ウンパスのGoTY2022

Last-modified: 2022-12-24 (土) 20:28:13

ウンパスのゲームアワード2022

今年1年でPCが4回壊れて、内3回が12月に集中しているので旧PCからのカキコなので短めに(?

■モンスターハンターライズ サンブレイク

過去最高環境の追加DLCは過去最高たるや?
昨年2021年に発売されたモンスターハンターライズは翔蟲(かけりむし)の実装により、マンネリに入りつつあったモンスターハンターに新しい風を吹き込んだ快作となった。
その追加DLCたるサンブレイクについて、発売前の時期のウンパスには一抹の不安があった。
つまり「カプコンが想像するモンスターハンターライズのウケた点は、ウンパスたちが好んだ点と一致するのか」である。
これは決してバカにできない不安だといえる。続編で旧作のよい所が潰されたことなど、ゲーム業界ではよくある話ではないか(具体名を出さないのは武士の情けと思いねぇ
故にサンブレイクでウンパスが愛したアクション性、甘すぎず辛すぎない難易度調整といった要素が潰されてしまうのではないかという不安があったのだ。

しかし結論から言えばこの不安は杞憂であった。
落ちてくるかと思われた空は、カプコンのスタッフたちが支えぬいてみせたのだ。
モンスターハンターライズ サンブレイクの完成度は無条件で褒められるレベルで高い。ソロでもPTプレイのうま味を甘受できる盟友システム、魅力的でありながら確かな歯ごたえと決して敵わぬ相手ではない新モンスター、従来作よりはるかに強化されたメインシナリオ。カプコンがウンパスたちハンターに提示した「サンブレイク」という環境は素晴らしく魅力的で、楽しい時間であった。
エンドコンテンツの傀異化(かいいか)モンスターの歯ごたえはすさまじく、傀異化(かいいか)装備として開いた沼の広さは、発売から半年が経過した今でも底を見せてくれない。

モンスターハンターというゲームシリーズはコンセプト的にどうしても万民に進められる作品ではなく、「刺さる人には刺さる」部分が強い作品であったが、モンスターハンターライズシリーズに関していえば千民程度には勧められるほどによくできたシリーズだと言っていいだろう。
正直、この次のモンスターハンターでガルクか翔蟲、または入れ替え技のどれか一つでもなくなってしまったらウンパスはその次のモンスターハンターを楽しめるかどうかの自信がない。

■スプラトゥーン3

Welcome to this Crazy Time
ニンテンドースイッチ発売初年の7月に発売されたスプラトゥーン2はニンテンドースイッチというハードをけん引する大作であった。
おせじにも成功したハードとは言い難かったWiiUで発売された初代スプラトゥーンに比べ、スプラトゥーン2は大成功したハードであるニンテンドースイッチの顔としてニンテンドースイッチの爆発的な普及を支える柱として君臨していた。
スプラトゥーン2は実際、よく練られたゲームであった。
eスポーツとして出しても見劣りしないレベルでバランスはよく考えた上で調整されていた。
しかしウンパスは同時にこうも思っていた。「良い子が過ぎる」と。スプラトゥーン2は極めて優秀な調整が行されすぎていたが故に窮屈さを感じさせる作りではなかっただろうか。

このイカれた時代へようこそ
そんな中、5年目を迎えたニンテンドースイッチでついに発売されたのがスプラトゥーン3である。
コンセプトはスプラトゥーン2の最終フェスで勝利を収めた「混沌」。混沌の街、バンカラシティを舞台に三度目のスプラトゥーンが幕を開けたのだ。
このスプラトゥーン3であるが、調整は2に比べて大味気味である。ナワバリバトルでラスト数十秒までずっと優位で相手に「ピンチ」をつけていても、一瞬の油断から総崩れで巻けてしまうことも決して珍しくはない。
前述の2ではこのような状況下ではほぼ覆ることはなかっただろう。eスポーツの環境としては非常に正しい調整だといえる。
だが、ウンパスはこの混沌としたスプラトゥーン3の環境こそが愛しい。3分の試合時間で最後の最後まで勝敗が見えない、混沌とした試合環境があるからこそ最後まで勝負を楽しむことができるから。
2よりも積極的に裏取りが狙いやすいマップ構造なのもパブロ使いのウンパスとしては楽しい環境に仕上がっている(海女美とキンメダイ美術館がサイコー☆
前作2の傾向を踏まえると、今度2~3年はバンカラシティで更新が続いていくことだろう。そしてウンパスはこれからの数年が2よりも光り輝いているものだと強く確信するものである。

