9052のGoTY2020

Last-modified: 2020-11-30 (月) 23:11:36

sakai9052のゲームアワード2020

ノミネート作品

■DOKIDOKI Literture Club!(ドキドキ文芸部!)
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やったことない人はネタバレ厳禁だぜ。

主人公はひょんなことから文芸部に入ることになり、
文芸部のメンバー3人いずれかとお近づきになっていくいわゆるギャルゲー。の皮をかぶっショッカー系ホラー。フリーゲームで一時期話題に上がりぎた事から、知っている人も多いだろう作品。ギャルゲーという形式や概念をどこまで原型を保ったまま崩していけるか、という意欲的な実験を試みた第四の壁ゲーでもある。実際にプレイした時はとにかく怖く、ホラー演出が夢に出るくらいビビらされていたが、自分が通ったルート以外にもルートはいくつもあり、誰かに助をもとめるほど本当に怖いレア演出等の仕掛けがこれでもかと盛り込まれている。の込んだ作品構成はもちろん、プレイヤーを驚かせる仕組みの数に圧倒される作品だ。
just Monika.

■Just Shapes & Beats
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音楽に合わせて画面中に表示される弾幕を避ける避けゲー。
弾幕は黒背景に蛍光ピンクで、視覚と聴覚で圧倒される作品。
「Jsut Shapes & Beats(ただの形とビート)」と名前にある通り、
単純形状(丸、三角、四角、その他トゲ形状など)しか出てこないので
キャラクターの造形の良さを見出すことは難しい(それでもキャラクターはかわいい)が、
とにかくプレイ感覚の爽快感が抜群で、「気持ちいい~!!!!」とずっと言っていられる。
プレイはともかくとして、cascadeは絶対に聞いて欲しい。超かっこいい。

■SAYONARA wild hearts
sayonara wild hearts.png
強いてジャンル区別するのであれば「遊べるMV」。
失恋も戦いもチェイスも、全ては時速200km/hのハイウェイ上で展開されるというコンセプトや、
ただの一般女性は実は「道化師<The Fool>のタロットの能力保持者」だったり、
他のタロット能力保持者(いずれも失恋者)の心を救いに行く話だったり、と
けっこうなトンデモストーリーだが そんなことはどうでも良くなるくらいの雰囲気に引き込まれていく。
ゲームとしても複雑な操作はほぼ必要なく、十字キーの移動とアクションボタンのみ。

また、見た目もピンク、パープル、ブルーを基調にしたネオン系の彩色がされており、
光の洪水を駆け巡るような感覚がまた気持ち良い。

■Factorio
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大規模クラフト系の決定版。
実はゲーム自体は昔から知っており、某氏がハマりまくった時は動画勢だったのだが、
いろいろあって一念発起、ひとまずチュートリアルだけでもやってみようという話になった。
ところがどっこい、このチュートリアルですら相当な中毒性があった。
やりすぎて睡眠障害に陥った上、会社で重要な会議に参加している時でさえ
「あれ、石炭こうやって回したら効率よくない?でもそうするとベルトコンベアが第2エリアの真ん中を通ることになるな…第2エリアがあそこにないといけない理由なんかあったっけ?ああそうだ、第一エリアの近くでやらないと往復に時間がかかるからか…」
みたいな事を延々と考えていたため、危険すぎると判断してまだ本プレイは行っていない。
良くも悪くも中毒性が異常に高く、他の事を全て放り投げたいときにはうってつけの作品だ。

■GRIS
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2Dプラットフォームアクションアドベンチャー。
声を失い、絶望の淵に追いやられた主人公の心の中を旅し、色どりを取り戻していくお話。
アクション、と言っていいほどの爽快感はほぼない(というか敵とかはほぼ出てこない)が、
どのステージを切り取っても画がとても綺麗でずっと見ていたくなる。
いわゆる雰囲気ゲーだが、他に類を見ない圧倒的な描写力にモノを言わせた作品だ。
心を取り戻していくことによってただの砂漠と廃墟だった空間に雨が降り草が生い茂り、といった感じで
色が戻っていくような描写は表現できないほどの良さがある。
特に一番最後の描写は必見。

■OWLBOY
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2Dメトロイドヴァニア系飛行アクションアドベンチャー。
声を出すことはできないフクロウ少年「オータス」を主人公にしたゲームで、
2Dの世界を上下左右 自由に飛びながら、浮島の村ヴェリエを守ったり守らなかったりする。
オータス自身に攻撃手段はないが、相棒をつかんで一緒に飛び回ることができる。
相棒は3人いるが攻撃担当で、それぞれに特殊能力があるため使い分ける必要がある。

