神さびる追憶 第七章/回想

Last-modified: 2014-01-29 (水) 15:43:48

※Flash部分には画像は付けていません。


オープニング

永き眠りから次々の目覚める十二天将を集めていた陰陽師達だが、それを阻止しようとする朝廷から追われる身となる。
朝廷に唆され敵対することとなった時満の行方も知れず、京の都を旅立つ一行にとって、復活した甘綿は一筋の希望の光であった。

京の都の地下で時満と対峙した後、陰陽寮の陰ながらの支援を得て出雲大社へと向かっていたが・・・
梨子「朝廷からの追ってはまだ来ていないようですね」
「それにしてもなんだか閑散としていますね」
「人の気配がまるでありませんね
陰陽寮は出雲大社を頼れと言っていましたが・・・」
豆太「ま、まさか・・・陰陽寮まで僕らを騙そうとしているとか・・・?」
黒丸「豆太は人間不信ちゃ
心配せんでも陰陽寮がおらっちゃを騙すならとっくに仕掛けてきとっちゃ」
梨子「・・・そうですね。今は陰陽寮を信じたいです」
甘綿「りこりこ、元気だして
僕がついてあげるからね」
梨子「ありがとう、甘綿」
「しかし、本当に静かですね
少しこの辺りを探ってみましょうか」
騰蛇「・・・待て、明
近くに何者かの気配を感じる」
勾陣「・・・!そこだ!!」
???「――ふふ、やはり十二天将の中でも一、二を争うお二人には気づかれてしまいましたか」
勾陣「お前は何者だ?
敵意はないようだが、何故我々の様子を伺っていた」
卯槌「私は卯槌と申します
貴方達を待っている方がいます」
「・・・ですが、まずは貴方達の力を試させてください」
騰蛇「ほう、俺達の力を試すだと?」
「良いだろう
ちょうど力を持て余しているところだったんだ」
勾陣「・・・まったく、明の式神となって力の源が安定した途端にこれだ」
「明、この式神に邪念は感じられないがどうする?」
「・・・そうですね、陰陽寮には出雲大社に行けと言われましたが肝心の出雲大社が蛻の殻では立ち往生となりますし」
「ここは卯槌の誘いに乗ってみることにしましょう」
卯槌「決まりですね?ではまずは私を追いかけて来てください」
卯槌はそういうと軽快に跳躍し、本殿に続く引橋を渡って行った
今は卯槌についていく他にないようだ・・・


卯槌

5:怪しげな大社

卯槌という式神に自分達を待っている人物が居ると言われ、誘われることになった一行だが、卯槌は力試しを申し出た。

卯槌についていき大社の引橋を渡っていく途中、兄弟な力を感じた
卯槌「おや。気づかれましたか?ここは大国主神様が住まう大社」
「今は人払いをしていますので余計に大国主神様の気配が感じやすいのでしょう」
「大国主神様は格式高いお方なのですがどうにも控えめな方なので・・・普段は存在感が空気と申しますか・・・」
大国主神「卯槌、主に向かって酷いよ・・・」
卯槌「あっ、申し訳ありません
つい事実を言ってしまいました」
大国主神「まったく・・・ええと、君達が十二天将を集めている陰陽師達だね?遠路はるばるようこそ」
「君達のことを待っている方がおられるんだよ」
卯槌「・・・大国主神様、あの方に合わせるかはこの卯槌に勝ってからにして頂きたいです」
「もうこの者達の了承は得ております故」
大国主神様「勝手なことを・・・」
「卯槌はどうやら君達のことを試したいみたいだね・・・」
「悪いけれど少し付き合ってやってくれないかな」
卯槌の力試しに付き合うことになったが、いったい自分達を待っている人とは誰なんだろうか


10:怪しげな大社

【戦闘前】

卯槌に追いついた!
nolink「卯槌、貴方は大国主神に仕えているのですね」
「えぇ、私は因幡の白兎の遠縁でして、大国主様が目をかけて下さったので長く仕えております」nolink
nolink「何故、私達を試そうとするのですか?」
「・・・はっきり申し上げますと、大国主様はお人よしすぎるのです。
あまり争いに巻き込んで欲しくないのです。
ですから、貴方達が私達に害を及ぼすことのない正しき力の使い方をしているかどうか、見極めたいのです」
nolink
nolink「なんだぁ!そんなことならおんみょうじたん達は大丈夫だもんねっ」
卯槌との戦いに備えよう!


【戦闘後】

卯槌との戦いに勝利した!
nolink「それが貴方達の戦い方ですか」
「さぁ、これで満足かい?」nolink
nolink「いえ、まだまだ納得いきませんね」
「えぇ~・・・」nolink
卯槌はまだ納得していないようだ。
先に行ってしまった卯槌を追いかけよう。


15:怪しげな大社

卯槌の話によれば十二天将の力をその身に宿すことは大変負担がかかるとのことらしい。
明はそんなそぶりを見せてはいないが・・・?

