ほんわか農園とは?
米子市観音寺の河川敷にある畑を開墾し、試行錯誤しながら農作物を育てています。
2010年秋より開始され、2011年度は二期目になります。
2010年ほんわか農園初代園長 | 桜井ちる |
2011年ほんわか農園二代目園長 | きょーやん |
ほんわか農園のあらましについては、こちらのブログ記事を参照してください。
最新情報
8/16(月)紅あずまが順調に育っています
7/2(土)きゅうりがやたらできてます
6/11(土)ほんわか農園できゅうりの収穫を行いました
6/7(火)ほんわか農園第二期最初の作物はきゅうりでした
6/4(土)ほんわか農園は晴れでした
5/23(月)ほんわか農園にさつまいも(紅あずま)の苗を植えました
5/18(水)ほんわか農園作業レポート、水やり、新規開墾ほか
5/17(火)ほんわか農園会議を行います
5/8(日)ほんわか農園拡張と苗植えレポート
5/8(日)ほんわか農園「土地改良」のお知らせ
4/29(金)ほんわか農園の様子
2011年度の耕作作物予定
さつまいも、とうもろこし、そうめんかぼちゃ、ゴーヤ、スナックえんどう
経費の捻出について
賛同者より1人1000円の協賛金を集め収穫があった場合、賛同者に分配。
他、農作業の参加者にも分配。
豊作の場合は、収穫祭として焼き芋祭り開催予定です。
今後の予定
5/8(日) | 開墾及び土の改良 | 午前10時に車尾マルイ駐車場に集合 |
5/23(月) | さつまいもの苗植え | 午前10時頃より |
6~7月 | 水遣り、追肥、雑草抜き | |
8月 | きゅうり、えだまめの収穫 | |
10月 | さつまいも掘り |
参加方法・お問い合わせ
名前、住所、連絡先を明記して下記メールアドレスにお問い合わせください。
jun@mj.good.sc
質問・意見を気軽にどうぞ!
ほんわか農園の地図
法勝寺沿いの道路から河川敷に降りたところです。
農園のあらまし
桜井ちる「純さん、俺、農業がやりたいんだよ」
それが彼の口癖だった。
そして一年後・・・
純夜「よし、やろう!」
桜井ちる「えっ?」
純夜「えっ?」
ってことで、農園企画がスタートしました。
コンセプト
体験農園で地域を再生
現在、耕作放棄地は日本全国で約40万ha存在すると言われています。
また、就農者の約6割が65歳以上となり、農家の高齢化も進んでいるのです。
ほんわか村農園企画では、耕作放棄地を体験農園として再生し、食に関心の高い消費者と結びつけ、レジャー感覚で栽培や収穫ができるサービスを展開します。
そして、その活動を通じて、“自分で作って自分で食べる”身近な農業の普及を目指すのです。
また、耕作放棄地を再生するメリットは他にもあります。
耕作放棄地は景観を損ねるだけでなく、年々、土地が痩せていくのです。
そして、雑草が生い茂り、周辺農家にまで迷惑を与えているからです。
ほんわか村農園企画では、体験農園を軸として、自然環境保全、地球温暖化問題や地産地消、食の安全や意識の改革を行い、市民の生きがいや娯楽、そして健康づくりの場として、農業体験によって人と自然を結びつけることを目標とします。
農園トライアル企画の立ち上げ
525名にもなったほんわか会サークル活動ですが、インターネットを通じての募集・運営形態なこともあって、参加者のほとんどが20~40代の男女に限定されています。
地域の現状は前述したとおり、高齢化社会です。
もっと地域の実情にマッチした活動を行いたい。つまり、幅広い年代、子供から老人までの交流をデザインすることはできないだろうか、そういった問題が運営会議の課題となっていました。
しかし、明確な答えは出せず、一年が経過しました。
そんな時、ある会員からの「農業をやってみたい」との声があがりました。
アンケートを取ってみると、やってみたいという人が多数いることがわかりました。
そして、すぐさまそれは企画となり、耕作放棄地を開墾し、農園にして野菜を作ってみようという企画が実行されることになったのです。
農業ならば、子供から老人まで一緒に活動することができるのではないか、そのような閃きがあったのです。
農園トライアルの実行
それは驚くべき速度で実行されました。
サークル会員の一人と、10年間放置されている耕作放棄地の畑を借りる契約をし、日程を決めて開墾作業が行われました。
10月24日(日)、米子市にある耕作放棄地にて、開墾式が行われました。(別紙資料 開墾宣言文)
そして参加者24名により開墾が行われました。それから日曜日ごとに作業を重ね、3回の延べ参加人数70名によって、荒地が畑へと再生されたのです。
子供から大人まで多くの人が参加し、笑顔で楽しみながら作業をしました。
それだけでなく、隣の畑の老人なども話しかけてこられました。
農業によって人と人を結びつけることができる。
そして、それには多くのメリットがあることを体感し実感したのです。
・地域コミュニティの形成
・耕作放棄地の再生
・農業理解度の向上
・就農者の増加
「世のため、人のためになり、ひいては自分のためになるということをやったら、必ず成就します」
松下幸之助(松下電器産業創業者)の言葉ですが、体験農園コミュニティ企画は、これを実現できると確信しています。
ほんわかトライアル農園開墾宣言 by 初代園長 桜井ちる
ほんわか農園がスタートする歴史的な瞬間において、スピーチをすることができることを光栄に思います。
現在、農業後継者不在などの理由によって放置されている田畑、耕作放棄地は日本全国で約40万ha存在すると言われています。
そして鳥取県の農業就業人口は昭和60年の63,371人から平成15年では44,660人と約20年の間に約18,000人減少しています。
また、平成15年の就農者のうち60歳以上が8割となり、高齢化も進んでいるのです。
耕作放棄地は景観を損ねるだけでなく、年々、土地が痩せていきます。
そして、雑草が生い茂り、周辺農家にまで被害を与えているのです。
今日、我々、ほんわか農園は、「ほんわか農園トライアル」としてここ観音寺の耕作放棄地を農地として再生し、そして農作物の栽培をスタートします。
我々の理念は、耕作放棄地の再生はもちろんとして、CO2削減や土壌汚染など環境問題への取組み、スローライフや安心安全な農作物を求める消費者が集い学ぶ場を提供するという崇高なものです。
そして、農業活動を通じて、現代社会で希薄になりつつある世代間のつながり、地縁血縁に替わる新しい地域共生コミュニティーを構築することです。
ほんわか農園では、野菜作りを通じて、農業の楽しさと大変さを心から実感することになります。
そうすることで農家の人たちの苦労に思いが至り、なぜ有機野菜の値段が高いのかも理解できるようになります。
ほんわか農園の取り組みは、そこに関わるすべての人々への食育、農家や農産物に対する消費者意識を高める役割をも担っているのです。
今日、我々が始める活動は小さなものでしかありません。
しかし、この一歩が大きな運動に変わっていくことを、わたしは確信しています。
わたしは宣言します。
今、この瞬間よりほんわか農園が始まりました。
子供達も若者も老人も、健常者も障害者もみな、この大地に集いましょう。
何度やってもうまくいかなかったとしても、さらにもう一度挑戦するのです。
そして人と自然のハーモニーを奏でられますように。
God bless you.
2010/10/24 ほんわかトライアル農園園長 桜井ちる