このゲームは開発期間が異常に長かった事で有名で、
一説には10年くらいかかってるんじゃないの?とも言われている。
インディーズ版人食いの大鷲トリコ。
ただ、ゲームをプレイすると全てが納得できる出来で、
ドット絵という事を途中から忘れてしまうくらいの超絶ドット絵を堪能できる。
アクション難易度はそこまで高くないので、是非気軽にプレイしてほしい一作。

■Helltaker
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いわゆる倉庫番パズル。
twitterでビビるほどバズっていたので知らない人はいないだろう。
悪魔っ娘のハーレムを作るべく地獄へ乗り込む男の話だが、とにもかくにもキャラクターがかわいい。
オタクの弱点特攻的なグラフィック、実はなかなか歯ごたえのあるパズル、
なんだかんだで2時間もあればだいたい全部終わるボリューム感が混然一体となっている。
ちなみにtwitterで作者のLucus氏が「ルシファーがヤギ獣人に変身した姿」の漫画を公開し、
ケモナーが超爆アゲ状態になったのは言うまでもない。

■Apex Legends(Season5,6,7)
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クアッドバトルロワイヤル型FPS。
もともとSeason1~2の時にやっていてただの的状態だったため 「面白くない」とやっていなかったが、
Season4中にPC版で動き方を教えてもらい なんとなくわかってきたためSeason5で復帰。
バトロワ系の駆け引き、FPSの敵を倒した時の快感はもちろんの事、
3人で声を掛け合いながら動いていく体験と、やればやるほど伸びる時期が重なりハマっていったのだと感じている。
やはり成長のカタルシスは偉大。
※OWの6人パ―ティ程役割分担がないのも また違った体験だと感じている。

以前は本当によくわからないままやっていたのでどの武器が強い弱い、どのような癖がある、
どのアタッチメントがどのような効果があるのかわからなかったが、
だいたい全部のアイテムを覚えるくらいにはやりこみ、Season6前半にはプラチナランクまで到達した。
Season7は現在ランクマ坂を駆けのぼっている最中だが、PC版でもPS4コントローラーを使用できる(ただしエイムアシストは若干弱くなる)事を知ったので PC版でも若干力が入り始めている。

いい加減TitanFallもやらんといかん。

■Monster Hunter World : Iceborn
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あれ?去年の9052GoTYにも入ってなかったモンハン?はいそうです。入ってました。
今回は最終アップデートのミラボレアス解禁によって復帰しました、という流れ。
今までのアプデを一気に受け取る形になったので、
マム・タロト(クソデカ黄金龍)、ムフェト・ジーヴァ(クソデカ赤龍)、アルバトリオン(属性角)、
ミラボレアス(理不尽黒龍)の4凶コンテンツを回す感じになった。

やっぱりヤバつよモンスターにみんなでかかっていく感覚はおもろいよ。
これで味占めてるだけはあるよモンハン。さすがだ。

9052はチャージアックスと狩猟笛をメインにしていたが、
ミラボレアス討伐にはもっと火力が必要になる との事から
無印から使用していた大剣に戻って来るという現象が起こった。

誉は浜で死んだ。

■桃太郎電鉄 昭和 平成 令和も定番
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昔からある日本全国すごろく系ボードゲームの最新版。
デザインも一新し、もどき系のゲームになってしまったのかな?と思いきや
BGMや効果音含めてほぼほぼ今までの桃鉄。安心したよワシは。
お金を貯めて物件を着実に買うもよし、進行形カードを連打して目的地にゴールし続けるもよし、
妨害カードで意地悪く攻撃しまくるもよし、といった感じで
(ある程度のセオリーはあるけど)普通のすごろくにはない自由度があるのが楽しい。
また、昔の作品に比べてマップが圧倒的に細かく、
物件の元となっている実際のお店を探すだけでもかなり楽しい1作になっている。
ラゾーナ買えるのがアツい。

※一人用モード(対戦相手えんま&ようきひ)、74年1か月で全物件の独占を完了。
桃太郎ランドを買ったうえでの年間収益は4兆円を超えた。
ちなみに今回も女湯イベントがあることを確認している。

ちなみに9052の桃鉄事情はSUPER桃太郎電鉄3(SFC)から2017(立ち上がれ日本/3DS)までで、
いくつかやってないのもあるがだいたい追いかけている印象。
(3,DX,7,8,V,11,12,15,2010,2017)

