神さびる追憶 第三章/回想

Last-modified: 2014-02-05 (水) 16:38:11

 
※Flash部分には画像は付けていません。


オープニング

くだんの過去と思しき世界にやってきた陰陽師は朝廷から新たな仲間「豆太」というお供を賜った。
お供の力試しもかねて任された任務は、新たに目覚めたという十二天将の調査だった。
朝廷の思惑と、次々に目覚める十二天将に疑念を抱きつつ陰陽師一行は旅をする・・・。

過去と思しき京の都から帰ってきて数日、やはりあの神社が気になって再び訪れてみた
あの声の主は一体誰なのだろう・・・
「――・・・します・・・を変えてください・・・」
この声はもしや・・・!
「貴方の力で未来を変えてください」
???「大丈夫かい?」
「おーい、しっかりしておくれ!」
甘綿・・・じゃない?
豆太「あぁ、良かった良かった!陰陽師の旦那、目が覚めたよ」
ここは・・・森?
それにこの狸は一体・・・
「倒れたと聞きましたが、大丈夫ですか?」
時満「おいおい、それでも陰陽師か?梨子のほうがずっと元気だぞ」
梨子「まぁ、お疲れなんでしょう?少し休憩しましょう」
何故森に居るのだろう・・・
いつもなら神社に着くはずなのに
話を聞くには朝廷から直々に目覚めた十二天将の調査を依頼され、この森へやってきたとのことだが・・・
この違和感はなんだろう
そして、朝廷から授かったお供「豆太」は、新たな相棒ということらしい
豆太「いやぁ、びっくりしたよ
僕が居なかったらどうなってたことやら・・・!」
甘綿「わーん、皆待ってよぉ~」
豆太「甘綿!どこ行ってたんだ!
陰陽師の旦那のお供なら傍を離れちゃ駄目じゃないか!」
甘綿「ふぇぇ・・・ごめんよぉ
僕の探し物、見つかるかなぁって思って・・・」
甘綿は自分の探し物を見つけようとしてるだけだから甘綿は悪くないだろう
甘綿「えへへ、おんみょうじたん優しいねぇ
ありがとう」
豆太「まったくもう・・・」
「それで、十二天将が目覚めた気配を感じたというのは、この辺りで間違いないのですね?」
時満「確かに周囲の神妖がざわついてるから、何かあったんだろうな・・・もっと探してみるか」
梨子「私も何か異変が無いか探ってみますね」
「あまり無茶なことはしないでくださいね
貴方に何かあれば朝廷から叱られるのは私達なんですから・・・」
梨子「心配ご無用ですよ
こう見えても体力には自信がありますから」
時満「それにしても」
「新しいお供の働きを見守るために梨子を連れていくなんて、朝廷も何を考えているんだか・・・」
「とりあえず、この辺りで十二天将の誰かが目覚めた痕跡がないか探ってみよう」


満面の胴面

10:森

十二天将が目覚めたという森へやって来た明達の前に天后が現れる。
天后に共に都に来て貰おうとしたが、天后は宝樹風鈴を女神に育成するため忙しいと断われてしまう・・・。

【ストーリー】 Flash

目覚めた十二天将はいったい誰なのだろう・・・
豆太「ややっ・・・
今なにか妙な気配を感じたよ!?」
甘綿「え~い!
つかまえたー!」
???「きゃ!?」
宝樹風鈴「な、なんですか?」
「・・・あ、もふもふして気持ちいいです」
「貴方は・・・
十二天将ではないですよね」
宝樹風鈴「はい
私は宝樹風鈴といいます」
「十二天将のお方を探しているのですか?
でしたら・・・」
天后「宝樹風鈴や、どうしたのじゃ?
む・・・主等は人間じゃな」
「貴方が十二天将ですね
私達は陰陽師です」
天后「陰陽師が妾に何か用か?
すまぬが、今は宝樹風鈴の女神修行に忙しいのでな・・・」
「主等の相手をしておる暇がないのじゃ
ではな」
そう言うと天后と宝樹風鈴は行っていまった・・・
豆太「旦那、どうします?」
后達を追いかけてみよう!


15:森

天后を追いかけてもう一度取り合ってもらうが、そこに奇怪な姿の妖怪「胴面」が現れて争いに巻き込まれる。

【戦闘前】

【戦闘後】

20:森

【戦闘前】

【戦闘後】

25:森

【戦闘前】

【戦闘後】

30:森

天后に女神弟子入りを断られた胴面は諦めたようだったが・・・何だか怪しい。

【戦闘前】

【戦闘後】 Flash

胴面「ひ、酷いわぁ!!
あてくしの豊満な肉体に傷をつけるなんてぇ!」
時満「もう天后達に付きまとわないって約束したら見逃してやるよ」
梨子「め、女神にならずとも美しい心があれば、十分だと思いますよ?」
胴面「きぃ~!!
あてくしの美貌が分からない輩に言われたくないわぁ!」
「もう良いわ!
あてくし、女神になれなくても"あの方"を振り向かせてみせますわ!」
宝樹風鈴「はぁ・・・こ、怖かったです
でも"あの方"って誰なんでしょう」
天后「礼を云うぞ、陰陽師よ」
「妾達はこれから海辺に向かう
宝樹風鈴を女神にするための大事な儀式をせねばならんのじゃ」
「儀式が終われば主等の要件も聞こう」


