photo:Takayoshi Susaki
自身は、舞踏ではない何かを掴もうとあがいてきた。混沌とした迷宮に入り込み、出口ではなく入り口に戻る繰り返し。否定、アンチ、することで乗り越えてきた歴史も、その方法論自体が成立しにくい時代である。「何でもあり」になってしまった。本当にそうなのか。舞踊を否定することで乗り越えつつ、舞踊を舞踊することで乗り越えることも試みになりうるはずだ。否定し逸脱していく事と、肯定した上で更に逸脱していく事は正対照であり、つまりイコールではないか。この相反するふたつの事は同時に成立しうるのだ。(2006年初演)
:5名
:間口6mx奥行6m(目安・対応可能です)
:応相談