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※全員分のリザルトがまとまりました。(トップページにも掲載しています)
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ナニはともあれ、表彰台に上がった方は上手い!ってなことで、
まずは、トップ3の面々です。
実は1位と2位の実力は超伯仲!SSタイムの約0.5秒差での決勝だったのですね!
素晴らしいです。拍手!
因みに上位2位の方はSSとしてもトップタイムをたたき出し、技術の高い走りはスピードも行ける!を証明しました。
ゼッケン | 選手名 | 減点 | クリーン数 | SSタイム |
25番 | 山岡選手 | 3点 | 2回 | 36秒143 |
21番 | 佐々木選手 | 3点 | 2回 | 37秒679 |
34番 | 広岡選手 | 4点 | 2回 | 1分34秒679 |
第3位入賞の広岡選手の走り
ウインチヘッドと重量フロントバンパーだとクイックな動きが苦手なはずなのに、果敢にSSを踏んで加速します。
そして、失敗するとタダの転倒では済まないヒルダウンを落ちます。ここは冷静と度胸の両方必要は場所なのですが、キレイに降りていきます。
第2位入賞の佐々木選手の走り
この選手は、とにかく迷いの無い操作で車を操ります。
このレベルになるまで相当走りこんでいると思いますが、これだけ上手くて車もキレイ!素晴らしいの一言です。
そして、SSでは迷わず踏む!車の挙動を理解していないと中々出来ない技術です。
特に、SS奥地での下りからのタイトターン技術は秀逸モノで、僕もこれは理想レベルと感動し切りでした(その画像が撮れてないのが非常に残念ですが。)。
今大会優勝の山岡選手の走り
これを見て、「未だにサンマル最強か?」となりそうですが、しかし!車の性能もさることながら、勝因はやはりドライバーの手腕ですね。
軽さが武器の車ですが、長いクライムが苦手なのも特徴のサンマル!
なのに、それを感じさせない走りで厳しめのラインを攻めます。
他の選手よりも上向きなラインを選んでいます。
そして、さすが軽さのサンマル!激ヒルダウンもスムースにこなします。
このSS、30秒台を叩き出したのは優勝の山岡選手と2位の佐々木選手のみ!
やっぱり、実力のある選手は普通にSSも早いんですね。
そして、特別賞の2名!
この賞は、ある意味上位入賞者よりも意味のある賞の位置付けで、今回のイベントの趣旨である、
「とにかく楽しく走って、しかも技術も向上しちゃいましょう!」
を実現した方に相応しい賞なのです。
ゼッケン | 選手名 | 減点 | クリーン数 | SSタイム |
14番 | 三上選手 | 51点 | 1回 | 2分03秒094 |
20番 | 斉藤選手 | 13点 | 2回 | 2分10秒950 |
まずは、この日一番技術が向上した三上選手!
経験こそ浅いようですが、ラインを見る視線は真剣そのものです。
このシーンもエキスパートには何でも無い場所なのですが、アウトにラインをとってしまうと切り返し地獄になってしまうセクションをラインを選び攻略します。
そして、踏む時は踏む!
特に3セクでは苦労して大きな減点も貰った三上選手ですが、この日のうちにメキメキと上達し、最後のSSではキャンバーからのヒルクライムでも怯むこと無く攻め込みます。
元々、度胸のある方なのかもしれませんが、度胸だけではクリアできないのがトライアル!三上選手はこの経験で度胸に+技術が加わりました。
近いうちに現役トライアラーを脅かす日も近いのかもしれませんよ!!
もう一人の特別賞はなんとダイハツネイキッドを操る斉藤選手です。
車高を上げているといってもサスペンションストロークも少なくギア比も高い、トライアル向きではないハンデをライン取りとアクセルワークを武器に巧みにこなします。
この選手はラインを決めたら迷わずアクセルを踏むので一見簡単にクリアしているように見えますね。
しかし、実はギア比が高くタイヤもオンロード用のツルツルなので、クライムで少しでも迷ったら終了なのです。
これぞ、自分の車の特性を理解した上で最大のパフォーマンスを発揮する上級の走り方ですね。
また、ライン取りが正確だと言うことは車両感覚も正確だということ。
切り返す場面でもスペースをギリギリまで有効に使って切り返します。
一つ一つの技術が高い斉藤選手、ジムニーに乗り換えたら結構な強敵になりそうです!
因みに、SSトップ10は、
ゼッケン | 選手名 | SSタイム |
25番 | 山岡選手 | 36秒143 |
21番 | 佐々木選手 | 37秒679 |
32番 | 高山選手 | 41秒766 |
29番 | 本間選手 | 46秒486 |
16番 | 高橋選手 | 1分02秒838 |
28番 | 伊藤選手 | 1分04秒950 |
36番 | 大橋選手 | 1分06秒214 |
18番 | 山田選手 | 1分06秒790 |
30番 | 北原選手 | 1分07秒222 |
15番 | 新濱選手 | 1分09秒543 |
さて、ここからはこの日のイベントを振り返って紹介しましょう!
朝7時30分からの受付開始と、早朝にも関わらず続々と集まります。
遠くは釧路等から遊びに来ていただいて、嬉しい限りです。
開会式・ドライバーズミーティングを終えセクションインスペクションです。
普通は全セクション全てインスペして全セクション同時オープンなのですが、今回は初級者を対象としているため、1個セクション毎インスペ・コースオープンとしました。
皆さん、セクション攻略のため真剣です。
今回の出場者の特徴は、現行型の割合が多いことでしょうね。
しかも、車がキレイ!