【戦闘後】

幸魂

35:森

森を進み、天后たちが向かった海を目指す一行の前に一人の式神が現れ行く手を阻んだ。

【戦闘前】 Flash

豆太「旦那、旦那!
このまま海辺へ行こう」
「宝樹風鈴の女神への転生の儀式が見られるかもしれないよ」
甘綿「わぁ、僕も見てみたいなぁ
海辺にも木の実落ちてるかな?」
「・・・!
妙な気を感じます・・・
注意してください」
幸魂「ほう、僕の気配を見破ったのか
君達には悪いがこの先の海辺に通すわけにはいかない」
「何故ですか?
私達は森や海を荒らしに来たわけではありません」
幸魂「・・・確かに、君達は悪い人間には見えないな・・・」
「だが、訳あって今は海辺に近付いてはいけないんだ」
「どうしても通るというならば・・・」
幸魂は臨戦態勢に入った・・・!


【戦闘前】

【戦闘後】

40:森

【戦闘前】

【戦闘後】

45:海辺

【戦闘前】

【戦闘後】

50:海辺

幸魂は人間への認識を改め、非礼を詫び陰陽師の式神となった。
その後、海辺に佇む宝樹風鈴を見つけるも様子がおかしい。

【戦闘前】

【戦闘後】 Flash

幸魂「くっ・・・強き人間達よ・・・
僕は君達にひとつ問いたい」
「君達は神やあやかし、人ならざるものたちとの共存を望むか・・・?」
陰陽師にとって愚問だが・・・都の人達はどうだろう?
時満「俺は、人間とあやかしの棲み分けは必要だと思うぞ」
「普通の人間が皆あやかしが見えるわけでもないしな・・・」
「そうですね」
「全ての人が私達陰陽師のように人ならざる者と共に生きることは難しいでしょう」
「ですが、私達が貴方達との意思の疎通をし、互いの調和を保つことはできます」
「貴方の言う共存とは異なるかもしれませんが・・・
互いを認めることはできます」
幸魂「なるほど・・・
僕は君達人間のことを誤解していたようだな・・・」
「人間とは皆揃って、拒絶か受害のどちらかしか選ばないものだと思っていたよ」
「・・・この先、おそらく大きな力が君達の行く先を・・・未来を阻むだろう」
「その時は僕も力になろう」
※作成途中


【戦闘後】

宝樹風鈴

55:海辺

いなくなった宝樹風鈴を見つけ声をかけると突然襲われた一行はそのまま宝樹風鈴と戦うことになった。

【戦闘前】

【戦闘後】

70:海辺

戦いの末、宝樹風鈴が正気に戻ると海辺は怪しげな気に覆われ、神妖が溢れかえっていた。
そして奇怪な物の怪胴面が「天地開闢の神」の名を口にし、去っていく。

75:奇怪な海辺

航海を守護する天后としては海に関する事件は放っておけず、陰陽師一行と協力し海辺の怪奇を調べることとなった。
そして一行の前に天地開闢の神の一人である天之常立神が現れる。

天之常立神

100:奇怪な海辺

ついに天之常立神との戦いに打ち勝ち、人間の自由を勝ち取る。
一件落着に見えたが、天之常立神の語った話が気にかかり、十二天将の謎は深まるばかりであった・・・。

エンディング

無事に宝樹風鈴が女神になる儀式が終わったようだ
宝樹風鈴「皆さん、本当にありがとうございました
いつかお礼にゆきますね」
胴面「待って~~!!
幸魂様~~~!!」
天后「・・・おほん!
さて、妾は主の式神となれば良いのじゃな?」
「貴方達が目覚めたのには何か理由があるはず・・・
その理由が分かるまでしばらく私の式神となってください」
天后「そうじゃな、妾達が目覚めた理由も気になるのじゃが・・・」
「何故、人間が生まれる前から存在しておった妾達が」
「人間からの信仰の力を必要としておるのかも知らねばならぬ」
「妾にはいつからそうなったのか思い出せぬのじゃ・・・」
時満「そうだな、天之常立神の言っていた悲劇ってのもよく分からないし、なんだかすっきりしないな」
天后「まぁそれは他の十二天将を集めながら探るしかなかろう
では、これから宜しく頼むぞ」
天后は明の式神となった!
都へ帰ろう!
梨子「私達は朝廷に報告に行ってきますね
また後でお会いしましょう」
甘綿「またね~、りこりこ~
・・・あれれ、まめたんもいなくなっちゃった」
豆太も朝廷に報告に行ったのかもしれない
甘綿「う~ん、そっかぁ
ねぇねぇ、僕の探し物、一緒に探してくれる?」
久しぶりに、甘綿の探し物に付き合うことにした
しかし、甘綿の探し物とはいったい何なんだろう
思い出したのだろうか?
甘綿「おんみょうじたんと一緒に探せば見つかると思うんだぁ」
「でも、何でかなぁ・・・
もう見つけた気がするんだよぉ」
「貴方のおかげで、未来が変わりました」
この声は・・・!
また元の都へ戻される!!
甘綿「あぅぅ、目が回ったよぉ・・・」
「ん?ここ、僕とおんみょうじたんが出会った神社だぁ」
甘綿もこちらに帰ってきた!!
未来が変わったとは、甘綿と一緒に戻る未来のことかもしれない


神さびる追憶 ~第三章~ 完