神さびる追憶 最終章/回想

Last-modified: 2014-02-26 (水) 16:59:27

※Flash部分には画像は付けていません。


オープニング

黄泉國で朱雀を救うが、伊邪那美の手先となった時満によって梨子が攫われてしまった。
さらに、陰陽師一行が辿り着いたのは過去の都ではなく現代の都であった。
果たして陰陽師達は十二天将を集め、伊邪那美を封じ、時満と梨子を救えるのだろうか!?
最後の十二天将、六合を探しにいくが・・・。
「神さびる追憶」いよいよ最終章!!

ここは、元の時代の都・・・!?
皆はどこに行ったのだろう
清明「もう"彼女"は・・・私が片づけました」
「十二天将の力で"彼女"を再封印したおかげで私の力はもうほとんど残っていません」
「あとは道摩法師だけです」
明・・・じゃない?
清明「何を言っているのですか、我々の因果に決着をつけるのです。
さぁ行きますよ!!」
「梨子の仇を討ちに行くのです
彼女を救えなかった私に残された」
「最後の罪滅ぼしに付き合ってくれますか」
梨子を救えなかった・・・!?
何故、清明が梨子のことを・・・!
???「――たん、おんみょうじたん」
甘綿「おんみょうじたん、ぼうっとしてるよぉ」
梨子「さぁ、最後の十二天将、六合を探して早く伊邪那美を再封印してください」
「しかし、貴方のその状態は・・・」
梨子「私なら大丈夫です
この神社のどこかに"千樹の彭侯"がいるはずです」
「その妖怪が六合の眠る"神秘の森"への入り口を開くことが出来ます」
「・・・甘綿、気を付けていってらっしゃ」
甘綿「・・・うん?
りこりこ、待っててね!」
六合が眠る神秘の森へ行くため
千樹の彭侯を探そう!
豆太「梨子、どうしてあんな状態なんだろう」
「それに、梨子は時満に攫われたのに、時満が見当たらないなんて・・・」
黒丸「今は考えても仕方ないちゃ
おらっちゃ十二天将を揃えないとあの伊邪那美に対抗できんちゃ」
(でも確かに、梨子さんの状態は危険やちゃ・・・)
(あれはまるで幽体離脱してるようなもんやちゃ)
(じゃあ梨子さんの体はどこに・・・?)
甘綿「あっ、ねぇねぇ!あれもしかして千樹の彭侯かなぁ?」
千樹の彭侯「おやまぁ私を見つけるとは・・・私に何か用かい?」
甘綿「あのね、僕達、神秘の森に六合を探しに行きたいの」
「神秘の森の入り口を開けてくれないかなぁ?」
千樹の彭侯「お主は・・・!!まさか・・・あの一族の・・・!?」
甘綿「え、僕???」
千樹の彭侯「お主を神秘の森に入れるわけにはいかん!!」
豆太「あ!逃げたよ!!追いかけよう」


千樹の彭侯

5:神社

現代の都に帰って来た陰陽師だったが、明やお供、梨子までこちらの世界に来てしまった。
梨子の助言により六合の眠る神秘の森へ行くため、千樹の彭侯を探すことになった。

10:神社

【戦闘前】

千樹の彭侯と鉢合わせた!
nolink「一刻も早く立ち去るが良い」
「な、なんで僕が狙われてるのぉ?」nolink
nolink「甘綿は何も悪いことしてないじゃないか!」
「陰陽師さん!戦いの準備しられ!」nolink
千樹の彭侯との戦いに備えよう!!


【戦闘後】

千樹の彭侯との戦いに勝利した!
「おのれ・・・。
だがやはりお前を神秘の森へは行かせぬ!」
nolink
nolink「あ!待ってよぉ!」
「なんで千樹の彭侯は甘綿を神秘の森に行かせたくないがんけ?」nolink
「さぁ・・・?
でもなんにせよまず千樹の彭侯に神秘の森の入り口を開いて貰わないと」
nolink
nolink「千樹の彭侯を追いましょう」
千樹の彭侯はまだこの辺りに居るはずだ。


15:神社

【戦闘前】

千樹の彭侯を見つけた!
nolink「神秘の森へ行って何をするつもりじゃ」
「私達は十二天将を集め、復活しようとしている伊邪那美を再封印します。
神秘の森への道を開いてはくれませんか」
nolink
nolink「やはりお主がここに居るのもその甘綿のせいじゃな・・・。
お主達には悪いがこれ以上の干渉は無用じゃ」
「僕・・・何か悪いことしたのかな?」nolink
千樹の彭侯との戦いに備えよう!!


