ヒカキンの日常(ヒカニチ)

Last-modified: 2024-03-11 (月) 10:57:55
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(↑狭義の「ヒカニチ」動画の一例。)


ヒカキンの日常(略称:ヒカニチ)は、かなり人によって使い方が異なるヒカマニ関連単語。

  • 広義:使用ネタに、HIKAKINやSEIKINが含まれる動画のこと。「ヒカマニ」とも呼ばれる
  • 狭義:HIKAKINなど元動画を頼らず、彼らの切り抜き素材のみを借用して一から作られた、劇場風動画のこと。
    早い話が、『BB先輩劇場』のヒカキンVer.である。

なお、HIKAKINの生活風景や日々のルーティーンのことではない。

概要

(ここでは狭義の「ヒカニチ」の概要について解説する。)

前述の通り、ヒカニチはHIKAKIN達をキャラクターに使用して編集を施した動画である。ヒカマニ本編/外伝のようにHIKAKINの元動画を土台に改変をするでもなく、音MADのように原曲があるわけでもなく、ストーリーを一から編集して創っているというのが特徴。

特に、「何を四天王!?」やセイマニネタでもある「大納言あずき」ネタが後者はYouTubeにて低年齢層の多い解説系チャンネルが紹介したのもあってか界隈を風靡しており、「10年連続人気最下位、栄えあるワーストランキング第1位」というフレーズは、実際にサーティワンで大納言あずき注文時に詠唱する者が現れたほど人気。

なお、「ヒカキンの日常」と名がついているが、実情は動画内のヒカキンが犯罪に手を染めたり逆恨みして相手を殺害したりと非日常な内容が大半である。尤も、ヒカキンの日常そのものは、ウン發さんの動画をみればわかることだが…。

ヒカニチとヒカマニの違い

ここまで聞くとヒカニチもヒカマニと同一の存在のように思えるが、

  • ヒカマニ⇒YouTubeのHIKAKIN切り抜き改変投稿者のネタ模倣が発端
  • ヒカニチ⇒TikTokでHIKAKINのオリジナルストーリー動画を上げていた投稿者らが呼んでいた動画群

…に由来しており、源流が別物である。それゆえに「ヒカマニ」を名乗る両者では、すれ違いが多くみられる。

しかしながら、内容としては「無断でHIKAKINを動画素材にし、クリーンと言われるHIKAKINのイメージからかけ離れた改変動画を作る」という点に変わりはない。
同じくアングラコンテンツである「真夏の夜の淫夢」で例えるなら、本編改造淫夢とBB劇場程度の違いでしかないのだ。

主にヒカニチはヒカキンの名言を使って日常を描くものを指す。一方でヒカマニはヒカキンの動画を軸に変なことを言わすものを指すことが多い。
ただし、上記の傾向から外れたヒカニチヒカマニも少なくなく、一概に判別することは困難。

キリスト教で例えるならば、「キリスト教=同じヒカキン改変動画」として、

  • カトリック=ヒカマニ
    創始者を神格化し、界隈内の掟を厳守し、慣例を何より重視する(=慣例に反する異例を忌避する)
  • プロテスタント=ヒカニチ
    前者から派生し、信仰はさほど重視せず新興勢力で、大衆的で自由度が高い

…と言えるかもしれない。

事実、ヒカニチを嫌うヒカマニ民・ヒカマーの過剰なまでの排他的な言動は、淫夢の淫夢原理主義者ならぬ、ヒカマニ原理主義者と言えるところがある。
また、かつては「源流に下ネタがみられない」という理由で、下ネタの有無がヒカマニとヒカニチを分別するための指標とされていた。
ところが最近では下ネタどころか、ヒカマニネタを逆輸入したヒカニチ動画も現れてきており、下ネタがあるか否かは関係なくなってきている

それより(どうしても両者を区別させたいのなら)動画内容・界隈の民度共に、
保守的なのが「ヒカマニ」、そうでないのが「ヒカニチ」と分別するのがわかりやすくかつ確実だろう。

曖昧さ回避

  • 広義:使用ネタに、HIKAKINやSEIKINが含まれる動画全般のこと。ヒカマニとも呼ばれる
  • 狭義:HIKAKINなど元動画を頼らず、彼らの切り抜き素材のみを借用して一から作られた劇場風動画のこと。

上で二通りの意味合いがあることからわかるように、ヒカニチとヒカマニの違いが、あくまでヒカマニ界隈内・ヒカマーの内部でのみに過ぎないのだが論争の的となっている。

しかしながら、ヒカマニとの区別を主張する者がヒカマニ界隈内…ヒカマーと目される集団に偏っている影響か、界隈外の人間やそもそも両者の違いがわからない人、果ては、現在のヒカマニ人口を凌駕するヒカニチ民からは同一の存在として見なされることが多いと予想される。

ニコニコ動画でのヒカニチ

ヒカニチは現在主にTikTok、YouTubeに多く投稿されているが、中にはヒカマニ外伝、ヒカマニ音MAD派が圧倒的多数を占めるニコニコ動画にヒカニチを投稿する者もいる。
外伝派にはヒカニチに嫌悪感を示す者も多く、ニコ動に投稿されたヒカニチには

  • タタナイ‼️👎」 「ヒカマーズ制裁*1」「ゴミニチ」などの批判、誹謗中傷的なコメントの嵐(前述のようなコメントが大量に書き込まれ、コメント荒らしのような状態になる)
  • ヒカニチゴミ動画リンク」「ヒカニチ!?頭大丈夫か><」「ヒカニチ消えろ」「ヒカニチ!?頭生姜医者か?」などの過激なタグが付けられる
    といった激しい批判、中傷に晒されてしまうことが大半である。

ただ、現在のニコニコ上ではヒカニチ自体を題材とした動画に高評価されるものも出てくるなど、度が過ぎた攻撃は落ち着きつつある。


*1 Twitterが発祥のワード。Twitterにおいてヒカマニを批判したり、ヒカマニ民との対立関係に陥ったユーザーへの制裁(凍結を目的とした大量の通報など)を意味することが多い。Twitterのヒカマニ民もニコ動と同様ヒカニチを嫌う者が多く、ヒカニチ晒しbotなるアカウントも存在する。