ここでアイゼンシュタイア君主連合の歴史、文化、自然環境などを書き記す。
自然環境
アイゼンシュタイア君主連合の自然環境~カナダ風の広大な自然と多文化が息づく地~アイゼンシュタイア君主連合は、広大な国土にわたって多様な自然環境が広がる大陸国家である。その風土は寒冷ながら豊かで、北方の氷雪地帯から中央の草原、東方の森林地帯、そして西部の高山地帯に至るまで、多彩な地形と気候帯を内包している。これはまさに、北米大陸・カナダの大自然を思わせる雄大な世界である。この国土には、8つの特異な自然資源が存在し、それぞれが固有の環境と文化的背景を持っている。以下はそれらの環境と、人々の暮らし、信仰、技術が溶け合う情景である。オルン高地:氷雪と金属の山岳地帯国土の西にそびえるオルン高地は、峻険な山脈と氷河に抱かれた地域であり、「オルニウム」と呼ばれる特異な鉱石の主産地である。鋼鉄に匹敵する硬度を持つこの鉱石は、武器、建材、機械の素材として非常に重宝されている。ここでは、先住の山岳民たちが古より受け継ぐ「鉱石の歌」によって鉱脈を探り、近代技術と融合した採掘文化を築き上げている。霧に煙る山中の鉱山都市は、まるで鋼と氷の要塞のようにそびえ立つ。シダウィル大森林:霧の針葉樹海と樹脂の香り北部の広大な森林地帯は「シダウィルの樹」が生い茂るシダウィル大森林であり、世界有数の針葉樹林地帯である。ここで採れる「シダウィルの樹脂」は、防水・防腐・接着などあらゆる用途に使われ、船舶や建築、医療の分野に欠かせない資源である。林業民と先住の森の民が共に暮らすこの地では、「樹脂狩りの祭」と呼ばれる祝祭が冬ごとに開かれ、森を灯火と歌で満たす伝統が息づいている。
クラーゼル湖:水晶と霧の聖なる湖中央部に広がるクラーゼル湖は、五大湖のような巨大な内水域であり、その湖底からは透明な「クラーゼル水晶」が採れる。これらの水晶は高い集光性とエネルギー蓄積能力を持ち、照明や魔導装置の心臓部に使用される。湖岸の村々では、霧の中で水晶精霊に祈りを捧げる信仰が続いており、湖の中心には精錬都市が築かれ、霊と科学が共存する独特の文化圏を形成している。ミュリシア草原:風と命の揺れる薬草地アイゼンシュタイア君主連合に広がるミュリシア草原は、果てしない地平線が広がる寒冷ステップ地帯である。ここに生える「ミュリシア草」は、消化器系や免疫系に良い薬効を持ち、サプリメントや医薬品として広く利用されている。草原には遊牧的な生活を営む人々が暮らし、草と共に風を詠み、夜には草原に浮かぶオーロラを見上げる文化が根付いている。高原風帯:空を支配する羽根の民高地の風が強く吹き荒れる地域には、「ディクラン」と呼ばれる飛翔生物が生息している。この鳥の羽毛「ディクランの羽毛」は、軽量で強靭なため、航空機の部品や魔法道具に不可欠な素材となっている。この地を故郷とするシャリオン人は、風とともに生きる民であり、「風祀(かぜまつり)」と呼ばれる儀式でディクランと空の精霊に祈りを捧げる。ルーフェン断層:光る大地と危険なエネルギー南西の活断層地帯には、青白く輝く鉱物「テルズナイト」が眠っている。これは放射性を持ち、エネルギー源として非常に高価である反面、採掘と精製には極めて高度な技術と設備が必要とされる。発光する地熱地帯は常に霧と湯気に包まれ、人々は「沈黙の儀式」と呼ばれる祈祷で地の精霊を鎮めてから採掘に入る。科学と精霊信仰が共存する、緊張と畏怖に満ちた地域である。アリエンの森:実りと医療の恵みの地東方の広葉樹林には、栄養価の高い「アリエンの木の実」が生い茂る。この果実は食用にも薬用にも適し、寒冷地の保存食としても重宝される。秋になると紅葉が森を赤と金に染め、収穫の祭りが村々で開かれる。蒸留技術と薬草文化の発展が進んでおり、森の恵みを活かした医術が伝統として残っている。ファロウ草原:風に歌う花の大地南東の草原地帯には、美しい花の実から作られる「ファロウのビーズ」が採れる地域が広がる。これらのビーズは装飾品としてだけでなく、特定の波長を発して通信や魔法道具に利用される。花々の風の音が共鳴しあうこの地では、「花の調律師」と呼ばれる魔術師や科学者が精霊と交信し、音と情報を操る文化が栄えている。
地理
| クロイツハーフェン半島 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| クイーンスマート地方 | フェアバーグ | ナイトホーン | マンプール | ハーフェンブルック | |||||
