伊藤岳

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送信済（2016.06.26）

回答

Q１．タックスヘイブンのどのような点が問題だと思いますか？　あるいは問題ないと思いますか？

（回答）大企業や富裕層がタックスヘイブンにペーパーカンパニーを設立して、この企業に資産を移したり、この企業を通じた国際取引を行ったりすることで課税逃れをしているので問題だと思います。

Q２．「腐敗の防止に関する国際連合条約（UNCAC）」の批准を進めたいと思いますか？

（回答）進めます。

Q３．タックスヘイブンを世界で統一して規制することは必要だと思いますか？

（回答）現在、OECDやG20でも、タックスヘイブン対策の議論がすすめられていますので、国際的な税逃れに対し、税制の強化とともに、国際的なルールづくりに向けた政府のイニシアチブを求めていきたいと考えています。

Q４．タックスヘイブンの規制がなされれば税収は増えると思いますか？

（回答）ケイマンなどのタックスヘイブンとされる地域への日本からの対外投資は、公表されているだけでも１００兆円前後に達しており、投資利回りが数％としても、毎年数兆円の利益が見込まれます。しかし、タックスヘイブン税制の対象になった所得は０．４兆円にすぎません。タックスヘイブンを利用した税逃れを規制すれば、税収は当然増えると考えます。

Q５．富裕層からの税収が上がれば消費税の減税は可能だと思いますか？

（回答）富裕層や大企業に対する優遇税制をただすとともに、富裕層の株式配当・譲渡所得に対する課税強化、所得税・住民税・相続税の最高税率を元に戻すことなどの税制改革を実施するならば、消費税の減税は可能になると考えます。

Q６．上記の件について、是正に向けて取り組む意思があるか教えてください。

（回答）是正に向けて全力を傾注する決意です。