【戦闘前】

卯槌に追いついた!
nolink「なかなか足も速いようですね。
この私に追いつくとは」
「追いかけっこは得意やちゃ!」nolink
nolink「卯槌、貴方は私達の何を試しているのですか」
「・・・十二天将をその身に宿した人間にはかなりの負担がかかるはずです。
その負担に耐えられるかどうか。
私は十二天将は人間には過ぎた力だと思うのです」
nolink
十二天将が負担?
明はそんな素振りは見せていないが・・・。卯槌との戦いに備えよう!


【戦闘後】

卯槌との戦いに勝利した!
nolink「そうです、私はその力の限界を見たいのです」
「明、十二天将が貴方の負担になるというのは…」nolink
nolink「今は何ともありませんよ」
今は・・・?
明は平気そうな顔をしているが何だか心配だ。
卯槌は先に行ってしまったようだ。


20:怪しげな大社

【戦闘前】

卯槌に追いついた!
nolink「十二天将はその力の根源は人間の信仰による願いや祈りであると知っていましたか?」
「たしか・・・元々はそうではなかったんですよね?」nolink
nolink「故に自立できず式神となっていますが、それがどうかしたのですか」
「我々は誰しも生まれてくる時に必ず同じ力の根源の理を持って生まれてくるはずです。
十二天将はその理から外れているのですよ。
いえ、貴方達人間もやや外れていますね」
nolink
同じ力の根源とはいったい何だろうか。
今は卯槌との戦いに備えよう!


【戦闘後】

nolink「力の根源について教えてくれませんか」
「神々は伊邪那岐と伊邪那美生まれ出でし存在・・・。
生まれてからも伊邪那美と臍の緒が繋がっていると言っても過言ではありません」
nolink
nolink「つまり、力の根源は伊邪那美であると?」
「そうです。
伊邪那美は今は黄泉にて封印されていますが、彼女が消滅すれば私達は力の源を失い消えてしまうでしょう」
nolink
nolink「伊邪那美の話になっていますが、つまり、神々の力の根源は本来は伊邪那美にあるということですね」
伊邪那美については少しひっかかる。
卯槌は先に行ってしまったようだ。追いかけよう。


25:怪しげな大社

卯槌に導かれて辿り着いた先には十二天将の貴人が待っていた。
永き眠りから覚醒した貴人だったが、黄泉國に引きずり込まれそうになったところを朱雀が身代わりになってしまったのだと言う。
黄泉に捕えられた朱雀を助け、一刻も早く十二天将を揃えることを頼まれる。

【戦闘前】

卯槌に追いついた!
nolink「そろそろ認めてくれませんか?
私達も追われている身ですので」
「そうですね、この戦いで見極めさせて頂きます」nolink
nolink「おんみょうじたん、がんばって~!」
今は卯槌との戦いに備えよう!


【戦闘後】 Flash

卯槌に打ち勝った!!
卯槌は自分たちのことを認めたようだ
卯槌「・・・参りました
どうやら貴方達は並みの陰陽師ではないようですね」
「さぁ、そろそろ私達を待っているという人に会わせて頂けますか?」
貴人「貴方達が十二天将を集める陰陽師ですね?」
「私は十二天将が主神、貴人と申します
貴方達の状況は聞き及んでおります」
「それから・・・残念ながら朱雀は黄泉へ引き込まれてしまいました」
梨子「えっ、そんな・・・
それでは、十二天将は揃わないではないですか」
貴人「そうなっては困ります
私達には大義がありますから・・・」
「ですから貴方達に朱雀を救って欲しいのです」
「・・・詳しい話を聞かせてください」
朱雀が黄泉に引き込まれてしまうなんて・・・
とにかく貴人から話を聞こう


【戦闘後】

卯槌との戦いに勝利した!
nolink「卯槌、彼らを導いてくれてありがとうございます」
「いいえ、私ができることはこの程度ですから」nolink
nolink「貴人、貴方ならば十二天将が何故目覚めたか知っていると思うのですが・・・」
「卯槌から聞いたと思いますが、私達の力の根源は伊邪那美から切り離されています。
伊邪那美は今、黄泉の主神として君臨しながらも、黄泉の奥深くで封印されています」
nolink
nolink「まさか・・・その伊邪那美に関して十二天将が関わっているのですか?」
「・・・えぇ、私達十二天将の使命は伊邪那美の再封印です。
貴方達もあの地下神社で伊邪那美復活の前兆を感じたことでしょう。
彼女は今まさに封印を破ろうとしているのです」
nolink
nolink「伊邪那美が復活した場合どうなるのですか」
「・・・最悪、人間達は滅ぼされてしまいます。
伊邪那岐は自分達の神産みの役目を終えたことで世界の主導権を人間に譲ろうとしていたのですが、伊邪那美はそれに納得していませんでした。
その争いの末、伊邪那美を黄泉に閉じ込めることになったのです」
nolink
nolink「なるほど、では我々は伊邪那岐と伊邪那美の確執に巻き込まれてしまったということですか・・・。
とはいえ、伊邪那美の復活は見過ごせませんね。
まずは朱雀を黄泉から取り戻しましょう」
まさか伊邪那美の再封印が十二天将の使命だったとは・・・。
あの地下神社で聞こえた不気味な声はきっと伊邪那美のものだったのだろう。
朱雀を助けに黄泉に向かおう!