| オークベイ地方 | ハーフェンフェルト | ウォルナットフォード | ベリーランド | コルニアブルク | アイアンドルフ | デスシュテット | |||
| ヘルスリッジ地方 | ライトポート | シャドウレスト | ブロードドルフ | ナイトフィールド | バーンビュー | ゴッドベイ | |||
| デイビッド地方 | ノルデンヤード | ライヒスマルク | レーンマルケン | スカテンニヒスベルク | カイザー | モンチザール | サン・マルシェン | ||
| 下ブラウンブルク地方 | ロイス | デュッセル | ホーエンローマ | ホーエンへルン | イワンコフ | グルテンブルク | アルペリオ | ||
| 上ブラウンブルク地方 | カスティナ | イナーエ | ローソ | バミルミトン | ベルンヘン | リープ | |||
| ライヒ地方 | ジュラティナ | ホルクス・ハレ連邦市 | ヘッダー | ジン | オリガ | レスター | ハンメルベルク | ||
| 上イェーナ地方 | サンタナランド | バードジャデネイロス | アルスリッジ | ローム | ルーク=パース | ジィェーナ | |||
| 下イェーナ地方 | ヒュンピョン | チェットニック | カルロスリッジ | ||||||
歴史
国家誕生
紀元前515年あるエルフが、誕生。これが創造神ルンダである。ルンダは全てを作り出した。まずエスカラ人が作り出された。エスカラ人達は北部で暮らし、エスカラ族国などと名乗っていた。エスカラ人達は狼と共に厳しい冬を何度も超えていた。次にシャリオン人も作り出された。シャリオン人達は西部に作り出されて、騎馬民族となった。シャリオン帝国と名乗り、中央部に進出。数回エスカラ人と対決したが、和解した。紀元前460年。ノティア大陸方面よりデニア人達が侵入。エスカラ人とシャリオン人はもうこの時共同体政権のようになっており、仲良く暮らしていた。デニア人達は最初略奪を繰り返し、戦争に発展した。これぞ、5カ年戦争と語り継がれるたいせんである。紀元前450年。5カ年戦争が終わり、両者和解しクオリョール同盟が設立。紀元前445年頃から戦乱に苦痛を感じていた。住民達が、エスカラ人やシャリオン人を創造した唯一神ルンダを崇めるクオリョール教が興ったことにより宗教が全土に普及。これによりデニア人。エスカラ人シャリオン人達がクオリョール教の名の下に団結し、国家として成り立ったのがクオリョール同盟である。クオリョール同盟は北西部を支配していたが、南部は魔物が多く、クオリョール同盟軍では刃がたたなかった。紀元前430年ナキル人とテュリヌス人が侵入。ナキル人とティリヌス人は紀元前430年、未だガルトネルヴェンでは魔法側がほとんどの政治を行っていたため、科学側の弾圧は続いていた。そのような状況下で議会において科学側として権利を主張し続けていた〈ウラジーミル〉と〈ドミトリー〉が居た。魔法側は二人の弾圧を目論んだものの、表向きには魔法、科学も平等という理念を掲げていたため、二人の単独での弾圧は諦め、二人がそのそれぞれナキル人とティリヌス人であったことから、極地の開拓と言う名目でナキル人とティリヌス人に開拓地への派遣命令を出し、無関係のない人々諸共帝国から追放した。紀元前425年、長旅の末、現華平提備州租借地(デイビット地方)に到達した。名目上の開拓は順調に進んでいたが、紀元前370年にナキル人とティリヌス人によって反乱が発生、帝国軍は鎮圧を試みるが、本土からの距離を鑑み早々に断念。開拓を指揮していた帝国の役人は本国へ撤退し、ナキル人とティリヌス人はここに国家を建設し始める。これによりクオリョール同盟は南部に移動。ナキル人とテュリヌス人は、科学ナキリヌス公国を建国し、クオリョール同盟と約10年に及ぶ戦争を開始した。これが名狗戦争(別名北南戦争)である。クオリョール同盟側のエルフは魔法で隕石攻撃。ナキリヌス側のエルフ達は、科学により高度な武器で応戦。これにより国土は大いに荒れた。約10年後の359年クオリョール同盟と科学ナキリヌス公国は和解し、新たな国家アイゼンシュタイア帝国を建国した。
改革時代
