「太陽は笑ってるぜぃ!!!」

Last-modified: 2012-01-24 (火) 18:21:53
 

「太陽は笑ってるぜぃ!!!」
photo:Mint

 

音楽家・広樹輝一の作曲による「太陽は笑ってるぜぃ!!!」を参加者全員で共有する試みです。公演(公開型ワークショップ)として上演する場合はダンサーとミュージシャンがメインとなり、観客が参加していく形ですが、ワークショップ・アウトリーチとして行う場合は、井澤佑治(ダンサー)と広樹輝一(音楽家)がリード役となり、身体の動き、打楽器やチベットラッパなどユニークな音色の楽器による演奏、声などで参加者とダイレクトにコミュニケーションをしていきます。また参加者も楽器や声、動きでリード役とコミュニケーションをします。みんなで好きに演奏をしたり身体を動かしたりする部分と、全員でひとつの場を作るテーマ部分が交互にくる構成となっています。対象や規模によって内容を即興的に自在に変化させられるプログラムなので、年齢や障がいの有無に関わらず参加していただけます。

 

例)例)「大阪赤十字病院附属大手前整肢学園(肢体不自由児・重症心身障がい児施設)におけるアウトリーチ(2012年1月5日)」

参加人数:約30名
内容:会場となった食堂兼プレイルームにアクティング・エリアを作り、そこから放射状に児童たちが座る。前の方にはマットが敷かれ、体を動かせる児童はそこに自由に座り、座ることが困難な児童は寝転がる。その後ろには児童たちが座る車椅子やベッドが配置されました。
まずはダンサ―と音楽家が普段あまり耳にすることのない、ホーミーの独特な発声を披露し、児童たちから笑い声があがります。そこからダンサーは随時、児童たちの間に入り、声を発しながらさまざまな動きを見せ、音楽家もチベットラッパやカリンバなどでユニークな音を鳴らしながら児童たちの中に入っていきます。始まる前は「怖がるのでは?」という危惧もありましたが、やってみるとみんな笑いながら楽しそうに反応してくれて、楽器を鳴らしたり、飛んだり、回ったりとさまざまな反応を見せてくれます。そこから、児童の楽器演奏でダンサーが踊ったり、音楽家の楽器演奏で児童が動いたりといったコミュニケーションが生まれました。
そして、テーマ部がくると音楽家の叩く10拍子のドラに合わせて、みんな思い思いのリズムで手拍子をしたり楽器を鳴らしたりしてくれました。それはやがて「お祭り」のような一体感となり、立ち会っていただいた児童指導員の方から「普段は体を動かしたりしない子が、積極的に体を動かしていて驚いた」とのご感想をいただきました。

 

対象:児童~中高年(ダンス、楽器演奏経験者向けプログラムも有り※公演の項を参照)
定員:最大40名ぐらい ※応相談

 

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