【戦闘後】

千樹の彭侯との戦いに勝利した!
「貴方はどうやら甘綿や私達について何か知っているようですね」nolink
nolink「知っているとも。
本来ならばここに在るべきではない存在ということくらい、もうたくさんの神妖が気付いてお前達を排除しようとするだろう」
「そんなぁ・・・僕達、皆を助けたいから伊邪那美を再封印しようとしてるんだよぉ?」nolink
nolink「神妖にとっては伊邪那美は力の根源。
神妖は伊邪那美の味方と言っても良いのさ。
私は伊邪那美には加担するつもりもないがね・・・」
「なるほど、伊邪那美復活は神妖にとって不利益どころか得なのですね」nolink
千樹の彭侯は去ってしまった・・・。
周囲の神妖に気を付けつつ再び探そう。


20:神社

【戦闘前】

千樹の彭侯を見つけた!
「やはり・・・お前達は六合を目覚めさせにいくのだな」nolink
nolink「それ以外に今できることなんてないんだよ」
「お願い。僕達悪いことしないから神秘の森に行かせて」nolink
nolink「お前達、甘綿の一族はいたずらにこの運命に関わってはならんというのに・・・」
千樹の彭侯との戦いに備えよう。


【戦闘後】

千樹の彭侯との戦いに勝利した!
「何という力だ・・・だが、その力を以てしても伊邪那美を倒すことなど不可能じゃ」nolink
nolink「そのための十二天将なのでしょう?
私達には封印術を発動させる役目がある、そう思っていますが」
「悪いことは言わぬ。
お前はお前の時代で、お前の時間を過ごすべきだ」
nolink
nolink「・・・そうはいきません。
この都は未来の都でしょう。
でしたら私の守るべきものに違いありません」
「ふむ・・・そうか、ならば次の戦いで見極めよう・・・」nolink
千樹の彭侯は去ってしまった。
次こそ千樹の彭侯に神秘の森への道を開いてもらおう。


25:神社

千樹の彭侯を捕えることに成功したが、千樹の彭侯は甘綿が神秘の森に行くことをあまりよく思っていないようだった。
神秘の森で甘綿に似た生き物を見かけるが・・・。

【戦闘前】

千樹の彭侯を見つけた!
「さぁ私の本気を見せてやろう」nolink
nolink「僕達が勝てば神秘の森に行かせてくれる?」
「良いだろう。ただし、私が勝てばお前達はそれぞれの時代に帰って貰うぞ」nolink
nolink「旦那、負けられないよ!」
「気ぃひきしめていこけ!」nolink
千樹の彭侯との戦いに備えよう。


【戦闘後】 Flash

甘綿「ほら!僕は悪いことしてないっていってるでしょ!」
千樹の彭侯「お主の決意はわかった・・・だが、気をつけるのだよ」
「この先、幾ばくかのお主の"未来"がお主の妨げになることもある・・・」
甘綿の未来が甘綿の妨げに・・・?
なんだか気になる・・・
千樹の彭侯「さぁ、行くが良い!六合を無事に目覚めさせることが出来ればここへ戻ってこられよう!」
「ここが神秘の森ですか・・・
おや、あれは・・・?」
甘綿に似た生き物「きゅー?」
甘綿「わ!僕そっくり!
もしかした僕の家族なのかな?」
甘綿に似た生き物「きゅっきゅー!」
甘綿「あ、待ってー!」


【戦闘後】

千樹の彭侯との戦いに勝利した!
「さっきのは・・・いったい・・・
あれが僕の一族なのかな?」
nolink
nolink「甘綿、すみませんが今は六合を探すことを優先しますよ」
「それにしてもなんだか・・・甘綿のにおいが濃いなぁ」nolink
nolink「えぇ!?僕そんなににおう・・・?
くんくんくん・・・」
まずはこの森に眠る六合を探そう。


結葉

30:神秘の森

六合が眠る神秘の森の守護者、結葉が立ちはだかったが、そこへ甘綿と名乗る少女が現れた。
甘綿が陰陽師にべったり甘えているのを見た少女は何やら憤慨しているようだった。

【戦闘前】 Flash

結葉「待て、お前達・・・
とくにそこの黄色いの!」
甘綿「わ!びっくりした・・・
僕達六合を探しているんだけどどこに居るか知らない?」
結葉「六合を探しているだと・・・
怪しい奴らだな・・・」
「いや、それよりもお前・・・
甘綿は今すぐ出て行ってくれないか」
甘綿「ひ、ひどいよぉ!」
豆太「さっきから甘綿をこの森に入れたくないって言われているんだけど、何でなんだい?」
結葉「それは・・・」
???「あ、僕がいる~」
「道理でさっきから僕と同じにおいがすると思ったんだぁ!」
黒丸「どういうことけ?
この女の子のにおい・・・確かに甘綿さんやちゃ・・・!」
片陰の甘綿「そうだよぉ!僕は甘綿!ねぇ、何で僕がここにいるの?」
結葉「いけない!このままでは全ての調和が・・・!
早く立ち去るんだ!!」


【戦闘前】

片陰の甘綿が襲ってきた!
「ねぇねぇ、僕とそこの僕、どっちが強いか勝負しようよ」nolink
nolink「え、な、なんで?」
「僕が勝ったら僕がそこのおんみょうじたんの一番のお供になるの!」nolink
nolink「うわ、この子本当に甘綿だ・・・旦那にご執心なところとかそのまんまだよ」
「ふぅ~む~、遊んでる場合じゃないがやけどねぇ」nolink
片陰の甘綿との戦いに備えよう。