大神実命

30:黄泉比良坂

黄泉に通じる黄泉比良坂を下っていると桃の鉄球を振り回す式神に追いかけられることに・・・。

【戦闘前】 Flash

ここが黄泉比良坂・・・
以前、地下神社で感じた邪気をここでも感じる
黄泉繋がっているからだろう
大神実命「あっ!こらこら!
ここは黄泉に続く道なんだから来ちゃ駄目よ!」
黒丸「おらっちゃその黄泉に用があるんがやちゃ」
甘綿「そこを通してほしいなぁ~」
大神実命「貴方達も黄泉に用があるの?いやでも貴方達、人間よね・・・?」
「はっ、まさか人間に化けた地獄の悪鬼!?」
豆太「も、もしもし~?」
大神実命「問答無用ー!!ここは通さないわよ!!」
大神実命が襲ってきた・・・!!


【戦闘前】

大神実命が襲ってきた!
nolink「この先は所謂死後の世界よ!
生きてる人は帰った帰った!
それとも何か企んでいるなら容赦しないわよ!」
「僕達はこの先に用があって・・・」nolink
nolink「問!答!無!用!」
「わわわっ鉄球振り回してきたよぉ!」nolink
nolink「応戦するしかないちゃ!」
大神実命との戦いに備えよう!


【戦闘後】

大神実命との戦いに勝利した!
nolink「いったーい!!
よくもやったわね!」
「だって君が襲って来るから・・・」nolink
nolink「か弱い女の子に手を上げるなんて貴方達悪い人よ」
「鉄球振り回す子はか弱くないと思うよ・・・」nolink
nolink「今のうちに逃げんがやちゃ!」
先を急ごう!


35:黄泉比良坂

かつて伊邪那岐は伊邪那美と対立した際に、十二天将の力の源を伊邪那美から切り離したという。
そして伊邪那美再封印の使命を与えたのも伊邪那岐だというのだが、その本人は伊邪那美に敗れてしまったらしい。

【戦闘前】

大神実命が追いかけてきた!
nolink「待ちなさーい!!
さっきはよくもやったわね!」
「すみませんが、私達は先を急いでいるので・・・」nolink
nolink「ちょ、ちょっとちょっと!
黄泉に急いでいくってことは死に急いでるってことなの?」
「いえ、黄泉に引きずり込まれた十二天将の朱雀を助けにいくのです」nolink
nolink「そ、そうなの?
でもやっぱり信じられないなぁ・・・。
伊邪那美を復活させようとしてるんじゃないでしょうね」
大神実命は疑い深いようだ。
今は応戦してやり過ごそう。


【戦闘後】

大神実命との戦いに勝利した!
大神実命は気絶しているようだ。
「ところで貴人、貴方達の力の根源を伊邪那美から切り離したのは誰なのですか」nolink
nolink「それは伊邪那岐です。
彼は伊邪那美と対立することになった時から人間を守ろうとしていましたからね」
「でも伊邪那岐は伊邪那美の旦那さんでしょぉ?」nolink
nolink「たとえ夫婦であっても譲れないこともあるのですよ。
しかし、その伊邪那岐は伊邪那美との戦いに敗れてしまいました・・・。
ですから私達十二天将と人間が伊邪那美を封じる必要があるのです」
もしかして、伊邪那岐は自分が伊邪那美に負けることが分かっていて十二天将に再封印の使命を与えたのかもしれない。
今はとにかく先を急ごう!


40:黄泉比良坂

大神実命はその昔、伊邪那岐をこの黄泉比良坂で助けたことがあるという。
伊邪那岐を助けたのだから良い式神なのでは・・・?
しかし、大神実命は先日から地獄からの来訪者が黄泉國に出入りしていることを警戒しており、陰陽師達もその一味なのではと疑っていた。

【戦闘前】

大神実命が追いかけてきた!
nolink「貴方達!さっき伊邪那岐がなんとかって言ってたでしょ!」
「それが何か?」nolink
nolink「私は昔、この黄泉比良坂で伊邪那岐を助けたことがあるのよ!
事情はあんまり深く聞けなかったけど・・・。
それ以来私はここで迷い込んだ人間を元の世界に戻すことを頼まれているのよ」
「そうだったのですか。
・・・しかし私達は別に迷い込んだわけではありませんよ」
nolink
nolink「ぐ、ぐぬぬ・・・伊邪那岐との約束なんだから実力行使させてもらうわ!」
大神実命は伊邪那岐と面識があるようだ。
しかしどうにも頑固なようだ。応戦しよう!


