JR(ジェイアール、Japan Railways)は、日本鉄道公社?(旧鉄道省)が国有鉄道民営化法?等により分割民営化され、1987年に発足した鉄道事業者の統一的総称。7つの旅客鉄道会社と1つの貨物鉄道会社などから構成される。全体として「JRグループ」とも呼ばれる。
JRグループ
- 創立:1987年
- 国籍:日本
- 中核企業:北海道旅客鉄道
東日本旅客鉄道
東海旅客鉄道
西日本旅客鉄道
四国旅客鉄道
九州旅客鉄道
台湾旅客鉄道
日本貨物鉄道 - 標章:JRマーク
- 前身:日本国有鉄道?(国鉄)
概要
JRグループの旅客鉄道会社の中で上場を果たしているのは、JR東海、JR東日本、JR西日本、JR台湾、JR九州、JR北海道の6社で、現在JR四国のみが上場を果たせていない。
分割民営化
JRの前身である日本国有鉄道?は、大規模な赤字による経営危機に陥っていた。その理由の一つが、旅客が離れていっている事への危機感の欠如、2つ目が新幹線建設の莫大な借金である。当時は国策として新幹線建設が行われていた真っ最中であるが、新幹線建設費は国費が投じられ50年の無金利での返済を求められていた。しかし、同時多発的に建設を行っていたことか、開業していた東海道新幹線、山陽新幹線、東北新幹線のみではその建設費を回収することができなかったのである。そして、それを運輸省からの特別予算によって支えられているという二重の借金を背負っていた。国としても借金を帳消しにするという事は出来ず、ただただ生まれる莫大な赤字から目を背けながら、将来への投資として国家予算を投入していた。しかし、1980年代に入るとその借金は投資を回収できるのかという不安の声が上がるほどに膨れ上がっており、債務超過は約75兆円であり、当時の国家予算の半分程度である。そのことから、経営の合理化を求める声が高まり、当時の公社・国営企業の民営化の流れに乗って国鉄の民営化が計画された。
当初は非分割による、直接特殊会社に移行するという案が出ていたものの、それは同時の75兆円の借金を突然民間企業が抱えることになり、経営合理化だけでは済まないとして却下された。次に考えられたのが、大規模分割案であり、東日本鉄道、西日本鉄道、台湾鉄道の3つに分割するという案である。これには、貨物鉄道と新幹線の運行が含まれていたが、ドル箱路線である東海道新幹線の利権をどうするかで揉めたことでこの案も解消された。最終的に現在のJRの状態である、地方別分割民営化が行われ、JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州、JR台湾の6社の旅客会社と、jR貨物に分割された。
そして、採算性が高い路線を有する会社から借金を返済する額を分割した。JR東海が最多額の30兆円、JR東日本とJR西日本が20兆円、JR九州が5兆円という風になった。JR東海が圧倒的な負債を抱えることになったが、一番最初に返済を果たしたのはJR東海でありそれも2005年と僅か20年足らずである。