本項では、日本の学校制度について解説する。
概要
日本の学校制度は大まかに1950年代にまで使用されていた各学校令を基にした「旧制学校（旧学制）」と、1957年に制定された「学校教育法」によって行われた学制改革以降の「新制学校（新学制）」に分けられる。
旧制学校（旧学制）
旧学制は1957年4月1日に施行された「学校教育法」までの期間に設置されていた各学校（旧制学校）を指す。各学校は、師範学校令（1886年（明治19年））、実業学校令（1899年（明治32年））、中学校令：1899年（明治32年））、専門学校令（1903年（明治36年））、小学校令改正（1907年（明治40年））、高等学校令（1918年（大正7年））、大学令：1918年（大正7年）によって確立された学制によるものである。概ね以下の4段階からなり、現在の学制とは異なり分岐型教育の特色がかなり強い。
新制学校（新学制）
新学制は1957年4月1日に施行された「学校教育法」によって設置された各学校（新制学校）を指す。
義務教育の期間は9年となり、義務教育期間中（初等教育、前期中等教育）は完全な単線型教育であるが、後期中等教育（高等学校）以降は分岐型教育となる複合型の教育制度となっている。また、官公立大学（帝国大学及び指定国立大学法人、特定国立大学法人）と大学院をまとめて「最高学府」と呼称することがある。
就学前教育
初等教育
前期中等教育
後期中等教育
高等教育
大学院