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オープニング
とある神社で気を失い、どこか違和感のある都で十二天将や謎の陰陽師達と出会った一件からひと月。
例の神社に足を踏み入れると、不思議な声によってまたあの不思議な都へと誘われる。
明、時満、甘綿と再会し、山に棲む荒ぶる神妖の調査に同行することになるが・・・
自分の知らない京の都から戻ってきて以来、あの神社では不思議なことは起こらなかった | |
あれは、夢だったのだろうか・・・ 自分の知らない今日の都 甘綿という不思議な生き物 明や時満、十二天将達との出会いは・・・ | |
神社をもう一度訪れても甘綿の姿は見えなかった | |
「――・・・を・・・てください」 「貴方の力を貸してください」 | |
この声は・・・! 以前もこの声に導かれて・・・ | |
??? | 「おんみょうじたん・・・!」 |
甘綿 | 「おんみょうじたん! どうしたの? 疲れちゃった?」 |
ここは"向こう側の都"だろうか? 甘綿が心配そうにこちらを見ている | |
甘綿 | 「あきらとときみちゅが探してたよぉ~」 |
明 | 「探しましたよ さぁ、街に戻りましょう」 |
時満 | 「ここに居たのか ん?どうした、不思議そうな顔して・・・ほら、梨子も待ってるぞ」 |
こちらでは自分がいなくなっていた間の時間はさほど経っていないのだろうか・・・? 三人とも不思議に思っていないようだ それにしても、こちら側に来るとき聞こえたあの声は一体・・・ |
10:京の都
都の噂では、最近活発になっている神妖を牽制するために朝廷が山の木々を伐採するよう命じているという。 陰陽師達は独自に調査するため、山へと向かう。
13:京の都
陰陽師一行が山の麓に辿り着いた頃、山では目覚めたばかりの青龍が山の神々に保護されていた・・・。
15:山の麓
自分が目覚めたことで山の神妖が活発になり、人間と一触即発の状態であることを荒魂に指摘され、動揺する青龍。
【戦闘前】
【戦闘後】
20:山の麓
【戦闘前】
【戦闘後】
25:山の麓
【戦闘前】
【戦闘後】
30:山の麓
【戦闘前】
【戦闘後】
35:山の麓
【戦闘前】
【戦闘後】
40:山の麓
青龍を打ち負かした陰陽師の前に、野椎神が現れる。
青龍と山の神妖の関係性について聞いた陰陽師達は、腑に落ちない思いを抱えつつも山奥へと歩を進めるのだった。
【戦闘前】
【戦闘後】
45:山の中
青龍と野椎神の身を案じる大山積神に、野椎神が人間と手を組んだと吹き込む荒魂。
怒れる大山積神は山の神妖を荒魂に預け、自ら陰陽師の下へと出向く。
【戦闘前】
【戦闘後】
50:山の中
【戦闘前】
【戦闘後】
70:山の中
決死の覚悟で陰陽師に襲い掛かる大山積神だが、青龍が現れて誤解を解くことに成功する。
しかし、既に荒魂は山の神妖を支配することに成功していた。
人間と神妖の争いを望む荒魂を倒す為、一行は彼が居る山頂を目指す。
75:山麓
本性を現した荒魂は、神妖の活発化が青龍の目覚めによるものではなく自分の差し金であることを暴露する。
青龍を出来損ないと嘲る荒魂に対し、陰陽師達は決戦を挑む。
100:山麓
陰陽師達は遂に荒魂を追い詰め、死闘の末これを打ち破る。
しかし、荒魂が言い残したように、脅威と成り得る力を排除しようとする朝廷の行動には疑念が残る。
そんな中、青龍はある決断を下そうとしていた・・・。
エンディング
都に入りこんだ神妖をほとんど討伐できたようだ | |
青龍 | 「あのさ・・・ 僕、君達にお願いしたいことがあるんだ」 「今回のことは朝廷が山の神妖や僕ら十二天将が脅威と見なしたことが原因だよね?」 |
明 | 「そうですね」 「神妖達が鎮まったにも関わらずいまだに朝廷は討伐を辞めるつもりはないようですし・・・」 |
青龍 | 「だったら、僕が君の式神になれば僕は脅威でなくなるよね?」 「その代り、山の伐採を止めて貰えるように交渉できないかな?」 |
時満 | 「なるほど、青龍が明の式神になって陰陽寮の管理下にあれば朝廷も納得するかもな・・・」 |
青龍 | 「それに、君の式神になれば僕は本来の力を出せる」 「君達ならきっと僕の力を正しく使ってくれるしね」 |
明 | 「・・・分かりました 青龍、私と共に来てください 朝廷と直接交渉してみましょう」 |
青龍 | 「ありがとう!それから本当にごめんなさい・・・」 「僕もっと広い目で物事を見なくちゃいけないってよく分かったんだ」 「僕は未熟かもしれないけど・・・十二天将の名に恥じないように頑張るよ!」 |
青龍は明の式神となり二人は朝廷へ赴いた | |
朝廷との交渉に成功したあきらが帰ってきた頃、都には山神達が訪れていた | |
明 | 貴方達は、どうしたんです?」 「夫婦喧嘩の相談ならご遠慮しますよ」 |
大山積神 | 「何をいうか 私と野椎神は今までに幾戦万と意見が衝突しておる」 「いちいちそなたたちに相談していたらきりがないぞ」 「しかし、そなた達には迷惑をかけたな」 「安心されよ、今は神妖達も鎮まり私が霊脈を抑える必要もなくなった」 |
野椎神 | 「皆様、私達の失態をお詫びいたします」 「それから、ありがとうございます 山の伐採も無事に中止されましたわ」 「青龍殿は、やはりこの都に残られるのですね」 |
青龍 | 「うん。二人には感謝してるんだ」 「だから僕は、強くなって君たちの山や大事なものを守れるようになりたいんだ」 |
甘綿 | 「青龍元気でたみたいでよかったねぇ」 |
彼らの団欒を邪魔してはいけないし、甘綿と少し散歩に行こう | |
甘綿 | 「おんみょうじたん、僕の探し物なんだけどね」 「なんだかすごく大事なものだったと思うんだー」 「・・・?おんみょうじたん??」 |
「――・・・ありがとう」 | |
この感覚は・・・ | |
どうやら、元の都に戻ってきたようだ やはり、甘綿の姿が見当たらない いったい、あの声の主は誰なんだろうか・・・ |
神さびる追憶 ~第二章~ 完