【戦闘後】

大神実命との戦いに勝利した!
「きゃ!」nolink
nolink「今のうちに逃げましょう」
「くん・・・くんくん・・・あれ?」nolink
nolink「甘綿、どうしたんですか?
行きますよ」
「あれ・・・今知っているような、知らないにおいがした気がするけど・・・ときみちゅ・・・?
あっ、ま、待ってよぉ!」
nolink
大神実命が起き上がる前に逃げよう。


45:黄泉比良坂

【戦闘前】

大神実命が追いかけてきた!
nolink「こらー!
いい加減大人しく元の世界に帰りなさい!
これ以上進んだらもうすぐ黄泉國なんだから!」
「黄泉國は近いのですね、ありがとうございます」nolink
nolink「あ、いえいえ、そんな…って、違う!
ほんとのほんとに黄泉に行ったら危険なのよ!」
「安全だとは思っていませんので大丈夫ですよ」nolink
nolink「そうじゃなくて!
最近地獄の住人が黄泉に侵入して怪しげな動きをしてるし、伊邪那美が封印を破ろうとして活発なのよ!」
大神実命は意外にも黄泉や伊邪那美について詳しいようだ・・・・・・。
しかし彼女はここを通さないつもりらしい。
やむを得ない。戦いの準備をしよう。


【戦闘後】

大神実命との戦いに勝利した!
nolink「いたた、今の結構痛かったわよ!」
「ごめんなさい、でも私達はどうしても黄泉に行って朱雀を取り戻さなくてはいけないんです」nolink
nolink「彼女に構ってる時間も惜しいです。
行きますよ」
「・・・なんで人間がそんなに必死にならないといけないの?」nolink
大神実命が何か言っていた気がするが今は振り返っていられない。


50:黄泉比良坂

朱雀が捕まっている事情を話、黄泉に行って取り返さなくては黄泉から伊邪那美が蘇ってしまうことを告げる。
大神実命はそれは伊邪那美の罠だと言うが、十二天将を揃えなくてはその伊邪那美を封じることが出来ないと説得し、なんとか黄泉國へ立ち入ることができた。

【戦闘前】

大神実命が追いかけてきた!
nolink「ねぇ、本当の本当に、黄泉に行くの?」
「しつこいですね・・・。
心配せずとも私達は伊邪那美の封印を解いたりしませんよ」
nolink
nolink「貴方達の話を聞いてそれはないと思うんだけど、
でもどうしてそんな危険を冒してまで十二天将を揃えようとしてるの」
「十二天将は伊邪那美の再封印に必要なんです」nolink
nolink「私達は伊邪那美の復活は見過ごせないと思っているのです。
貴方もそう思っているのではないのですか?」
nolink「そ、そうだけど・・・人間を危険な目に合わせちゃいけないって伊邪那岐と約束してるし・・・やっぱり駄目よ!」
大神実命が襲い掛かってきた!
ここで決着をつけよう!


【戦闘後】 Flash

大神実命に事情を説明し、黄泉へ朱雀を取り戻しに行くことを話した
大神実命「むむむ・・・そういう事情なら・・・
でも貴方達、下手したら帰って来れなくなってしまうかもしれないのよ」
「ちょっと前にも地獄の住人を引き連れて人間みたいな人が黄泉に向かっていったし・・・」
「私はそいつに負けちゃったんだけど・・・」
「私達以外に黄泉に向かう者が・・・?
まさか・・・」
大神実命「それに、伊邪那美は黄泉に封印されているのよ」
「朱雀がそこに捕えられてるってことは、きっと何かの罠よ」
梨子「それでも向かうしかないんです
十二天将を揃えなくてはその伊邪那美の再封印ができませんし」
大神実命「う~~~・・・
しょうがないなぁ」
大神実命はようやく納得したようだ


【戦闘後】

大神実命との戦いに勝利した!
nolink「貴方達の意志の強さには負けたわ。
伊邪那美を封印する為なら黄泉國に通してあげる」
「やったぁ!
それじゃぁ早速いこ~」
nolink
nolink「あ、待って!!
黄泉國は瘴気で満ちてるわ!
この桃の実を食べていって。
これを食べれば瘴気の影響を受けにくくなるから」
「まぁ、ありがとうございます」nolink
nolink「気を付けてね。黄泉に出入りしてる地獄の住人もだけど、もしかしたらもっと強大な力を持つ者が潜んでるかも・・・」
黄泉國へ向かおう!


