真珠湾攻撃

Last-modified: 2025-09-06 (土) 04:30:39

真珠湾攻撃(英:Attack on Pearl Harbor)は、日本時間1941年12月8日に第二次世界大戦において、大日本帝国海軍がアメリカ合衆国のハワイ準州オアフ島真珠湾の基地及び艦艇に対する攻撃である。
日本側の呼称は、布哇比作戦と言う。
太平洋戦争開戦時に行われる予定であった南方作戦の一環として実施が予定されていたが、12月5日にアメリカ合衆国からの宣戦布告を受けて、当初の目的であった太平洋艦隊の撃滅から、ハワイ真珠湾基地の無力化に方針を変更したうえで行われた。
この攻撃によって、真珠湾基地に存在した就役したばかりの空母「エセックス」及び「ホーネット」の他、標的艦「ユタ」、工作艦「メデューサ」、水上機母艦「カーチス」が撃沈された。これにより、後詰として予定されていた空母2隻と貴重な工作艦であるメデューサを失い、真珠湾基地は一時的にその機能を失った。また、戦艦群がいなかったことで余ってしまった艦攻の水平爆撃機体は燃料タンクへの攻撃を行い、結果的に220万バレルを失ったこれは当初予定していた作戦用石油消費量の半分に当たり、アメリカ軍の作戦が急激に抑制された要因でもあった。
この攻撃を実行したのは一種の駆けであったが、そのハイリスクな賭けに対して十分なリターンを得ることが出来たことは、後の南方作戦において非常に重要な意味を成した。

概要

アメリカ海軍の新造艦で構成されていた第19任務部隊は、空母「エセックス」、「ホーネット」、戦艦「ノースカロライナ」を主力とした艦隊であり、アメリカ西海岸から真珠湾までを航行し、整備途中であった。元々12月11日に真珠湾を出撃し、フィリピンにいる海兵隊の上陸部隊と共に台湾上陸作戦の援護を行う予定であった。

関連項目

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