朱刻む鬼草子~前編~/本編

Last-modified: 2014-02-27 (木) 11:42:33

※Flash部分には画像は付けていません。


オープニング

大江山で起きている鬼同士の争いについて調査の命令が下った陰陽師。山の麓で酒呑童子と茨木童子の争いを目にし、陰陽師は酒呑童子に付いていくことにするが、それは鬼達の争いに身を投じる一歩を踏み出したも同然であった。果たして、陰陽師は鬼達の争いの原因を突き止め、平和をもたらすことはできるのか!?


大江山にてあやかし・・・
それも鬼達による争いが起こっているのだという
山の麓までその抗争の被害がでており、麓の人間から助けを求められた
陰陽寮から命令を受け、丹波の山の様子を見に来たのだが・・・
先日、この辺りでも鬼達が争っていたらしい
この妖気は・・・!!
茨木童子
(いばらきどうじ)
「腑抜けた貴様のせいで私達、大江山の鬼族の権威が失われたんだ!」
酒呑童子
(しゅてんどうじ)
「ンだとこらぁ!!
余計な真似しやがったのはお前らだろ!!」
鬼達が争っている!!
止めたほうが良いだろう
茨木童子「ちっ・・・人間か
この山も随分と人間に侵されてしまったな・・・!」
「私はここを出ていく
じゃな、酒呑童子」
酒呑童子「茨木童子!!
くそ、勝手にしやがれ!!」
一体何が起きているんだ?
酒呑童子「おい人間、てめぇどういうつもりだ」
「この酒呑童子の縄張りにのこのこやってくるとはいい度胸だな」
酒呑童子といえば鬼の一族を率いている鬼の統領だが・・・
昨今の鬼達の騒動は酒呑童子と茨木童子によるものなのだろうか?
酒呑童子「ったく、今は人間の相手をしてる場合じゃねぇってのに
茨木童子達め・・・」
事情を聞かせてくれないだろうか
酒呑童子「あぁ?
なんで人間のお前に言わなきゃいけねーんだよ」
「さっさと山から出てけよ
俺ぁ忙しいんだよ」
鬼達の間に何が起きているのか・・・
酒呑童子に付いて行ってみよう!
酒呑童子「なんで付いてくるんだよ
妙な陰陽師だな・・・」
「さては陰陽寮から俺達の討伐を命じられてるんだな?」
陰陽寮からの命令は討伐ではなく、調査だ
ならば酒呑童子の事情を知るくらいはしたほうが良い
酒呑童子「はぁ?
・・・お前、変な奴だな
いいか、邪魔だけはすんなよ」
???「ふぅん、陰陽師かぁ
いよいよこの大江山も騒がしくなってきたなぁ」


帳鬼

5:山の麓

大江山で茨木童子と争っていた酒呑童子。
彼ならばこの鬼達の争いの原因がわかるかもしれない。
そこへ現れた酒呑童子の配下だった帳鬼が現れるが、彼は酒呑童子を見限ってしまう。

【ストーリー】 Flash


10:山の麓

集落の見張りの役割を放り出した帳鬼に怒った酒呑童子は彼を追いかけた。
帳鬼は酒呑童子の鬼としての権威を示す『かんざし』を持ちだしていたのだ。
鬼の権威の証を他の鬼の群れに引き渡されては酒呑童子の一派は不利な状況になってしまうだろう。

【戦闘前】


【戦闘後】


15:山の麓

奪われたかんざしを取り返す為、酒呑童子と共に帳鬼を追うが、なかなか打ち解けてくれないのはやはり鬼と人との垣根のせいなのだろうか。

【戦闘前】


【戦闘後】


20:山の麓

【戦闘前】


【戦闘後】


25:山の麓

ようやく帳鬼を捕え、鬼の権威の証であるかんざしを取り返すことができたが、集落を守る主力の鬼が出払ってしまっていることが発覚した。
鬼同士の権力争いが起きている中、集落が無防備な状態であることはとても危険なことであった。
急ぎ、酒呑童子の集落へ向かうことになったが…。