懸衣翁脱衣婆

55:黄泉國

黄泉國には既に地獄の来訪者が闊歩していた。
その人の着物の重さから罪の重さを量る脱衣婆と懸衣翁に衣服をはぎ取られそうになりながら黄泉國で朱雀を探す一行はこの地獄の住人が時満の差し金によるものと知る。

【戦闘前】 Flash

黄泉國に来てみるとそこには何故か地獄の住人が◆◆していた
脱衣婆「キエェェェ!!
その衣寄越さんかい!!」
「わしらがお前たちの罪の重さ量ってやるわ!!」
懸衣翁「そこのべっぴんさんの衣から頂こうか!!」
「先ほど大神実命が言っていた地獄の住人とはこの者達のことのようですね」
「そういえばあの者達は何者かによって引き連れられてきたらしいですね」
「彼らに接触してその者の素性を知っておいた方が良いかもしれません」
「貴方達をここに連れてきたものは誰なのですか?」
脱衣婆「あんだって!?
わしらを連れてきたのは時満じゃぁ!」
「あやつならとっとと先に行ってしもたわ!」
梨子「時満は生きているのですね・・・!?」
「やはり・・・」
時満が生きている・・・!
しかし、地獄の住人を連れて黄泉に向かっているなんて・・・


【戦闘前】

懸衣翁が立ちはだかった!
nolink「そのきれいなべべ貸さんかい!
ほれ!この衣の重さがお前さんの罪の重さじゃ!」
「や、やめてください・・・!」nolink
nolink「やめて~!
りこりこの着物ひっぱっちゃ駄目~!」
梨子が懸衣翁に着物を奪われそうになっている!
助けなくては!


【戦闘後】

懸衣翁との戦いに勝利した!
nolink「ときみちゅ、やっぱりここに来てたんだ・・・」
「梨子、大丈夫だった?」nolink
nolink「え、えぇ・・・ありがとうございます」
「かわいさげに・・・ここから先はおらっちゃが梨子さんを守っちゃ!」nolink
地獄の住人達はたくさんいるようだ。
油断せずに進もう。


60:黄泉國

【戦闘前】

懸衣翁が立ちはだかった!
nolink「へっへっへ、さっきのお嬢さんの着物の重さ・・・
こいつぁ誰かの思いをないがしろにした罪の重さじゃな。
お前さん、誰かの親切心や好意を踏みにじったことがあるじゃろ」
「それは・・・」nolink
nolink「図星じゃろうて!」
懸衣翁が襲ってきた!
応戦しよう!


【戦闘後】

懸衣翁との戦いに勝利した!
「梨子さん、大丈夫け?
妖怪の言う事やちゃ、気にしられんな」
nolink
nolink「いいえ、確かに私は、時満の思いを踏みにじりました。
私を助けようとしてくれていたのにそれを突き放したことは確かに罪です」
「梨子、でも梨子は僕らを見捨ててまで助かりたくないって言ってくれたじゃないか。
僕は梨子達がそんなことをしない人達だから本当の仲間になりたいって思ったんだよ」
nolink
梨子は時満のことを思い出して落ち込んでいるようだった。
今は先に進もう。


65:黄泉國

時満の身を案じながらも、梨子は自分が時満の思いを踏みにじったことを後悔していた。時満がこの黄泉に来ているということはまだ朝廷の手先のままで、これから先対立するのだろう。

【戦闘前】

脱衣婆が立ちはだかった!
nolink「キエエエエエエイ!!
よくもうちの爺をやってくれたなぁ!!」
「また地獄の住人ですか。
いったい黄泉に何をしに来ているんでしょうね」
nolink
nolink「わしらは伊邪那美の封印を解いて人間を滅ぼすんじゃ!
地獄に人間の魂をたくさん呼び込めば地獄も大盛況じゃて」
「この者達の思惑はともかく…時満は伊邪那美の封印を解こうとしているようですね。
しかしそれが朝廷の命令なのか、時満の意思なのかは・・・」
nolink
脱衣婆が襲ってきた!
応戦しよう!


【戦闘後】

脱衣婆との戦いに勝利した!
「時満が近くにいる可能性もありますね」nolink
nolink「生きていて欲しいですが・・・」
「きっとまた戦うことになるんじゃないかな・・・」nolink
nolink「もぉ、皆くらいよぉ~!
まずはときみちゅに会って話をしなきゃだめだよぉ」
「甘綿の言う通りやちゃ!」nolink
時満についてはあまり希望的観測はしない方が良いが、
それでも少し期待してしまう自分が居た・・・。


70:黄泉國

【戦闘前】

脱衣婆が立ちはだかった!
nolink「その着物寄越さんかい!!」
「ぼ、僕着物なんて着てないもん!」nolink
nolink「えぇい!じゃあお前さんはその綿寄越さんかい!!」
「やだよぉ~!!
おんみょうじたん、助けてぇ!!」
nolink
脱衣婆が甘綿の綿を毟ろうと襲ってきた!
甘綿を助けよう!