ゲームアワード:新体験賞

DOKIDOKI Literture club!
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いや~~~~マジでわかった。2020年1月に配信でやってたけど、怖くて怖くてタバコ吸いまくってた。このタバコ吸いまくったのが原因で禁煙した。結局1年禁煙が続いている。自分が通ってないルートの方がよりびっくりホラーとしての怖さが強く、なおかつまだまだ見てないレア演出があったり。これでハってマジなの?調べれば調べるほど、YouTubeやニコニコで演出集がわんか出てくるので一見の価値あり。特にスタート画面やメニュー画面、詩集めゲームにもホラー演出が詰め込まているので、安全地帯がどんどんなくなっている感じがたまらなく怖い。ただの怖かっただけならもう触らないで終了なのだが、自分の中で「ホラーゲームとは究極の雰囲気ゲームだ」と考えを改めたきっかけでもあり、ホラーゲーム実況などを見始めようになった。

ゲーム内外でかなり影響を受けたゲームといっても過言ではないだろう。

ゲームアワード:クソデカ感情賞

GRIS
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このゲーム、実はメニュー画面をのぞいて一切の文字が出てこず、
イベントを除いてメインキャラクターの表情や考えをうかがい知る機会が全て排除されている。
よってプレイヤーは音楽やゲーム画面から心情や感情をくみ取ることになる。これがエモ。
綺麗な描画と絵作りに特化したゲームなので、ステージの絵面から様々な感情がにじみ出てくる。
それらを乗り越えた上でのラストの演出よ。
あぁ~~~~~~~~~~~~~感情~~~~~~~~~~~~~~~~!
鳥肌立つし言葉にできなかったわ。
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ここ個人的に一番好きなポイント。高い塔とそれよりはるかに大きい空飛ぶ生物。

ゲームアワード:中毒賞

Apex Legends
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やっぱり白熱するよApex。
やられ続けるとカッとなる事も多いけど上手く連携して他部隊に勝った時の快感は異常。
うまくしてやってチャンピオン取れた時の快感は急にボーナスもらって気が大きくなった時みたいになる。
気付いたらもう一回、もう一回、あと一回、いや今のはなし、と無限にやってられる雰囲気すら感じる。
やってる最中はだいたいマジの舌打ちが出るくらいのマジ感。

ゲームアワード:最優秀賞

SAYONARA Wild Hearts
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マジかよ最優秀賞なの?といわれそうな印象だけど、
ゴリゴリのネオン系の街並み、そこをバイクで駆け抜ける気持ちよさ、
かかる音楽はキュートでポップなEDM系。
1時間で1週できるボリューム感、ちゃんと頭を使わないと解けないやりこみ謎解き要素。
おしゃれな雰囲気に包まれながら、「ずーっと気分良くなれる作品」だと感じている。
このゲームをやってから自分の創作物に明らかにネオン系の色合いが増えたし、
「やっぱりバイクは夜乗るに限る」とか思っちゃうくらい影響を受けている。
初見は「バカゲーか?」と思うが、ストーリーがわかった上で見ていくと本当にいとおしい。
また「アルバムモード」というステージ選択をせず最初から最後まで通すモードがあり、
「一周通すかな」が気軽にできる(しかも一周も1時間くらい)のもポイントが高い。
気軽に始められるがついついやめられなくなる上に、ゲーム外にも気持ちよく影響が出る作品となった。
ちなみにサントラはamazon musicで配信されている。

総評

今年はインディーズゲームとネットゲームに時間を費やした。
そのかわりソロプレイの大作には時間を割かなかったように思う。
(以前はDETROIT BECOME HUMANなど、一人で黙々とやるアドベンチャーゲームもかなり触っていたので)
それは昨年末からのLethal League Blazeの流れからきているが、
やっぱりインディーズゲームを漁っていくのはPS1時代のゲーム屋のような、
「玉石混合」感があって楽しい。

とはいえ、モンハンしかりApexしかり、ひたすらネットにこもっていた時期もあったりもした。
こちらはどちらかというと人依存がかなり大きかった気もするが、
ゲームに紐づくコミュニティを嫌いになったわけではなく、できることなら分身して
すべてのコミュニティに顔を出したい一心である。

とにかく、何かしらのゲームは今後もしていく予定ではいる。
※PS5はやりたいインディーズゲームが軒並みsteamに入っているので
本当にやりたいタイトルが出てくるか、コミュニティがそちらで作られれば買う予定。