名狗戦争の血塗られた灰の中から、ひとつの新たな帝国が胎動した。紀元前359年、魔法と科学の融和を誓い、五つの民族(エスカラ・シャリオン・デニア・ナキル・ティリヌス)が手を取り合って建国したのが「アイゼンシュタイア帝国」である。帝都アルフタリアには大理石と黒鉄の尖塔が聳え、その議事堂(ライヒスホール)では民族評議会が開かれ、皇帝の下、各侯国や公国が緩やかに結束する構造が築かれた。この帝国は、明確な中央集権国家ではなく、まるで神聖ローマ帝国のように、諸侯・公・騎士修道会・都市同盟が複雑に絡み合う「連合的絶対主義」の秩序だった。カイザーは“ルンダの世俗代理者”と称され、神意に基づく統治権を持つとされたが、実際には大評議会(グローセ・クオリョール)による同意なしには多くを動かせなかった。
黄金時代
黄金の同盟期(-100年~紀元50年)帝国の初期は「黄金の同盟期」と呼ばれる。南方のナキル=ティリヌス工業都市では、テクネ神学の影響を受けた技術者ギルドが発展し、魔法と科学の融合による蒸気術式、テルズナイト炉、飛行艇などの発明が相次いだ。一方、北方のエスカラ侯国では古き神秘とルンダ信仰が根づき、シャリオン騎馬貴族との融和の中で叙事詩文化や民族伝承が花開く。宮廷詩人たちは「鉄と雪と星々の帝国」を謳い、吟遊詩人が各地を巡って、帝国の統一感を文化的に支えた。帝都アルフタリアは、やがて「第二のウィーン」とも称される文化都市として成長。帝室音楽隊(ケーザーリッヒェ・ムジークグルッペン)や帝国大劇場では、ルンダの創造神話や名狗戦争を題材としたオペラや交響曲が盛んに演じられるようになった。内乱と宗教問題(紀元100年~250年)この繁栄の陰で、帝国内には信仰と理性の対立が再燃する。特に紀元140年の「ルンダ第二公会議」以降、クオリョール教会が神学的統一を目指して諸教派への圧力を強めたことで、ナキルやティリヌス出身の自由信仰派が反発。これが一因となり、科学過激派が起こした**第二次名狗戦争(紀元263年)が勃発する。戦争は短期で終わったものの、以後の帝国軍では宗教派と科学派の将官が交代で任命される「均衡交代制」**が導入された。この内戦期には、帝国内の諸侯間での連邦意識が高まり、**地方同盟(類似:スイス邦連邦・ライン同盟)**が形成される。クラーゼル侯国、ヴィントシュタイン公領、ファルヴァル自治都市連合などがこの頃に強化される。
あらたな時代
魔導と理性の均衡:啓蒙の黎明(紀元300年~)紀元300年、国号をコルニアブルク=ウィムアティア公国と改める。帝国学術院(ヴィッセンシャフト・オルデナ)によってまとめられた「世界理知目録」は、魔法と科学、神学と哲学の知見を統合した叡智の結晶であり、まさに**帝国版『エンチュクロペディア』**とも呼ぶべき存在である。帝国の技術者と魔導士は共同で「エーテル軌道路(アウフェア・バーン)」を敷設し、オルニウム製の路線によって北方の鉱山地帯と南方の都市を繋ぐ物流革命が起きた。その後、長年統治してきた皇帝家が滅亡。友好国エルンゼリアより、ザメリア家の人物が新たな当主になり、ザメリア=マイヒニルゲン朝が始まった。この時代は、啓蒙専制君主時代(フェルディナント3世が主導)にあたり、学芸保護、教育整備、軍制改革、宗教寛容などが進められる。帝国軍は「近衛ルンダ近衛隊(ルンダリッヒェ・グラント)」を創設。プロイセン風の戦術訓練と魔導突撃術を融合したこの軍は、後に「銀の鋼鉄」と呼ばれることとなる。異変と再統合(紀元500年以降)紀元512年、「獣の月」と呼ばれる寒波と魔力嵐の中、北域で魔物の大襲来「銀牙の群れ」が発生。エスカラ騎士団と科学軍団が連携してこれを撃退し、魔法科学合同軍制の本格導入へとつながる。同時に、各地でクオリョール教の解釈を巡る対立が深まり、紀元537年には宗教改革(ヨハネス・ラパツキらが主導)が勃発。これをきっかけに「地方教区制」が導入され、帝国は信仰的にも多元的体制へと移行していく。千年帝国の夜明け(紀元600年)そして、紀元600年。建国から約千年を迎えた帝国はなおも存続していた。統一というよりは、連邦的緊張と敬虔な幻想が同居する帝国的現実の中で。帝国の旗は依然として風に翻る。皇帝は神と法の間に立ち、貴族たちは文化と軍務の間で踊る。かつてルンダが創りし五種族は、それぞれの流儀でこの地に根を下ろし、再び変革の鼓動を聞き始めていた。
