルトを回すときは、ボルトをねじ切ってしまう恐れがある。
ボルトのサイズに合わせて、適時使用する工具のサイズを選択すること。

差込角の種類

  • 6.35mm(=1/4inch)
  • 9.5mm(=3/8inch)
  • 12.7mm(=1/2inch)
  • 19.0mm(=3/4inch)
  • 25.4mm(=1inch)