【戦闘後】

脱衣婆との戦いに勝利した!
「べべ無いからてむちゃくちゃな奴やちゃ・・・」nolink
nolink「甘綿・・・少し綿が毟られてしまいましたね」
「え~ん・・・でも大丈夫。
僕の綿はすぐ生えてくるのぉ」
nolink
nolink「じゃあ毟られても平気じゃないか・・・」
「気持ちの問題なのぉ!」nolink
お供達の会話に和んだのか、梨子と明の表情も少し和らいでいるように見えた。
先を急ごう。


75:黄泉國

懸衣翁と脱衣婆を撃退した一行は時満と対峙する。
時満は格段に強くなっており人ならざる妖力を感じさせた。
お供達に助けられ時満から逃れたが、時満の変わり果てた姿に一同は動揺を隠せないでいた。

【戦闘前】

脱衣婆が立ちはだかった!
nolink「ぜぇはぁ・・・待たんかい!!」
「もう、しつこいなぁ!」nolink
nolink「きりがありませんね。
ここで決着を付けましょう。」
「くんくん・・・あ・・・このにおい!」nolink
甘綿?どうかしたのだろうか。
「う、ううん。なんでもないよぉ・・・!」nolink
脱衣婆との決着を着けよう!!


【戦闘後】 Flash

脱衣婆と懸衣翁を退けたその時・・・
時満「・・・地獄の奴らも思ったほどつかえないな」
梨子「時満・・・!!
生きてたのですね・・・良かった・・・」
「・・・!
待ちなさい、梨子!
時満に近づかないでください!」
時満「酷いな、明・・・
感動の再開だっていうのに」
この力は・・・!?
今の時満は明らかに人の力を超えている・・・!!
甘綿「おんみょうじたん!!」
「おんみょうじたんは僕が守るんだ!」
時満「ちっ・・・まぁ良いか・・・
俺は先に行くよ」
時満はあっさりと退いた
あの力は尋常ではなかった・・・
時満はもう人ではないのか?


【戦闘後】

脱衣婆との戦いに勝利した!
それにしても、時満のあの禍々しい気は・・・。
「時満・・・やはり地下神社で見失ったときに何かあったようですね」nolink
nolink「あんな怖い時満、初めて見ました・・・」
「僕、ついときみちゅを拒絶しちゃった」nolink
nolink「あんな禍々しい気を纏っていたら仕方ないよ。
それにしても、時満はやっぱり伊邪那美の封印を解きに来たのかな」
「そうだとしたら時満さんに先を越されたら不味いちゃ!」nolink
時満があんな状態になっているなんて・・・。
だが黒丸の言う通り、時満が伊邪那美の封印を解こうとしているなら止めなくてはいけない。


大禍時

80:黄泉國

朱雀を捕えていた妖、大禍時を見つける。
大禍時は陰陽師一行は不可侵領域に踏み込み過ぎていると指摘し、これ以上黄泉國や十二天将に関わるなと警告する。

【戦闘前】 Flash

大禍時「さて・・・どうしたものか
まさかこの黄泉にて十二天将を捕えるとは」
朱雀「貴方は何者だ・・・!
伊邪那美に加担するのならば・・・」
大禍時「伊邪那美の味方ではない
だが、お前たちの味方でもない」
「俺はこの世とあの世の合間に漂う者・・・」
貴人「見つけました!
無事ですか!朱雀!!」
朱雀「貴人・・・!!
それに、その人間たちは・・・」
「貴方が朱雀ですか・・・
しかし、その隣のあの者は厄介そうですね」
大禍時「ほう、仲間が助けに来たか
悪いが俺は人間にも加担する気はない」
「むしろお前達は俺の制裁対象だ
お前達は人の領域を超え、知りすぎている」
「悪いがここで消えて貰わねばならん」


【戦闘前】

朱雀を捕えている謎の妖、大禍時を発見した!
nolink「伊邪那美はお前達をおびき寄せ、まとめて黄泉に引きずり込むつもりだったのだろうな」
「朱雀をこちらに渡して頂けますか」nolink
nolink「それは承諾できん。
先ほども言ったが、お前達はこの世界について知りすぎている」
「朱雀、待っててください。
今助け出します!」
nolink
nolink「油断しない方が良い・・・!
この者は私達の知り得る事の殆どを知っているようだ!」
「その通りだ。
こうして朱雀をここに捕えていたのもこれより深き黄泉に引きずり込まれないようにするため・・・」
nolink
大禍時は誰の味方なんだ?
とにかく朱雀を解放しなくては!


【戦闘後】

大禍時との戦いに勝利した!
「ふん、やはり十二天将は人間には過ぎた力・・・。
ここでお前達を始末せねば」
nolink
nolink「待ちなさい・・・!!」
「大禍時、朱雀を連れて行っちゃったよぉ!」nolink
nolink「あいつどういうつもりなんだろう。
誰の味方もしないだなんて言ってたけど」
「それはつまり皆の敵ってことけ?
おらあんな得体の知れない妖見たことないちゃ」
nolink
大禍時は霧状になって朱雀と共に消えた…。
気配は何とか追えそうだ。


85:黄泉國

【戦闘前】

朱雀を捕えている謎の妖、大禍時を発見した!
nolink「どうやら鼻が利く奴がいるようだな」
「僕達から逃れられると思った大間違いだよぉ!」nolink
nolink「・・・ふむ、では鼻が利く奴から始末するか」
「そうはさせません!」nolink
大禍時との戦いに備えよう!!