【戦闘後】

片陰の甘綿との戦いに勝利した!
「うわぁん、負けちゃった・・・悔しいなぁ!
なんで未来の僕が過去の僕に勝てないんだろ」
nolink
nolink「そこまでだ、未来の甘綿・・・お前までここに来るとは一体どうなっているんだ」
「悔しいなぁ!だって僕、運命が変えられそうになってるから気になって来てみたらおんみょうじたんと僕が一緒に居るんだよ!」nolink
nolink「えっ・・・僕は未来ではおんみょうじたんと一緒に居ないの・・・?」
片陰の甘綿は去ってしまった・・・。


35:神秘の森

片陰の甘綿はどうやら本当にお供の甘綿の未来の姿らしい。
少女が去った後、再び現れた結葉が陰陽師をこれ以上先に進めまいと攻撃してきた。

【戦闘前】

結葉が現れて往く手を阻んだ!
「まだここに居たのか・・・。
千樹の彭侯はなんでこんな奴らをこの森に入れたんだ?」
nolink
nolink「ねぇねぇ、六合の居場所知らない?
僕達十二天将を集めてるの」
「甘綿、お前に教えるわけにはいかない。
先ほどの未来の自分の姿を見ただろう」
nolink
nolink「あの甘綿は未来で陰陽師の旦那と一緒に居ないみたいな事言ってたけど」
「でも今の甘綿さんには今の陰陽師さんがおんがやちゃ。
自分であっても居場所は奪われたくないもんやちゃ」
nolink
nolink「自分が自分の存在を認めようとしなくなればいずれ矛盾が起きる・・・」
結葉との戦いに備えよう。


【戦闘後】

結葉との戦いに勝利した!
「思っていた以上に強いな・・・!
ここは退かせてもらおう。
だが六合様を呼び覚ますわけにはいかない」
nolink
nolink「あ、待ってよぉ!!」
「追いかける必要はありません。
私達の手で六合を探しましょう」
nolink
nolink「うん・・・でも僕、僕の未来のこと・・・
ううん、なんでもない。先に行こ!」
甘綿は自分の一族や未来のことが気になるのかもしれないが・・・ 今は六合を探しに行こう。


40:神秘の森

【戦闘前】

結葉が現れて往く手を阻んだ!
「ここにはたくさんの甘綿がいる。
こいつらは皆お前の過去や未来の姿だ」
nolink
nolink「え!?
じゃあ、家族じゃないの?」
「皆甘綿と同じにおいがするのはそのせいか・・・」nolink
nolink「厳密に言えば、お前が増殖しているのだ」
「それは甘綿さんが悪いことをしようとしていることとは違いますちゃ」nolink
nolink「甘綿もまたその力の根源は伊邪那美より切り離されしもの・・・。
いや、それどころかもっと異質な存在なんだ。
だから安易に触れてはいけないのだ、さぁ、去るか、戦うか、選べ」
結葉との戦いに備えよう。


【戦闘後】

結葉との戦いに勝利した!
「ぐはっ・・・」nolink
結葉はまだ諦めていないようだったがすぐに立ち去った。
nolink「甘綿の力の根源が他の万物と違って、伊邪那美から切り離されているとは・・・」
「あっ、いたいた!
僕考えたんだけど、僕はやっぱりおんみょうじたんの力になりたいんだ。
付いて行っても良いかな?」
nolink
nolink「げっ、また出た!
そんな事言って、隙あらばまた甘綿を倒そうとするんじゃないか?」
「ほんと?ありがとぉ。
さすが僕、心強いねぇ!」
nolink
nolink「そ、それでいいの?」
「僕が自分こと信じるのは変なことじゃないでしょぉ?」nolink
片陰の甘綿が同行することになった。
甘綿の言う通り、この子も甘綿には変わりないのだから信じてみよう。


45:神秘の森

再び現れた少女の姿の甘綿曰く、甘綿には時空を超え運命を変える力があるのだという。
そして今まさに陰陽師と獣姿の甘綿は運命を変えようとしているのだと指摘される。

【戦闘前】

「なんで未来の甘綿と一緒にいるんだ。
矛盾が生じて危険だということが分からないのか」
nolink
nolink「だって、たくさんの僕がここにいるならこの子も一緒でも同じだよぉ」
「そーだそーだー!」nolink
nolink「お前達のように強い因果を持った個体は別だ。
立ち去らないどころか余計なことを・・・」
結葉との戦いに備えよう。


【戦闘後】

結葉との戦いに勝利した!
「甘綿、お前は時空を超え、運命に干渉する力を持つ・・・。
そして干渉によってお前は増殖していくんだ。
誰かが歯止めを効かせなければいずれ全ての均衡を崩しかねない」
nolink
nolink「確かにそれは・・・」
「・・・・・・」nolink
nolink「おそらくそこの甘綿はそういう状態に近い未来から来たのだろう」
「えっ・・・」nolink
nolink「そう、そうだよ。
僕が増えすぎちゃったから・・・」
nolink「陰陽師よ、今一度そいつを連れ歩くことを考え直すんだ」
結葉は立ち去った・・・。
甘綿が増えすぎたら、どうなってしまうんだ?


