【ご意見】近日公開予定の作品プロット【歓迎】

Last-modified: 2018-12-15 (土) 23:09:06

コードネーム クリティカル・セラー

テーマ

「ゲームは人を楽しませるためにある」

ターゲット

10代~20代の男性。下記の属性が好きな人
属性:ロボ、メカ娘、VRゲーム、電脳空間
類似作品:武装神姫 フレームアームズガール カスタムロボ

 

世界観

2040年。ついに正式なオリンピック種目として「e-スポーツ」が追加された。
ゲーム開発環境も大きく変容し、2年後、一部ではあるものの神経接続を利用した本格的VRハードウェアが某企業より発表され、瞬く間に競技用のソフトが開発されていった。
また、VRを利用したバーチャル空間の発展も後を押し、仮想スタジアムやゲームサークルにスポンサーがつくなど、
独自の文化を築くまでにいたった。
学生たちの間でもゲームサークルの文化が発展、教育機関でも部活動として認める機関もちらほら出てきていたが、
いまだに「こどもたち」と「おとなたち」との間にある「ゲームへの認知の差」はぬぐえ切れないものを残していた。

 

あらすじ

2058年。e-スポーツが正式種目となって5回目のオリンピックを東京で控えた日本。
高校一年生になった秋好 ヒバナ(あきよし-)は夢をかなえようとしていた。
それは、e-スポーツが部活動として認可されている高校に入り、同じ志を持った仲間たちとゲームをすること。
期待に胸を膨らませ、彼女は母校となるであろう学び舎の校門をくぐる。

 

しかし、部活動は最近やっと認可されたばかりで、部員もヒバナを入れると2人だけ。
さらにゲームに良い印象を持たない教頭先生により
「夏休みまでに『部員を4人(最低人数)にした』うえで、『大会で優勝すること』」
を達成しなければ廃部という事態に陥っていた。

 

ゲームは、数年前から「女流e-スポーツ」というコンセプトを基に開発された対戦型シューティング
「クリティカルセラー」。
ほぼ未経験のゲームに対し一から上達を志すヒバナは、悪戦苦闘しつつも、その自由な操作性と戦略性にひかれていく。
ライバルとの邂逅、仲間との出会いと別れ、そして仮想空間を行き来する様々な思惑と謀略。
ヒバナがこの電脳空間で見出すものとは。

 

「私たちがここで紡いだものは、仮想(ウソ)じゃない」

 

クリティカル・セラー(以降CC)

神経接続VRハードウェアを用いた多人数対戦ゲーム。
ジャンルは「シューティングアクション」
「セルフレーム」と呼ばれる自分のアバターを、設定されたリソース内で自由にカスタムした後電脳空間でほかのプレイヤー(セラーという)と対戦する。
がちがちの実用性重視メカ娘にするもよし、Vチューバー見たくアイドルを目指すもよしの柔軟性に富んだカスタマイズ性が人気を呼んでいる。
通常4対4が主流だが、最大8on8対戦ができる。

 

ルールは数種類あるが、一般的なのは「ドミネーション」。
エリア内にある2~3の拠点を取り合う陣取り合戦。過半数の拠点を占拠すると
徐々に戦果ポイントが溜まっていく。先に一定ポイントを獲得したチームの勝利。
プレイヤーの撃破でもポイントはたまるが微量。あくまで陣取りを重きに置いている。
スプラトゥーンでいう「ガチエリア」を2~3か所でやるようなイメージ。
倒されても再出撃(リスポーン)がしやすく、初心者にも好まれる。

 

もう一つ人気のルールが「デスマッチ」
文字通り「殲滅戦」。ガルパンのそれ。
相手チームのプレイヤーを全滅させたほうの勝ち。
再出撃回数が制限されているものがほとんどで、公式ルールでは基本「再出撃禁止」。
倒されたら終わり。

セルフレームについてもっと詳しく

セルフレームとは

プレイヤーの身体構造をベースに構築された電脳アバター。プレイヤーがプリキュアよろしく変身するイメージ。
身体構造はあくまでベースなので、そこからいじって本来以上に高身長ナイスバディにしたり、逆に貧弱にしたりもできる。
基本武装はメイン、セカンダリの二種類まで。ただし、複数セット(ウェポンパックという)を用意して、試合ごとに換装することはできる。
カスタマイズによってリソース値が設定され、強力な武装、装甲を積めば積むほどリソースを食い、撃墜されたときに相手が獲得するポイントが増える。
装甲に関しては前面、側面、背面と細かくリソースを割り振ることができる。