【戦闘後】

大禍時との戦いに勝利した!
「獣共め・・・」nolink
nolink「朱雀を解放してください!」
「俺がお前達人間の言うことを聞くような妖に見えるか?」nolink
nolink「貴方の目的は何なのですか」
「俺は調和を保つだけ。
神々、妖、人間がそれぞれの領域を侵さぬように監視する者だ」
nolink
大禍時は再び消えてしまった・・・。


90:黄泉國

再度現れた時満だったが、大禍時が梨子に危害を加えようとした瞬間、彼女をかばった。
もしやまだ自我があるのかもしれない・・・。
だが、大禍時は時満の精神を侵す存在が伊邪那美であると告げる。

【戦闘前】

朱雀を捕えている謎の妖、大禍時を発見した!
nolink「くっ・・・いい加減放せ!」
「力の源を伊邪那美から切り離された十二天将とはここまで弱いとはな。
だが人間にお前達を利用させるわけにはいかん」
nolink
nolink「では貴方は伊邪那美が封印を解き、この世に災厄をもたらしても黙って見ているというのですか」
「・・・そうだな。人間が滅んでしまうのは世界の均衡に差し障る。
その時は一組の人間を助け、種としての生命は守ってやろう」
nolink
大禍時には話が通じない。
大禍時との戦いに備えよう!!


【戦闘後】

大禍時との戦いに勝利した!
「おのれ、人間の分際で・・・!」nolink
nolink「きゃあ!」
「梨子、危ない・・・!!」nolink
大禍時の攻撃が梨子に当たりそうになった瞬間、時満が現れ梨子を助けた。
nolink「時満・・・!?」
「く、俺は何をやってるんだ・・・」nolink
nolink「待ってください、時満・・・!!」
「伊邪那美の駒か・・・。
あの男の精神はずいぶんと伊邪那美に侵されているようだな」
nolink
時満はすぐにどこかに行ってしまった。
大禍時もいつの間にか居なくなっていた・・・。
時満が伊邪那美に操られているということか。
しかし、時満は梨子を助けた・・・。


95:黄泉國

【戦闘前】

朱雀を捕えている謎の妖、大禍時を発見した!
nolink「先ほどの男、あれは伊邪那美の駒のようだがお前達の仲間だったのか?」
「・・・今でもそう思っています」nolink
nolink「やめておけ、あれは手遅れだぞ」
「そんな・・・でも先ほどは私を助けてくれました・・・」nolink
nolink「そうだよぉ、りこりこ、元気出してぇ!」
大禍時との戦いに備えよう!!


【戦闘後】

大禍時との戦いに勝利した!
「お前達の思いの強さはわかった。
しかし俺もこの世界の調律を守らねばならん」
nolink
nolink「貴方の言う調律とは何なのです」
「知れたことを・・・それぞれの種が互いに干渉しない調和だ。
十二天将の六合の復活の兆しなき今、この世界の調和を保つ代行人は俺だ」
nolink
nolink「六合は・・・!
しかし、貴方のように自分勝手に調和をつくろうとする者は認めません」
「我ら十二天将の役割を知っているのなら貴方にも分かるはず・・・。
伊邪那美こそ世界の調和を乱す者だということ・・・!」
nolink
nolink「破壊や災厄が調和になりうることもある・・・。
俺は今の世界は人間が占有しすぎていると感じている。
伊邪那美が封印を破り人間を駆逐しようというならばそれは予定調和と認めよう」
「つまり、貴方は伊邪那美の味方になりえるということですね」nolink
大禍時は答えもせず消えてしまった。
これ以上彼に何を聞いてもらちが明かないだろう。
次こそ朱雀を解放しよう。


100:黄泉國

大禍時を打ち破り、朱雀を解放するが、大禍時の最後の力により異空間「逢魔時」に引き込まれてしまった。
その際に時満は梨子だけを連れて行ってしまった。
彼女の無事を祈りつつ、十二天将が異空間を脱出する術を発動させるための時間稼ぎをすることに。

【戦闘前】 Flash

大禍時「くく・・・人間にしておくには惜しいほどの力だな・・・」
「だがあの時満という男のようにたやすく闇に堕ちるような脆弱さを・・・」
「・・・不安定さを持つ人間にはやはり十二天将は過ぎた力だ」
「・・・時満は決して弱いわけではありません」
「貴方には分からないでしょうが、私達はそれぞれの信念の元、ここまで来ました」
「きっと、彼も・・・私は今もそう願っています」
大禍時「これだから人間は・・・
そうやって何かを信じ、願うことで神々を翻弄してきたのだろう」
「お前達人間の願いや祈りは十二天将だけではなく他の神々にも影響する」
「だからこそ、伊邪那岐はお前達を守ろうとしているのだろうが・・・」
大禍時との決着をつけよう!
朱雀を取り返すんだ!