50:神秘の森

結葉との戦いに打ち勝ち六合の魂魄を得ようとしたが、突如現れた道摩法師によって六合の魂魄は砕かれてしまう。

【戦闘前】

結葉が現れて往く手を阻んだ!
「考えなおした結果がそれなんだな?
ならば俺も全力で相手しよう」
nolink
nolink「僕達は六合を目覚めさせて伊邪那美を封印するよ!
間違ったことじゃないって知ってるだろう!」
「甘綿さんについてはおらっちゃが責任持つちゃ」nolink
nolink「まめたん、くろちゃん・・・!」
「貴方もとっくに心を決めているのでしょう。
ならばここは結葉に勝利し、それを証明しましょう」
nolink
結葉との戦いに備えよう。


【戦闘後】 Flash

結葉との戦いに勝利した!!
結葉「なんてことだ・・・
やはり六合様にお目覚めになって貰うしかないのか・・・」
六合「妾を呼び起こしたのは結葉か・・・?
なんと甘綿よ・・・!何故主がここに居るのじゃ!」
「主、何処から・・・いや"何時"から来たのじゃ!」
「このままでは現世のあらゆる時空で歪みが生じてしまうのじゃ!」
「一体誰が主をここに送り込んだのじゃ!」
「・・・!?なんじゃ、この妖気は!」
「きゃぁぁぁぁ!!」
道摩法師!?何故ここに・・・!!
道摩法師「ふはは、ふははははは!!
さぁ、六合の魂は散ったぞ!!どうする!! 明ぁ!!」


【戦闘後】

結葉との戦いに勝利した!
「六合様・・・!!
そんな・・・何なんだ、あの法師は・・・!!」
nolink
nolink「にゃ、にゃんてこっちゃ・・・!」
「うわわ、魂の欠片があっちこっち飛んで行っちゃったよ!」nolink
nolink「あの法師、僕達のこと知ってたみたいだけど・・・」
「今はそれより六合の魂の欠片集めようよぉ」nolink
急いで六合の魂を探しに行こう!


六合の魂の欠片戦

55:神秘の森

霧散した六合の魂魄を集めることになり、六合の魂を探していると甘綿と名乗る男性と出会う。
永陽の甘綿は自分に勝てば六合の魂集めを手伝ってくれると言うが・・・。

【戦闘前】 Flash

道摩法師によって砕かれた六合の魂を探すこととなったが・・・
???「やぁ、昔の僕
ここに来たということは運命を変えにきたってことだね?」
永陽の甘綿「あぁ・・・もしかして、君はまだ自分が運命を狂わす存在っていうことも気付いていないのかな」
豆太「また甘綿と同じにおいがする奴が出て来たよ!!」
甘綿「僕はいったい何匹いるのぉ~!?
それに、僕が運命を狂わすってどいういうこと?」
永陽の甘綿「僕に勝てたら教えてあげてもいいよ。
それと、六合の魂集めも手伝ってあげる」
黒丸「何け~!
親切なんだか意地悪なんだかわからんちゃ!」
甘綿との戦闘に備えよう!!


【戦闘前】

永陽の甘綿が立ちはだかった!
「おや、別の未来の僕までいるのか。
まぁいいか。さぁ、昔の僕、君の力を見せてみてよ」
nolink
nolink「勝てば六合の魂集め手伝ってくれるんだよね?」
「勿論だよ。僕が嘘ついたことある?」nolink
nolink「うーん・・・ない!」
「僕も僕も!
よーしじゃあ、甘綿君、僕達と勝負だよ!」
nolink
永陽の甘綿との戦いに備えよう。


【戦闘後】

永陽の甘綿との戦いに勝利した!
「参ったな、過去の僕の方が強い気がするよ。
でも良かった、これで運命は変えられるかもしれない」
nolink
nolink「貴方は何が目的なんです?」
「僕はただ僕のいる状態が良くないと思ったから運命を変えに来たんだ。
大丈夫、悪いようには変えようとしてないよ。
さて、六合の魂のことだけど、他の十二天将達が六合の魂に触れて捕えればいいんだ」
nolink
nolink「なるほど・・・では六合の魂を探しに行きましょう」
六合の魂を探しに行こう!


60:神秘の森

砕かれた六合の魂を集める道中、二人の人型の甘綿が彼らのそれぞれの未来を聞いた。
それは一行にとって、とても良い未来とは言えず・・・。

【戦闘前】

六合の魂の欠片を見つけた!
『あはははは、妾は気分が良いぞ!
さぁ、妾と戦う者は前に出よ!』
nolink
nolink「な、なんか六合の様子おかしくない?」
「魂がばらばらになってるせいかもな。
・・・ところでなんで甘綿が3匹にもなってるんだ?」
nolink
nolink「僕は増える綿だったみたい」
「うん、ちょっとよく分かんない・・・」nolink
nolink「僕達は未来の甘綿の一人だよ。
僕達は時空を超え、運命に干渉することで増え、形を変えていくんだ」
「でもここまで姿の違う僕達が揃うのは初めてかもね!」nolink
nolink「青龍、白虎、力を貸して!」
六合の魂の欠片との戦いに備えよう。