拡張機能(アドオン)

各セルフレームには武装とは別に4つのアドオンスロットが用意されており、装備品を携行できる。
アドオンには大きく分けて2種類あり、

 

外部的に使用して戦況に直接影響を与えるアイテム
例)HPを回復する「バイタルパッチ」
  相手を「状態異常:ウイルス」にする「ウィルスタグ」
  防護壁を展開する「ファイアウォール」

 

自分や僚機の能力を引き上げるなどして間接的に戦況を変えるスキル
例(機動力を短時間大幅に上げる「クロックアップ」
  攻撃性能を犠牲にして防御力を挙げる「ディフェンサー」

 

これらをプレイヤーの好みで装備して出撃できる。
アドオンにもリソース値が設定されており、強力なアドオンを積んで出撃するほど、倒されたときのリスクが大きくなる。
また、超強力なアドオンはスロットを複数使わないと詰めないものも存在する。

登場人物

秋好 ヒバナ(あきよし-)

16歳 高校一年生
身長 157cm 体重 52㎏ 髪の色 チャコールブラウン
B:89(D) W:69 H:81
家族構成 父 母 兄(放浪中)
「さあ、私と遊ぼうよ!!」

 

「他人と遊ぶ」ことを何よりも楽しく思い、そして大切にする少女。
兄の影響で幼いころからゲームに触れて来たが、あまり上手ではなかった。
だがごく稀に対戦格闘ゲームで見違えるような動きをすることがあった。
小学生のころに見たクリティカルセラーの試合に心を奪われ、
「いつか自分もこのゲームをやりたい」と夢見ていた。

 

天真爛漫な性格。少々のことではへこたれず、楽しさを見出したものに対しては
何度失敗してもリトライしていく鋼の精神力を持つ。
が、思考が愚直なところがあり、熱くなると周りが見えなくなるため、
柔軟な発想ができない節がある。そのためせっかくの鋼の精神力が空回りしがち。
裏を返せば、ひとたび思考と行動がかみ合うと壮絶なセンスを爆発させるそんなタイプ。

 

セルフレーム 固有ドメイン「スカーレット」
射撃が苦手なヒバナの性格を考慮し至近距離戦闘特化にチューニングされた真紅のセルフレーム。
身の丈を超す太刀と刺さった部位の機能をフリーズさせる投てきタガーが主な武器。

彼女の兄とは……

秋好 ヒフミ(あきよし-)

全国を放浪中のプロゲーマー。しかし、彼自身は「さすらいのヒーロー」を名乗っているらしい(ヒバナ談)
刹那の快楽をむさぼる腑抜けた若者たちに、真剣に、実直に遊戯をたしなむ心意気と術を体を張って教えて回っている。
「ゲームは人類最強のコミュニケーションである」
「極めたくば指が折れるまでコントローラーを握るべし」
「あきらめなければ、必ずゲームから攻略の術を導いてくれる」などなど、
彼の残した名言迷言は数知れない。
だが、「ゲームは人を楽しませるために存在する」という方針をヒバナに叩き込んだのは、まぎれもなく彼その人である。

 

霧崎 シンリ(きりさき-)

16歳 高校一年生
身長 155㎝ 体重 47㎏ 髪の色 限りなく黒に近い群青
B:80(B) W:66 H:79
家族構成 父 兄 姉
「協力はあくまで『勝つための手段』にしか過ぎないわ」

 

冷静沈着、感情を見せず、冷たいオーラをまとう少女。ツンツンというより、若干ダウナーにぽそぽそとしたしゃべり方をする。
成績優秀、運動神経抜群と、絵にかいたような完璧才女。
界隈では有名なCCのプレイヤーで、セルフレームの名前から「天使」と呼ばれている。
常に勝つための最短距離を模索し、そのためなら手段を選ばない。
単独戦闘では無類の強さを発揮し、いまだに彼女を堕とせたプレイヤーはいない。

 