初心者・初級者対象とはいってもモチロントライアル経験者参加OKのこのイベント、何処かの大会で見た選手も走ります。
勝利を求めるのを否定はしませんが、今日のイベントは楽しんだモン勝ち!
皆さん、敢て難しいラインにチャレンジして、初級者のお手本を見せてくれます。
皆さん、本当に楽しく走ってくれていて、企画したJCJ北海道としても、甲斐があります。
全ての写真を公開したいのですが、流石に無理なので、ココからはランダムに選択した写真を流しましょう。
上級者やチャレンジャーが挑んだタイヤ廻りのコースは、
実は、意外に曲者なのですよ。
しかし、車を傷める恐れもある人工セクションを迂回するとバック1点。
キレイな車の選手は手堅く迂回コースを選択
しかし、迂回といっても切りポイントを誤ると更なる減点かポールタッチの可能性が!
この迂回コースはオープンデフには厳しく、ライン取りとアクセルワークがキモとなるトレーニングコースなのです。
迂回コースを使えばバック1点、タイヤは端のラインから上手く攻めればクリーン!上級ならチャレンジですよね。
しかし、ここの難しさはタイヤそのものではありません。
実は、タイヤの後の土手越えからのV字侵入がキモなのです。
デフが入っていればタイヤも超えられます。
しかし、土手からV字にタイトに進入しようとすると、デフが入っているからこそリアがインにずれてしまうのです。
それならばと速度を上げて進入すると・・・
V字の対面に当たってしまう、意外にテクニカルな場所なのですよ。
今回のイベントでは本当に色々な型のジムニーが集まりました。
また、ノーマル車のエントリーもあり、「ごっこ」らしい選手層です。
皆さん、それぞれにチャレンジラインを踏んで行きます。
「トライアルごっこ」の最大の特徴は、最後まで走りきる!
このように、ラインがズレて右に転倒しそうになったら・・・
支えます。(減点30)
減点が何点になろうが、リタイヤしない限り最後まで挑戦です。
だって、本物の山ってそうでしょ?じゃないと帰ってこれないし。
右キャンバーの次は左キャンバー、四角いジムニーで3人・丸いジムニーで5人いたら、大概何とかなります。
この程度のキャンパーなら3人で充分。
キャンバーでのポイントは、
急ブレーキ厳禁!下が安全なら下にステアリングを切り下りてしまう(山にステアリングを切るとコケます。)
そして何といっても車の限界を知る!っですよね。
無事、難所をクリアしてヒルクライムにアタックです。
見事クリア。素晴らしい!
SSでのヒルダウンからのタイトコーナーに入り、
ギリギリを攻めるも、曲がりきれずに転倒。
でも皆で起こして競技続行!
山では転倒しても起こして帰らなければならないとはいえ、中々にハードなルールでもありますね。
皆さん、SSとなると、「参考タイムですよ」と言っても飛ばしますね。楽しんだ者勝ちだからいいんですけど。
良い踏みっぷりです。
とうとう、シャレで広げた無茶ラインを降りる選手も現われます。
ここって、失敗したら凹むじゃ済まないですよ。
グリップの弱いノーマルタイヤで横ズレしたら終了のアタックをする吉岡選手。
フルノーマルでココを降りるのは貴方だけですよ。
今回、エキシビジョンとして走ってもらうポラリス RZR XP1000を駆る高橋選手。
性能が高いのは最初から解ってましたが、格好も良いのがgoodです。
この車、意外に最低地上高は低く床下が当たるはずですが、設計がフラットなので引っかからないんですね。
車重はどのくらいなんでしょうね?派手に遊んでもメカニカルなダメージがあるようには見えません。
SSでは、チャレンジャーでも降りることしかしなかった坂を軽くクライムクリア。
そして、僕がシャレで設定した、上ることは元より下りも考えられない崖をクライム!
下地はフカフカで距離も長く、もし失敗したら場合によっては車はモチロン選手もタダでは済まない場所を激しくクライムします。
本日の飛び入りエキシビジョンのウニモグ!でかい!他のジムニーがトミカ博のようです。
今回のイベント、けが人も出ずに皆さん腹一杯楽しんだようで何よりです。
せっかくなので、この日を楽しんだ皆で写真をパチリ!
まだまだ、皆さんの走りを紹介したいのですが、流石に全ての写真を載せられなくてすみません。
またイベントを開催した際には遊びに来てくださいね!
こちらもどうぞ
第1回「トライアルごっこ」 | ぽんたさんの林道走破BLOG |
第2回「トライアルごっこ」 | 2015年6月 |
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※全員分のリザルトがまとまりました。(トップページにも掲載しています)
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今回のイベント開催にあたり、
特設会場として場所を提供して下さった 「株式会社 松村産業」 様
運営等に関するアドバイス等全面的に協力頂いた 北海道4×4トライアル協会」 様
賞品として豪華なものを提供して下さった マフラー専門店 「アクセルコール」 様
「坂東農園代表 坂東正明」 様
「TOCボディワークス」 様
「J-UP-Company 」 様
本当に有難うございました。
おかげさまで、エントリーフリーの貧乏イベントにも関わらず、盛況なイベントとして成功することが出来ました。
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