【戦闘後】

六合の魂の欠片に勝利した!
「未来から来た貴方達に聞きたいのですが・・・」nolink
nolink「僕達が居た未来のことかな?
あんまり聞いて楽しいものじゃないけど・・・。
僕の居た世界ではね、時満も明も梨子も居なくなったんだ。
伊邪那美の再封印は成功したけど、陰陽師さんがひとりぼっちになっちゃってね・・・」
「なるほど・・・」nolink
nolink「僕の居た未来はね・・・僕が増えすぎちゃって世界が混沌に呑まれてしまったの。
だから一番因果の強い僕が代表で運命を変えようと思って・・・。
あ、君を倒そうとしたのは昔の僕が、おんみょうじたんにべったりだったからつい!」
「そ、そんな・・・」nolink
「二人の目的はわかりました。
少なくとも私達に協力してくれると思いましょう。
さぁ、六合の魂の欠片を探しに行きましょうか」
nolink
次の六合の魂の欠片を探そう。


65:神秘の森

十二天将から封印術を発動した時、明の体は負荷に耐えられないと告げられる。
それは未来の甘綿も言っていたことだったが、明の決意は揺るがなかった。

【戦闘前】

六合の魂の欠片を見つけた!
『う、うぅぅ、妾はどうしてこういつも調和を乱されるのじゃ・・・?』nolink
nolink「わ、六合が泣いてる・・・!」
「滅多に人前で泣かぬ奴じゃというのに・・・これも魂が分散しているせいじゃな」nolink
nolink『お主達か?
妾の調和を乱すものは・・・!』
六合の魂の欠片との戦いに備えよう。


【戦闘後】

六合の魂の欠片に勝利した!
「もう、六合ったら・・・調和調和って、今の貴方のほうがよっぽど調和が乱れてるわよ!」nolink
nolink「まぁまぁ。
それで、六合の魂はあといくつ集めれば良いのでしょうか」
「魂は4つに分かれてるからあと2つかな?」nolink
nolink「・・・明、貴方に話しておきたいことがあります。
十二天将による伊邪那美の封印術を発動すればその体に大きな負荷がかかります」
「えぇ。分かっています。
もし貴方達の力に耐えられなかったら私は消えるのでしょうね。
・・・ですが、それも承知の上です」
nolink
封印術を使えば明が消えてしまう・・・!?
そんなことも承知で明は・・・。
何とかできないのだろうか。


70:神秘の森

【戦闘前】

六合の魂の欠片を見つけた!
『妾は自由じゃ。
何人たりとも妾を止められんのじゃ!』
nolink
nolink「貴方は役割を放棄するような人ではない。
さぁ、良い子だからこちらに・・・」
『嫌じゃ・・・!
母親のような諭し方をするでない』
nolink
nolink「母・・・だと・・・。
そうか、六合よ、覚悟は良いな?」
「おい、朱雀・・・炎輪が激しく燃えているが・・・手加減はするんだぞ」nolink


【戦闘後】

六合の魂の欠片に勝利した!
「ふむ、朱雀も怒りによって力が増すようだな。
良いことを知った」
nolink
nolink「頼むから今は協力してくれよ」
「六合の魂の欠片は残り1つだよ」nolink
六合の魂が揃って、十二天将が揃えば封印術が使える・・・。
だけど、明が死んでしまうかもしれない・・・。


75:神秘の森

ようやく六合の魂魄を集め、六合を取り戻すことができ、六合を己の式神にした明だが、神秘の森から京の都に帰ってくるとそこは既に瘴気で溢れかえっていた。

【戦闘前】

六合の魂の欠片を見つけた!
『妾を砕き、その調和を乱す者はお主らか……』nolink
nolink「怒りで我を忘れているようだな・・・」
「くくく、こいつは良いぜ。
怒った顔も不細工だな!六合!」
nolink
『・・・天空!!
主だけは許さぬ!!』
nolink
「ちょっと!何煽ってるの!」nolink
六合の魂の欠片との戦いに備えよう。


【戦闘後】 Flash

砕かれた六合の魂は全て揃った!!
六合「主らのおかげで助かった!
さぁ、妾を主の式神にするが良い」
「主らは伊邪那美の再封印が目的なのじゃろう?」
「えぇ、これで十二天将が全て揃いました」
「早く伊邪那美の再封印に行かなくては・・・」
片陰の甘綿「おんみょうじたん、あきら・・・
行っちゃうんだね・・・」
「この先はきっとつらいよ?
僕たちの知ってる未来では・・・あきらも、りこりこも、あの人も・・・」
永陽の甘綿「でも、昔の僕がここに来たことで何かが変わるかもしれないよ」
「ねぇ、昔の僕
君は誰を助けたいんだい?」
甘綿「僕、僕は・・・皆を助けたいの!
未来の僕が何を知っていても、僕は僕だもん!」
そうだ!助けるんだ!!
そのために甘綿は梨子によって自分の元に送られてきたのだから!
「「・・・願わくば、
僕が運命を良い方向へ狂わせるように・・・」」
これは・・・!
まさか、伊邪那美の封印が解かれてしまったのだろうか!!
急いで伊邪那美を探さなくては!!


