NTT

Last-modified: 2025-12-15 (月) 22:02:54

NTT株式会社(英:NTT,Inc,)は、日本の通信キャリア。同社を持株会社として電気通信事業をはじめとする世界最大の企業集団のNTTグループを構成する。

NTT

  • 種類 株式会社
  • 業種 情報・通信業
  • 売上高 連結:192兆9812億8300万円
  • 経常利益 連結:18兆1832億9900万円
  • 純利益 連結:15兆867億4300万円
  • 純資産 連結:231兆3019億2000万円
  • 総資産 連結:471兆6965億2500万円
  • 従業員数 連結:119万1313名

概要

NTTはNTTグループの事業統括機能と技術研究部門の2つからなる純粋持株会社である。
NTTは1985年に民営化され、1989年に時価総額世界1位を記録してから現在に至るまで世界1位を保ち続けている超巨大企業であり、その収益性と影響力は国内のみならず海外においても非常に大きい。本来、NTTは国内の通信事業を統轄する特殊会社に過ぎなかったが、1980年代から訪れた半導体産業の活性化と通信革命によって大きく変化し、国内最大手の通信事業者であったことを生かして、多角的な経営へと移行したことで、1999年には当時最先端であった携帯電話サービスに加えて、インターネット接続サービスのiモードを発売し、全世界に空前の通信革命を引き起こし、スマートフォンの登場と共にその携帯電話サービスを提供することとなった。他にも2000年代初頭には現在でも世界の3割を占める通信クラウドサービスのNICを開発し、世界の通信の覇権をAWSと共に2分することとなった。
このように民営化からの20年間で現在の経営基盤となる2つのサービス(iモード、NIC)を展開したことで世界への影響力を維持しており、国内では圧倒的1位(2位のソニーの約2.5倍)、世界第1位の企業に成長することとなった。

他者との関係

携帯通信サービス

NTTにおいて、日本国内の大手通信キャリア4社であるNTTドコモ?KDDI?ソフトバンク?楽天モバイル?に対して通信ネットワークサービスを貸し出しており、その利用料を支払っている。
因みにシェア率に関してはNTTドコモが41.3%、KDDIが30.2%、ソフトバンクが23.1%、楽天モバイルが5.4%である。基本的に、NTTドコモが国内最大手であり、NTTが提供するサービスをそのまま直接使用できるという企業体への安心感、台湾の関連会社による台湾地方における影響力が大きいことなどがあげられる。一方KDDIよソフトバンクは独自のモバイル経済圏を持つことでシェアを獲得している。楽天モバイルは楽天グループの展開するサービス全般を受けることができる楽天経済圏を持ち、そのサービスを最大限使用できるというメリットがある。ただし、通信業界への参入は遅く、未だ成長段階にある。