3TのGoTY2020

Last-modified: 2020-12-20 (日) 15:47:04

3Tのゲームアワード2020

ノミネート作品

Bacon - The Game

あらゆるものに「ベーコン」を投げて載せるゲーム。え?1本目からふざけてるって?
そう思うなら一度やってみて。あなたもひたすらベーコンを投げることになるだろう。
うまいベーコンの載せ方を知っていますか?にも書いたが
ベーコンに一喜一憂し、感情を揺さぶられるという、人生でもそうそうない体験が待っている。

GRIS

The Game Awards 2019のGames For Impactに選ばれたことをきっかけに知った。

人生での辛い体験によって、自分自身の世界に迷い込んでしまった女の子「Gris」を操作するアドベンチャーゲーム。
なのだが、画面上に一切の文字情報が表れず、目的や感情が語られることはない。

プレイ自体の体験や、それにより想起した感情こそがこのGrisに対する感情で正解であるし
見るだけでも聞くだけでもなく操作が加わるゲームだからこそのものであると思う。エモい。

映像としての表現もさることながら音楽がとても良い。
心地よいときもあれば、恐怖を感じることもあり、これがかなり効いてくる。
しっかりと聞ける環境で、ゆったりと浸るようにプレイすることをお勧めしたい。

上下で重力が切り替わるところは、操作がとても楽しかった。

FINAL FANTASY VII REMAKE

待ってました!リマスターじゃなくてリメイク。
各方面からめちゃくちゃ期待されまくったであろうこのタイトルは
その期待を大きく上回る出来栄えで、2020年上半期の話題をかっさらったように思う。

FF7Rのバトルについて話したいでも書いたが
特に原作から大きく変わったバトルシステムがとても楽しめたと感じた。
強い技ばかり使っていても勝てない仕組みや
戦闘中にキャラクターを操作できることによる立ち位置の遊びなど、クリアまでしっかりと遊ばせてもらった。

ストーリーについてはさまざまな考察があるが、フィーラーが原作厨であるというものが一番気に入っていて
今後はその視点で見ていこうと思っている。

次回作が生きているうちに発売されることを願って。

The Last of Us Part II

この作品のことを考えると胸が苦しくなる。いやほんと、しんどいこのゲーム。

「このキャラクターはこういうことをしました。
 でもこのキャラクターを操作しているのはあなた、はい、あなたです。
 あなたがやりました。」

とでも言わんばかりに、操作キャラクターの感情が発露する動作に対してプレイヤーの操作を入れてくるので
ボタンを押しているだけなのに

「今か!今それを私にやらせるのか!うおおおおああああ」

となってしまう。これが苦しい。

自分でプレイすることでしか味わえないと思うので、是非やってほしい。
もし1をやっていなければそちらからのほうが良い。

ストーリーについてはネタバレ防止のため一言だけ。
「Us」の意味を考えると楽しかった。

FINAL FANTASY XIV patch 5.2-5.3

FFXIVのマイナーバージョン2から3は、そのメインバージョン
今回ならバージョン5のストーリーを締めて次につなげる役割で、後半の大きな盛り上げポイントになっている。

ざっくり言うと、これまで戦ってきた相手側の事情を知りながら、謎だったところを明らかにしていきましょうという内容。
この一つの事象を違った目線から見たときにどう考えるかというお話が、魅力的な登場人物も相まってとてもアツい展開になっている。

主人公が闇の戦士と呼ばれるようになっているところに
最後の戦いの相手があの人なのも良い。是非ストーリーだけでもやってほしい。

ちょっとでも興味がある、そんな貴方に、『ファイナルファンタジーXIVフリートライアル』というものが存在する
現在はバージョン3まで無料で開放されている。

Satisfactory

未開の惑星に工場を建設するというだけなのだが
何か作りたいという欲求にスッとはまり、100時間を一瞬で奪い去ってしまった。

手動製造から自動化へ、自動化の次は効率的な製造ラインへと
考えて実践しているだけであっという間に時間が消えていく。

慣れてくると、ながらでできるのも良くて、音楽を聞きながら、YouTubeを見ながらずっとやっていた。
しみんのUndertaleの実況を見ているときもライン整備していた。