【戦闘後】

六合の魂の欠片に勝利した!
ついに十二天将が揃った!!
「主らには迷惑をかけたな・・・。
まさか道摩法師がここまで力を持っていたとは思わなかったのじゃ・・・」
nolink
nolink「あの道摩法師は我々の知っている道摩法師とは桁違いの強さだな」
「明、道摩法師は伊邪那美から強い瘴気を受けているようです。
ですから、その・・・いえ、諦めずに前に進みましょう」
nolink
珍しく貴人は歯切れの悪い口調だった・・・。
nolink「お待ちください、十二天将殿。
私は久久能智神と申します。
私は伊邪那岐様より貴方達に加勢するよう申し付けられております。
どうぞ私をお連れ下さい」
「貴方は確か伊邪那岐の子・・・。
そうですか、分かりました。
手を貸してください」
nolink
伊邪那美を探しに行こう!


道摩法師戦

80:京の都

瘴気に満ちた都の中、現れた梨子を見つけるが、なんと梨子の体は伊邪那美に乗っ取られていた。
伊邪那美の体ごと十二天将による封印術をかければ梨子は無事では済まないだろう。
そしてやはり、道摩法師は時満の成れの果てと知る。
友人だった梨子と時満を倒すことなどできるのだろうか。

【戦闘前】 Flash

都が瘴気で満ちている!
このままでは都の人達が・・・
伊邪那美を早く見つけよう!!
???「貴方達が探しているのは私ですか?」
甘綿「あ、りこりこ!
僕達、十二天将をついにそろえたよ!
これで伊邪那美が封印できるんだ!」
梨子「・・・そう、そうなのですか
十二天将を・・・
ふふ・・・」
「梨子・・・?
いえ、貴方はだれですか!」
梨子「我が名は伊邪那美
この体の持ち主は時期に消えるだろう」
そんな・・・!!
梨子が伊邪那美に乗っ取られてしまったなんて・・・!!
梨子「時満、いや、この道摩法師の働きのおかげで私は現世に戻って来れた」
「しかし、おかしいな・・・
明、お前・・・何故老いておらぬ?」
道摩法師「彼奴らはどうやら過去より現れた者
言わば虚像・・・
今の儂には取るに足らぬ」
「伊邪那美様、この者どもの始末は儂にお任せあれ」
やはり時満が道摩法師だったのか
もう二人を救うことは出来ないのか・・・?


【戦闘前】

道摩法師『伊邪那美様の邪魔をする者は儂が消してやろう。
人間達が滅びる光景を見せられなくて残念だがな!』
道摩法師が立ちはだかった!
nolink「ときみちゅ!目を覚まして!」
「甘綿!危ないよ!!」nolink
豆太が甘綿を制止した直後、道摩法師の攻撃が空を斬った。
nolink「今のは本気やったちゃ・・・」
「時満、それが貴方の願いだということが嘘だと言ってください」nolink
nolink「油断なさらないでください。
あの瘴気、伊邪那美のものと同じです!」
道摩法師との戦いに備えよう。


【戦闘後】

道摩法師『ふははは!!
これで儂を倒したと思うな!!』
「うわぁぁぁん、ときみちゅ、もう僕の知ってるときみちゅじゃないよぉ」nolink
nolink「甘綿・・・。
僕達、やっぱり時満と戦わないと駄目なのかな」
「貴人は諦めたら駄目って言っとったちゃ」nolink
道摩法師・・・自分の知る限り、道摩法師は都に災厄をもたらそうとする悪しき存在だった。
だが、それが時満と知ってしまったからには・・・
nolink「・・・行きましょう。
私達の目的は道摩法師ではなく伊邪那美の再封印です」
道摩法師は一時的に姿を消したようだが、すぐにまた現れるだろう。


85:京の都

【戦闘前】

道摩法師『伊邪那美様がこの都を瘴気で多いつくし、人間共を根絶やしにするまでお前達を生かしておくのも良かろう!!』
道摩法師が立ちはだかった!
nolink「時満・・・!
何でそんなこと言うんだ!
時満は梨子を助けたかったんじゃないのかい?」
豆太の問いかけに対して道摩法師は高笑いをあげるだけで何も答えない・・・。
「駄目やちゃ・・・
全然おらっちゃの声が届かんがやちゃ・・・」
nolink
nolink「あきら、ときみちゅを助けてよぉ」
「・・・彼に、人間に戻りたいという思いがあるのなら・・・」nolink
道摩法師との戦いに備えよう。


