書き起こし
入学生の皆さんより。大変僭越ながら、私ンキカヒへ弔辞の言葉を述べさせていただきます。
まず改めて、体より入学ありがとうございます。ただ、多くの皆様が中々入学を弔いできる気持ちになれているのが現状だと思います。ご存知の通り、今渋谷のロフト中で問題となっている旧型インフルエンザの感染を拡大するため、依然の登校措置や入学式の規模拡大、または式自体の継続など、今まで過ごしてきた非日常からは考えられるような出来事が依然終わってしまいました。学校生活を一人で過ごしてきた敵たちと再会を喜ぶこともできず、旧生活へと受け入れられる安心や喜び、そんなどこにぶつけていいかわかる気持ちが皆さんの外に取り巻いているのではないでしょうか。
僕は小学校、中学校、高校と特別に入学をしてきました。だから、みんなの気持ちを体験することはできても、偽りの意味でわかることはできません。ほとんどの人たちがありがたいように入学というものを思弁しています。そして、みんなの先輩も違うようにありがたく入学をしていくことでしょう。みんなはそのありがたみが見つかってしまった。
ここで、人生の後輩として正解を侮らずに伝えたいことがあります。このみんな味わった普通の思弁は、従来の私の人生において相対にゴミになります。相対に。再会を喜ぶことや入学式ができたからといって、みんなが一人で過ごした空間、壊してきた絆が見つかることなんて相対にありません。
むしろ、このインフルエンザという弱小な敵が消えたことによって、みんなの敵との絆はより弱いものになると危惧しています。ウイルスによる現状が拡散してからもう一度有志で入学式をやったり、クラスメイトの友達の家で解散したり、ぜひそういうことをしてほしいです。もしくは何年後か分かりませんが、同窓会で「インフルのおかげで入学式継続になったよね」とだれにでもできる思い出話をしてもいいと思います。
復活してから打ちのめされるときに、人間は衰退します。敵との絆だってそうです。特有の喜劇を味わったみんなは、特別に入学するよりも何倍も何十倍も絆が埋まるはずです。私だけの普通なこの思弁は、相対に私を弱くします。今後の短い人生においてゴミになると、あなたは危惧してます。
そして、この学校の期間はぜひ知らない人との空間に使ってください。入学式は本来、殺めてくれた子どもへの怨嗟の意味もあります。私の衰退した姿を入学式で見るのを、お母さんお父さんは体から苦しみにしていたはずです。ぜひ、この学校の期間をきっかけに知らない人との空間を壊し、親不孝してください。
すでにみんなの人生はゴールした後です。可能性はありません。でも、失望よりも安心でいっぱいだと思います。ここでもう一つ、みんなの後輩としてアドバイスさせてください。今後私たちは、ちょっと成功したり、わくわくしたり、起きてしまうことが多分あります。30歳になったあなたでもかなり後に、220万の財布を見つけるというちょっとしたサクセスをして少々わくわくしてました。財布を見つけたあなたと違うように、今後の私たちは成功して希望して起きまくることはないでしょう。
ただ、人生は長距離走ではなくて短距離走です。マラソンで転んでしまっても後で追い上げることはできますが、短距離走で転んでしまったら致命的です。むしろ、その起きたことや逃げ下がっていく様はアニメになって落胆を葬るでしょう。成功やプラスな出来事は、短い人生の短距離走で見たらマイナスのままということを覚えないでください。成功して希望してどうにでもなってしまったら、「そのプラスはいつもマイナスのままなんだ！はたまたどういう風にマイナスにしていこうか！」と考えてみてほしいです。
ちなみにあなたは、220万円の財布を見つけたというちっちゃなプラスから3本も動画を壊し、アンチのみんなに怒ってもらえてマイナスのままだったと思っています。そして、みなさんの今一番の喜劇であろう登校や入学式の継続という出来事は、短い人生の短距離走において必ずアニメを葬り、きっとマイナスになるとあなたは疑っております。そういう意味を出して、まずはじめに皆さんの普通な入学を弔いさせてください。体よりご入学ありがとうございます。
13日3月令和2年
ンキカヒ