【戦闘前】


【戦闘後】 Flash


【戦闘後】


星熊童子

30:廃れた集落

集落に着いたが時既に遅し・・・。
酒呑童子の住処は何者かによって襲われた後だった。
そして、一人の子鬼の少女と出会った。
自分の名前も分からないその少女に『カイナ』と名付けた酒呑童子は少女に父親として慕われるが、自分の子ではないと言う。
少女を放っておくわけにもいかず、連れて行くことに。

【ストーリー】 Flash


35:廃れた集落

集落を調べていると酒呑童子の配下の一人、星熊童子と遭遇する。
星熊童子ははぐれた我が子を探しているようだった。

【戦闘前】


【戦闘後】


40:廃れた集落

集落で再び出会った星熊童子は先ほどののんびりした様子は何処にもなく、暴れまわっていた。
酒呑童子は星熊童子を落ち着かせようとするが、星熊童子の凶暴化に何か心当たりがあるようにも見えた。

【戦闘前】


【戦闘後】


45:廃れた集落

正気に戻った星熊童子は我が子を探し当て落ち着いている様子だった。
しかし、星熊童子も帳鬼と同じく、酒呑童子の配下から脱退しようと考えていた。
酒呑童子は憤るが、今の彼には鬼を統率する相応しくないと言われてしまう。

【戦闘前】


【戦闘後】


50:廃れた集落

集落が襲われたことも含め、鬼達をまとめきれなかった失態を認めた酒呑童子に対し、星熊童子は彼の傘下に戻ることを決めた。

【戦闘前】


【戦闘後】 Flash


【戦闘後】


虎熊童子

55:夕山

集落から出て酒呑童子の配下、虎熊童子を探しに行くことにしたが、当の本人が酒呑童子達を襲った!

【ストーリー】 Flash


60:夕山

正気を失ったように襲い掛かってくる虎熊童子。
それは星熊童子と戦った時にも見た鬼の凶暴化と同じだった。

【戦闘前】


【戦闘後】


65:夕山

【戦闘前】


【戦闘後】


70:夕山

虎熊童子を正気に戻すことは出来たが、虎熊童子は酒呑童子以上に人間を嫌っているらしく、陰陽師と手を組む酒呑童子に失望していた。
斯くして、虎熊童子と陰陽師との対立に至ってしまったが、酒呑童子は手を出そうとはしなかった。

【戦闘前】


【戦闘後】


75:夕山

相手が何者であれ、力ある者を認める鬼の掟に従い、虎熊童子は漸く陰陽師を認める。
そして虎熊童子から、茨木童子が人間に片腕を取られ、その復讐の為あやかしを集めていることを聞く。
手負いな上に鬼同士の争いが勃発する中、人間を相手にする茨木童子はまさに鬼達にとっても狙い時であろう。
酒呑童子は茨木童子を助ける為、彼女を探しに行く。

【戦闘前】


【戦闘後】 Flash


【戦闘後】


茨木童子

80:白鬼の道

片腕を失った茨木童子を見つけ出し説得を試みるが、彼女は怒りに震えていた。
集落を陥落させ、人間と行動を共にする酒呑童子に鬼の誇りは無いのかと問い詰める茨木童子。
酒呑童子と茨木童子の戦いが始まった。

【戦闘前】


【戦闘後】


85:白鬼の道

【戦闘前】


【戦闘後】


90:白鬼の道

【戦闘前】


【戦闘後】


95:白鬼の道

【戦闘前】


【戦闘後】


100:白鬼の道

手負いの茨木童子にはもはや勝機はなかった。
潔く討たれることを望んだ茨木童子であったが、そこに黒い勾玉が飛来し茨木童子の体内に入ると、茨木童子は暴れ出し、その場を去ってしまった。
このままでは本当に茨木童子の命が尽きてしまう。
酒呑童子は鬼の権威の証のかんざしを握りしめ、茨木童子を追いかける。

【戦闘前】 Flash


【戦闘前】


【戦闘後】 Flash


【戦闘後】


エンディング