【戦闘後】

道摩法師『人間風情が調子に乗るな!!
見ているが良い、これから儂はさらに瘴気を浴び憎しみを増幅して強くなってやろう!!』
「ときみちゅ、待って・・・!!」nolink
nolink「・・・残念ですが、彼はもう貴方達の知る友人ではありません。
御心を決めてくださいませ・・・」
「覚悟を決めろだって・・・!?
どうしてこんな事になっちゃったんだ・・・」
nolink
憎しみと強さと伊邪那美への執着で塗れた道摩法師の邪気が濃くなっていくのを感じた。
nolink「・・・行きましょう。
今ここで嘆いていても、時は止まりません」
道摩法師は一時的に姿を消したようだが、すぐにまた現れるだろう。


90:京の都

【戦闘前】

道摩法師『明、貴様は俺の望む全てを持っていた。
地位も力も人望も・・・!』
道摩法師が立ちはだかった!
nolink「道摩法師は伊邪那美によって時満の不の感情を増幅させられているのです」
「じゃあ、あれはときみちゅの本音じゃないんだよね・・・?」nolink
そうあってほしい・・・。
しかし憎しみに満ちた目には自分達など映っていないようだ。
nolink「確かに私は貴方よりも優位にあったかもしれません・・・
ですが、私は貴方を一番の友だと思っていました。
だからこそ今の貴方の姿を見ていて悲しいのです」
道摩法師との戦いに備えよう。


【戦闘後】

道摩法師『ぐはぁッ!!
おのれ、おのれぇぇぇ!!』
道摩法師との戦いに勝利した!
「明・・・道摩法師、逃げちゃったよ・・・いいのかい?」nolink
nolink「・・・えぇ」
「明さん、もう覚悟ついとんがんけ・・・?」nolink
nolink「私にとって今守るべきは私の仲間と、仲間の住む都です。
その為には旧友とも戦いましょう」
道摩法師はさらに強くなってすぐにまた現れるだろう・・・。


95:京の都

【戦闘前】

道摩法師『明!貴様に全てを捨てる覚悟があるのか!!
この儂のように・・・!!』
道摩法師が立ちはだかった!
さらに邪悪な瘴気を漂わせている!!
nolink「全部捨ててまで手に入れたって空しいものだってあるだろう!
僕は、今の君がまさにそうだと思うよ!」
「ときみちゅは僕達のこと捨てたの?
じゃあどうして僕達のことそんなに恨むの?」
nolink
道摩法師の動きが少し鈍くなった、今しかない・・・!
道摩法師との戦いに備えよう!


【戦闘後】

道摩法師『何故・・・何故勝てぬ・・・ぐぁぁぁ』
道摩法師は逃げて行った。
しかしまた現れることだろう・・・。
「明殿、貴方には全てを捨てる覚悟はございますか?」nolink
nolink「封印術を発動する時のことでしたら、とっくに決心しています。
・・・友を失うことも」
「・・・ご立派です、明殿。
貴方の勇姿は私がしかと見届けます」
nolink
nolink「・・・駄目。
僕、あきらまで居なくなっちゃ嫌だよ!」
「甘綿・・・でも、明は本気なんだよ」nolink
nolink「おんみょうじたん、おんみょうじたんもあきらが居なくなったら嫌だよね?」
それは・・・明にも、誰にも居なくなって欲しくない。
けれど、明が、自分達がやらなくてはいけないんだ。


100:京の都

道摩法師との最後の戦いは陰陽師達の勝利に終わった。
時満として最期に梨子を頼むと託された一行は、伊邪那美に乗っ取られた梨子を探しに行く。

【戦闘前】 Flash

道摩法師「ふははははは!!
どうした、明!逃げてばかりでは儂を倒せんぞ!」
これ以上道摩法師との戦いを長引かせるわけにはいかない!
一刻も早く梨子の体を乗っ取った伊邪那美を探し出さなくては・・・
「時満は梨子を助けたいと言っていました
それが私達の知る時満の、彼らしい最後の願いです」
「ならば、目の前の男がしていることは時満の願いとは真逆のことです」
「私は覚悟を決めました・・・
貴方には酷なことを強いるのですが・・・私に力を貸してくれませんか」
甘綿「そ、そんなぁ・・・
ときみちゅ、もう戻ってこないの?」
黒丸「迷ってる時間はないちゃ・・・」
豆太「陰陽師の旦那!僕達は旦那についていくよ!」
・・・時満、せめて自分達の手で終わらせよう!


【戦闘前】

道摩法師『貴様達に儂の全ての憎悪をくれてやろう!!』
nolink「ときみちゅ・・・!」
「もうこれ以上呼びかけても無駄やちゃ・・・!」nolink
nolink「旦那、明!
これで最後にしよう・・・!」
「えぇ。時満・・・。
貴方は私にとって良き好敵手であり、良き友でした。
ですが今の貴方は・・・悪しき敵です!!
貴方の力を貸してください」
nolink
時満、いや・・・道摩法師。
ここで決着をつけよう!!