父兄との仲たがい、そしてゲーム内で出会ったヒバナに抱いた興味に導かれて、ヒバナと同じ学校に転校してくる。

 

セルフレーム 固有ドメイン「エール・ダンジュ」
フランス語で「天使の翼」の名の通り、背中のスラスターから発せられる光が翼のように見える青色のセルフレーム。
2本のレーザーブレードによる近接戦闘と、単発と溜め攻撃によって中距離、遠距離をカバーする射撃火器を駆使し、
遠近ともにスキのない戦闘を見せる。

 

国見 チヨコ(くにみ-)

16歳 高校1年生
身長 151㎝(車いすに乗るので実際は113㎝) 体重 45㎏ 髪の色 オレンジ色
B:85(C) W:66 H:79
家族構成 父 母
「よっし、じゃあA(アルファ)まで競争しよっか!」

 

ゲームで人生を救われたと語る、CC内でも異色のプレイヤー。
生まれて間もないころに患った病気によって、幼いころから足が不自由、車いすありきの生活を余儀なくされていた。
小学生のころまでは暗く物静かな性格だったが、中学のころ海外旅行先で出会ったVRゲームが彼女の転機となる。
仮想空間で自由に動く「足」を手に入れた彼女がゲームの魅力を余すところなく享受する時間はかからなかった。
幸いにもそれが現実世界にもよい意味で影響を及ぼし、元来いたずら好きだった(友達が少なかった寂しさを
両親へのいたずらで紛らわせていた)性格にも拍車がかかって、車いすに乗っているとは思えないほどおてんばな
じゃじゃ馬に変貌した。

 

ヒバナと相性が抜群で、よく二人で天然の漫才を繰り広げる。
チーム内の愛称はチョコ。

 

セルフレーム 固有ドメイン「プレイヤード」
走行性能に極限までリソースを割り振った高機動型セルフレーム。名前はフランス語で「昴」の意味。
フレームのほとんどが下半身に集中しており、上半身の装甲がほとんどないそのシルエットは
CC内でも非常に珍しいカスタマイズである。ワイヤーアンカー射出によって某クモ男や調査兵団のような動きができ、
脚部の高速回転する無限軌道が機動性を後押しする。主に斥候やトラップの配置などを担当する。

 

鹿島 カオル(かしま-)

17歳 高校二年生
身長 166㎝ 体重 55㎏ 髪の色 チャコールグレー
B:91(F) W:72 H:86
家族構成 父 母 弟
「全員でこの試合を楽しみましょう。運が良ければ、勝っちゃおうね」

 

ヒバナの所属するe-スポーツ部唯一の2年生で部長。メガネっ子。
ヒバナとは中学生のころから交流がある。
事情により失語症を患っており、言葉が話せない。普段はARボードを用いた筆談で会話する。
とはいえ、物静かなわけではなく、むしろかなり雄弁に語る。熱くなっているときの語りは
まさしく「めっちゃ早口でしゃべってそう」。つまりはヲタク。
ゲーム内ではシステムの援助もあって普通に会話できる。
包容力と強い責任感を併せ持つお姉さんで、戦術にもたけるチームの参謀。
ときにやさしく、時に厳しくチームをまとめる「かすがい」役。
が、唯一と言っていいほどの常識人なので、メンバーの破天荒な行動に眼鏡を割ることも少なくない。

 

セルフレーム 固有ドメイン「パラティリティス」
高い迷彩性能を持つ緑色のセルフレーム。ラテン語で「観測者」の意味。
高精度ライフルによるロング、アウトレンジ攻撃を得意とし、接近戦ではタグシューターによって僚機にはバフ、敵にはデバフを撒くことができる。

個人的懸念

  1. 4人という人数でドミネーションの試合展開が表現できるか
    ↑代用となりそうなルール、改善点求む。
  2. セルフレームの設定がくどくなりすぎないか。

作品の方針

あくまで「女の子たちがゲームを通して友情を深めていく(キャッキャウフフする)」というのが目的であり、
某SAOみたく「デスゲーム」や、富野語をぶつけ合ってエゴでドッジボールするような展開にはしたくないと思っている。
「これはコロシアイではない。ゲームである。」
「傷つけあるために戦うのではなく、わかり合うために競う」
といったゲームへの希望をヒバナには語っていってほしいと思っている。