【戦闘前】

朱雀を捕えている謎の妖、大禍時を発見した!
nolink「正直俺はお前達人間が一番、全ての調和を乱す存在だと思っている」
「それは貴方の言う神々を翻弄する願いのことですか」nolink
nolink「そうだ。お前達は神々を信じ願う、所謂信仰によって神々を呪縛しているのだ」
「そんなことはありません・・・」nolink
nolink「・・・大禍時、貴方は勘違いしているようです。
人間は一人ひとりはか弱く、皆で力を合わせて生きていく強さを持っています。
私達神々はその種としての成長を見守る者・・・彼らに縛られてなどいません」
nolink「ふん、そのような生易しい考え方、まるで伊邪那岐のようだ・・・。
だからあの者も伊邪那美に敗北したのだ。
そんな考えではお前達も伊邪那美には敵わないだろう」
「伊邪那岐のことまで知っているというのか・・・!」nolink
大禍時と決着をつけよう!!


【戦闘後】 Flash

大禍時「ぐっ・・・ぁ・・・!!
お前達を・・・行かせるわけにはいかない・・・」
甘綿「わぁぁぁ、空間がねじれていくよぉ」
時満「梨子・・・!!」
梨子「時満!!放してください・・・!!」
大禍時は最後の力で異空間を生み出したようだ!!
梨子は時満に連れ去られてしまった・・・
いや、助けられたのか?
「梨子・・・!!
時満は、梨子を・・・!!」
「いえ、今はこの空間から脱出しなくては
朱雀は無事のようですね」
朱雀「貴方達のおかげで助かった・・・
が、この空間に閉じ込められてはまだ助かったとは言えないな」
「だが、ひとり欠けているとはいえ、この場には十二天将の殆どが揃っている」
貴人「私達の力でこの空間から抜け出すことができるでしょう」
「術を発動させるまでにはしばらく時間ががかかりそうですが・・・」
十二天将達がこの空間を抜ける術を発動させる間、周囲の神妖を追い払おう!


【戦闘後】

大禍時との戦いに勝利した!
「助けてくれたこと、感謝する。
今度は我らが転移の術を発動させよう」
nolink
nolink「私達の力の源は人間の願いや祈りです。
力を貸してくれますね?」
「おんみょうじたん、おいのり!おいのり~!」nolink
「この場に居る人間は私と貴方だけです。
貴方の力を貸してください。
一刻も早くここから脱出し、梨子と時満を追わなくてはなりません」
nolink
nolink「旦那、気を付けて!
ここの神妖、僕らを狙ってるみたいだ!」
「おらっちゃも微力ながらお手伝いするちゃ!」nolink
梨子と時満が気がかりだが、貴人達が術を発動できるまで神妖と応戦しつつ十二天将に祈りを捧げよう。


エンディング

貴人「さぁ、転移の術を発動させますよ」
豆太「ここは・・・京の都?
でもなんか僕の知ってる都と違う気がする」
黒丸「ややっ・・・?かなんけ?
あっちの都じゃないがんけ?」
「とにかく梨子と時満を探しましょう」
朱雀「時満とはあの女性を攫った者だな?
あの禍々しい妖気・・・もはや人間のものではなかった」
「それでも私は彼らを放っておくことはできません」
「それに時満は伊邪那美を復活させようとしています」
「私は彼を追いますので、貴方達には残りの十二天将・・・六合の居場所を探ってほしいのです」
手分けをして梨子と時満を探すことになったが・・・
やはりここは自分のいた都だ
甘綿「ねぇ、おんみょうじたん
僕とおんみょうじたんがここで初めて会った時、僕探し物してたよね・・・」
「僕、何を探していたのか思い出したの・・・」
「――思い出したのですね、甘綿」
この声は・・・!
いつもこの神社で聞こえてきた声だ!
???「こちらで会うのは初めてですね」
梨子「やっとこちらで貴方に会えましたね・・・甘綿も・・・」
甘綿「りこりこ・・・
僕・・・君のことずっと探してたよ」
甘綿の探し物は梨子だったのか・・・!?
梨子「甘綿が貴方を過去へ導くようにしたのは私なんです」
「貴方に救って欲しい人がいるのです・・・」
「梨子・・・!?その姿はいったい・・・」
「まさか時満に何かされたのですか」
梨子「時満には何もされていません・・・
ですが、私の存在はもう長く持ちません」
「このままでは伊邪那美は現世に蘇ってしまうでしょう」
伊邪那美はまだ蘇っていないようだ
しかし、この時代に梨子が居るのは何かおかしい気がする・・・
今の梨子はなんだか魂だけの存在のようだし・・・
梨子「どうか、どうかあの人を・・・
この時代の明を助けてください」
この時代の明!?
どういうことなんだろうか・・・


神さびる追憶 ~第七章~ 完