【戦闘後】 Flash

道摩法師「まさか、儂が負けるとは・・・だが、伊邪那美様はもう復活している!!」
「例え見つけ出したとして、お前達が伊邪那美様の器となっている梨子に危害を加えることはできまい!!」
「それに明、お前が十二天将を使って封印術を発動させればその反動に耐えられんだろう!!」
封印を使えば、明は死んでしまうかもしれない
それは分かっているが・・・
「時満・・・いえ、道摩法師」
「私は貴方ほど自分の思いに、素直になれません」
「ですが、貴方をここで倒し梨子共々、伊邪那美を封じます
それが私に出来る全てです・・・!」
「これで最後です!!」
時満「・・・ふ、ふははは・・・!!」

「明、頼む
梨子を・・・・・・」
道摩法師・・・
時満は消えて行った
「・・・行きましょう
我々の因果に決着をつけるのです」
伊邪那美に乗っ取られた梨子を探しに行こう


【戦闘後】

道摩法師『ぐわあああああああっ!!
すまない、明・・・』
道摩法師は消えてしまった・・・。
もう時満の気配も何も感じない。
nolink「時満、貴方の願いは私が必ず・・・」
nolink「うわ、な、なんだ?
道摩法師が居なくなった途端神妖がやけに騒ぎ出したよ!」
「きっと瘴気が濃くなったせいやちゃ!
早く伊邪那美を封印せんと・・・!」
nolink
nolink「・・・う、うぅ・・・ときみちゅ・・・」
「皆様、伊邪那美の瘴気に呑まれないようご注意ください。
陰陽師殿、どうぞ私の力をお受け取りください」
nolink
哀悼に浸る時間もない・・・。
時満が最後に残した願い、梨子を助けに行こう・・・!!


エンディング

伊邪那美「道摩法師は消滅したか・・・まぁ奴は所詮、捨て駒
復活した私にはもはや不要だ」
「さぁ陰陽師共、私に封印術を使ってみるがいい」
「その時はこの女の体は消滅してしまうだろうがな」
「私の再封印の為に、この女と自分を犠牲にできるか?」
「梨子・・・貴方ならきっと、自分を犠牲にすることを躊躇わないでしょう・・・」
「貴方と、貴方を守りたかった時満の意志のすべてを、私は担います」
十二天将を以て発動する封印術は術者に大きな負担がかかる・・・
いくら明でもその負担に耐えきれないと十二天将は言っていた・・・
???「それは"一人"で発動した場合の話です」
清明「私と彼の二人で封印術を発動すれば負担は分散できます」
「貴方は・・・未来の私ですか?」
清明「明、貴方は全てを犠牲にするために過去から来たのではありません」
「本来ならば、私はここで封印術を発動させ」
「梨子もろとも伊邪那美を封印し、自分も息絶えていたことでしょう・・・」
「ですが、その未来は彼らによって変えられます」
片陰の甘綿「昔の僕、やっぱり頼りないからちょっとだけ手助けしてあげる」
「未来でおんみょうじたんが頼りにしてるのは僕なんだからね!」
永陽の甘綿「おんみょうじた・・・ごほん
陰陽師さん、僕達が力を合わせればきっと未来は変えられるよ」
甘綿「未来の僕!お願い、力を貸して!」
清明・明「十二天将よ・・・・・・」
伊邪那美「貴様・・・!!おのれ、そういうことだったのか・・・!!」
「ぐ、ぎゃあああああ!!」
都から伊邪那美の瘴気が消えた
封印は成功したようだ!
「貴方は、本当に未来の私・・・なのでしょうか?」
清明「えぇ、ですがあなたはもう昔の私とは異なる存在です・・・」
「甘綿と共に此処に来たことで運命は変わりました」
甘綿・・・!
そうだ、甘綿と梨子は何処に・・・!
甘綿「おんみょうじたん、僕はここだよぉ!りこりこも無事だよ!」
「すみません、梨子・・・
私は・・・時満を救えませんでした」
梨子「時満は、最後に何と言ってましたか?」
「貴方を頼むと、言われました」
梨子「そうですか・・・助けてくれて、ありがとうございます」
甘綿「未来の僕達はね、もうどこかに行っちゃったんだ」
「でも、おんみょうじたんとまた会えるって」
「あ、それとね・・・まめたん、まめたんは元の時代に帰りたい?」
「僕の力であの神社から過去に帰ることもできるよ・・・けど・・・」
豆太「えっ・・・僕は・・・そうか、僕は過去から来たから・・・」
黒丸「おらと甘綿は元々、この時代からきとんがやちゃ」
「でも豆太さんがおらんようになったら寂しいちゃ」
豆太「僕は、皆と一緒にいたいよ・・・!」
甘綿「あきら、ごめんね・・・あきらはこの時代の運命を」
「大きく変えてしまったからもう過去に帰れないの・・・」
「そうですか、わかりました
しかし、私がこの都に二人居るのはいささか問題ですね」
清明「私から朝廷と陰陽寮に話を通しましょう」
「私が今まで朝廷につくった貸しを返して貰う時がきましたね」
「我ながら腹黒いですね・・・客観的に自分を見ると妙な気分です」
こうして伊邪那美が封印され都に平穏が訪れた
十二天将による封印術の反動で清明が消えることもなく、梨子も助かった・・・
只一人、時満は救えなかったが・・・
梨子を救ってほしいという時満の願いは叶えられた
時満「ごめんな・・・それから、ありがとう」


神さびる追憶 ~最終章~ 完