■剣と魔法と学園モノ。Anniversary Edition

なんか3DダンジョンRPGがやりたくなったので購入。(ソフトの発売自体は2018年4月26日)
よくも悪くもウィズライクなゲームで、見た目のポップさの割にシビアなゲームバランスをしている。蘇生ですぐ灰になるし、灰で蘇生失敗するとキャラロストする。まぁ、セーブとロードを使えばキャラロストする前に戻るのは容易だけども。

まぁ、ウィズってそういうものだよね。

というのが全体的な雰囲気なのだが、巷のレビューを見ているとどうもプレイヤーの多くはそう考えていないらしいぞ?というのが個人的な驚きポイント。
ゲームにおける「不便」というのは言い換えてしまえばゲームを楽しむためのスパイスだとウンパスなんかは思うのだが、あまりに不便すぎると最近のユーザーはレビューの点数を下げる傾向にあるらしい。マジか。マジだ。
個人的にはある程度の不便はゲームの味だと思って許容するスタンスなのだが、ウンパスの考えが古すぎるのだろうか? この辺については他の方の意見も聞いてみたい所。

■メタルマックス ワイルドウェスト

メタルマックスゼノリボーンの続編で、メタルマックスシリーズ30周年を迎えるにあたって出された最新作。
メタルマックスゼノ(とリメイクのゼノリボーン)では開発費を抑えるために無人と化した東京でのサバイバルが主軸だったが、舞台を西の街に移した本作では従来のメタルマックスでのたくましいNPCたちが復活し、わいわいがやがやとした雰囲気に戻っている。よくも悪くも30周年のためか、NPCのセリフが過去作のオマージュであることが多いが、脈絡なく過去作のセリフを直接垂れ流すだけだったメタルサーガ~砂塵の鎖~のウサギマンよりは好感が持てる使われ方をしていたのがよかったか。
また、メタルマックスゼノリボーンで示した新戦闘システムは順当に進化し、パーティーの戦車の位置取りが戦略的に重要になったので戦闘自体は複雑にはなったものの、非常に楽しい戦車戦が楽しめるようになっていた。

ストーリー的にはシリーズ最大の謎であった「ノアがなぜ大破壊を引き起こそうとしたのか」にメスが入り、ノアが目指した地球の本当の姿とは何だったのかが明らかになったのが印象深い。また前作主人公のタリスの物語にも本作でついにピリオドが打たれている。ウンパスは泣いた。
総じてメタルマックスというRPGシリーズの集大成と言っていい出来で、万民にプレイしてほしい名作なのだがやはり知名度において劣るため、プレイ人口が少ないのが残念な所か。いや、それはファン層以外にも訴えることが出来なかっったウンパスたちにも責があるのかもしれないが。
まぁ、そんなことをつらつらと書いているが、実際はこれである。
だが望みは………消えてない!!

総評

今年は大作モンスターハンターライズ サンブレイクとスプラトゥーン3が順当に楽しい一年であった。
GoTY2022の選からは外しているが、ゼノブレイド3なども非常に楽しく、一年通じて最高のゲーム体験が行えた年であったと言える。
来年はまさかの復活を果たしたアーマードコア6に、マリーザが無茶苦茶股間にキタのでスト6やりますので、いかよろのみんなとは引き続き遊んでいただけたら嬉しいなと思っています。
本年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。