特技(日本)

Last-modified: 2024-09-09 (月) 00:10:50

特技は、大日本帝国陸軍及び大日本帝国海兵隊における特殊技能の略称。通称は「レンジャー」。
特殊技能課程を修了すると各特技が付与され、これらは一般的に「特技兵」と呼称される。現在、陸軍内において約22%、海兵隊においては水陸両用レンジャーにおいては全体の83%、それ以外で42%がこの各特技資格を持つ。
元々は1960年代後半にかけて陸軍内で新たに設けられた制度であったが、1977年に海兵隊も同制度を導入することとなり、海兵隊員は基本的な水陸両用レンジャーの取得を義務付けることとなった。(ただし、飛行士などの特殊な兵科を除く)

概要

特技は、陸軍及び海兵隊内に設けられている資格であり、特技を習得することにより、新たな能力を獲得することを目的としている。特に、挺進旅団及び特殊作戦群などの部隊においては各特技を獲得している必要がある。これら各特技を獲得するためには指定された課程を修了する必要がある。
また、海兵隊では基本的な上陸作戦等を実施するために水陸両用基本訓練課程を修了することが義務となっている。
各特技を習得したものは「○○レンジャー」と呼称され、その能力を認められた証となる。現在各特技及び課程は合計で31種類ある。
ただし、これらすべては基本訓練として各部隊に導入がなされていることもあり、必修的なものとなっている兵科も非常に多く、「レンジャー」を多様な能力を持つ隊員として呼称されることともある。これは、国防省における特殊作戦隊員の範囲等に関する訓令において指定された1部のレンジャー資格等を有している隊員に対して、特殊作戦隊員として認められていることから、この特殊作戦隊員に認められているレンジャー資格を狭義のレンジャーとしていることもある。

各特技・課程・教育

1.幹部レンジャー

幹部特技課程を修了すると獲得することが可能で、特技訓練の教官を育成するためのもの。基本的に1つ以上の特技課程を修了している必要がある。

2.部隊レンジャー

部隊集合基本訓練課程を修了すると獲得することが可能で、各部隊においての基本的な特技資格となっており、各連隊において行われる。

3.遊撃レンジャー

遊撃特技課程を修了すると獲得することが可能で、遊撃作戦の実施等に必要な知識を習得する。

4.空挺レンジャー

基本降下課程を修了すると獲得することが可能で、挺進兵としての最終試験でもあり、自動開傘索方式における空挺降下を習得する。

4.自由降下レンジャー

自由降下課程を修了すると獲得することが可能。

5.山岳レンジャー

山岳特技課程を修了すると獲得することが可能で、山岳地帯における戦闘等に必要な知識を習得する。山岳連隊と名高い第14師団の歩兵科などにおいて多くが獲得している。

6.狙撃レンジャー

狙撃特技課程を修了すると獲得することが可能で、狙撃銃による対人・対物狙撃等に必要な知識を習得する。

7.密林レンジャー

密林特技課程を修了すると獲得することが可能で、密林地帯における戦闘等に必要な知識を習得する。

8.スキーレンジャー

スキー基本訓練課程を修了すると獲得することが可能

8.冬季遊撃レンジャー

冬季遊撃特技課程を修了すると獲得することが可能で、冬季などの雪中における行軍や戦闘等に必要な知識を習得する。

9.救難レンジャー

救難特技課程を修了すると獲得することが可能で、救難・捜索活動や部隊員の応急処置などの医療知識などを習得する。

10.情報レンジャー

情報特技課程を修了すると獲得することが可能で、情報戦などにおける必要な知識を習得する。

11.水陸両用レンジャー

水陸両用特技課程を修了すると獲得することが可能で、海兵隊のような水中からの上陸戦闘や水泳技術などを習得する。

12.兵器レンジャー

兵器特技課程を修了すると獲得することが可能で、各兵器の知識を習得することができ、仮想敵国の兵器知識や各運用兵器の知識を得ることで戦闘に活かすことを目的としている。

13.高度特技レンジャー

高度特技課程を修了すると獲得することが可能で、特技資格を2つ以上獲得したものが部隊の指揮や各特技課程では施されない、更に上位の知識を習得する。