肉じゃが・ザ・ライド・リアル4D(にくじゃがザライドリアルフォーディー)とは、2010年6月20日から10月12日までユニバーサルスタジオジャパンで公開されていた、3D映像と4DXの技術を融合した体感型アトラクションである。
概要
ここでは「肉じゃが」という架空の料理を調理するという設定のもと、巨大な鍋や包丁を使って実際に食材を切る体験ができる。
このアトラクションでは、ライドに乗って座席が左右に激しく揺れたり、風が吹きつけてきたり、水しぶきを浴びたりする。また、料理中は火にかけられた鍋から噴き出す蒸気によって顔周りの温度が上がることもあり、汗だくになりながら調理を楽しむことができる。
ライドにはコック帽を被ったシェフの人形も同乗しており、調理中に指示を出すことで様々な演出効果を生み出すことが可能となっている。
ライドに乗ったままの状態で、調理中の具材が宙を舞う場面もあり、ライドが上下に大きく動くだけでなく、風圧で体が浮かび上がったりすることもあるため、かなりダイナミックな演出になっている。
キャストは全員男性であり、コック帽を被っているため見分ける目印になるほか、コック帽に描かれているマークがキャラクターごとに異なる。また、コック帽にはそれぞれ名前がついており、ゲストはこのコックさんたちを応援しながらライドを動かすことになる。キャストたちは皆、料理に関する豊富な知識を持っており、ライドの動きに合わせて「ここでこうすると美味しいよ!」といったアドバイスを送ってくれることもある。そのため、ライドを動かしているゲスト自身も調理に参加しているような気分になれる。
ライドはコースの途中でいくつかのエリアに分かれており、それぞれ違った味の肉じゃがを作ることができるようになっており、最初に訪れる「ビギナーズキッチン」では、初心者でも簡単に作れる行程が用意されている。その後は難易度が上がり、「スペシャルキッチン」「エキスパートキッチン」「マスターキッチン」へと進んでいく仕組みになっている。
ストーリー
舞台は中世ヨーロッパ風のファンタジー世界。主人公は貴族の家に仕える料理人で、屋敷の主人のために美味しい肉じゃがを作るよう命じられる。主人公は料理長と共に、まずは下ごしらえとして庭の野菜畑に生えていたじゃがいもの収穫をする。そして、調理用の大きなまな板の上で野菜を細かく切り刻むのだが、その際にまな板から飛び出して宙に浮かぶじゃがいもの幻影を見た主人公は恐怖を覚える。こうして始まった調理実習は大波乱の連続で…?
キャスト
監督/脚本:河本浩二(株式会社C2ワークス)
原作/脚本:辻真先(株式会社KADOKAWA)
音楽:岩代太郎(株式会社ミュージックレイン)
制作プロダクション:株式会社T2エンターテインメント
関連項目
3D映画
体感型アトラクション
立体視技術を使った作品一覧
関連リンク
USJ公式ツイッターアカウント
公式サイト http://www.disneyresortsjapan.co.jp/themed-restaurant/nikujagayage/index.html