作るものを増やすために、指定された製造物を送る必要があるのだが
それに使うのが軌道エレベータで、とても大きく、送るときの動作がやけにかっこいい。
最後まで行くとただの置物になってしまうので、何か使い道が増えるといいな。

Monster Hunter World: Iceborne

「黒龍が来ると言われちゃあやるしかないでしょう」

やり尽くした感のあったMHWを再び起動するきっかけになったのが
最後の大型アップデートで登場する「黒龍ミラボレアス」だ。
過去作に幾度も登場し、強敵として名を馳せた相手。そのMHW版を体験するべく、再び槍を担ぐ。

正直な話、以前までのプレイ時間結構いっていたので、操作感を取り戻せばちょちょいと倒せると思ってた。
けど全く歯が立たなかった。というか前哨戦の別モンスターを倒せなかった。
モンハンで悔しいと思ったのはいつぶりか?

ということで、操作を思い出すところから始め、討伐のための装備強化
動画などによる攻略方法の知識の収集など手を尽くし、黒龍登場から約20日後にソロ討伐を果たした。

達成感は得も言われぬものがあり、思わず自分で拍手をしてしまったほど。
ここにシリーズ最強の黒龍を称え、シリーズ最長のプレイ時間から目を逸らしながら、槍を置くことにする。

ライザのアトリエ

ふとRPGがやりたくなったときに安くなっていたので買った。

アトリエシリーズは実は初めてやったのだが
アトリエシリーズ初プレイに「ライザのアトリエ」を遊んだにも書いたように
錬金術のシステムを大変気に入って、実績コンプリートまで遊んだ。

ストーリー、戦闘、ドロップアイテム、クエスト、フィールドどれをとっても錬金術に回帰する作り。
先に進めるために錬金術をやっていたはずなのに、錬金術のために先に進めたくなっているような
手段が目的化する構造が大変楽しめた。

物語自体も世界を救うわけじゃなく、身の回りのことが多いので情報過多になりづらくてよかった。

PC版はロードがめちゃはやい。移動しまくるので結構重要。

Apex Legends

3人1チームのバトルロイヤルFPS。
リリース当初にちょっとだけ手をつけていたが
流行りを感じたのと、やるゲームが途切れたのが重なり、またプレイしてみようと思い立つ。

Apexは他のFPSと比べてHPが多く、弾をたくさん当てないと倒せないと言われているが
始めてしばらくのうちは「いや一瞬で死ぬが?」と思っていた。
けどそれも慣れてくると逃げられたり横やりを入れられるようになり、うまくいけば敵を倒せるようにもなる。
敵を倒せればチャンピオンも見えてくるってことで
成長感とともにプレイ時間は増加し、気づけばプラチナランクまで進んでいた。

PS4のコントローラーでも機敏に動ける操作性と、エイムがそれなりにあれば
後は立ち回りでいいところまでいけるような調整によって楽しめていると感じる。
ワーワー言いながらカジュアル、ヒリヒリしながらランク、どちらも好きなので、VCしながらやりたいゲームでもある。

ちなみに一番高いランク「Apex Predator」は頂点捕食者という意味があるらしい。

最優秀賞

Satisfactory

時間泥棒とはこのことで、止めどきがなくて寝る時間を削ってやってしまうほど
集中して遊んだので今回はこれを選ぶことにした。

遊んでいる最中はなんというか無心になれるときがあって、感情が揺れない分、楽だった。
そういう意味では精神的に救われていたのかもしれない。

恐ろしいのはまだアーリーアクセスであるところ。これからのアップデートに期待もしたい。
けど、このまま淡々と遊べるものであっても欲しい。

総評

振り返ってみると、意外とゲームやってたなと。
上半期はFFXIV、下半期はApexと、続けてやるものを遊びながら
短期的にRPGとかアドベンチャーをやる感じなのはいつも通りだった。

そういう意味では、デイリーでやることもないし、ストーリーも特にない
Satisfactoryが時間を持っていったのは特別だったとも言える。

他には各自の環境や、Discordの性能が上がったことによって
他人のプレイを見る機会が増えたのも今年かな、と思う。

来年も皆様良きゲームライフを。
とりあえずCyberpunkは返品しないし、モンハンライズは買う予定。あ、BDFF2も楽しみだね。