BG Ramp

Last-modified: 2020-03-15 (日) 13:29:16

概要

 

Aurora Open #4にてKingdanzz選手が使用したリスト。
エレメンタルと強力な発見スペルが最大限採用されており、安定した土地加速と加速後の爆発力が両立されている。

 

概要

2020/3/14更新
優秀な緑のバフと青のデバフで盤面を支えつつ、フロッグトサーなどの強力な混成カードで盤面を制圧するコントロールデッキ。
デッキ名の「Ramp」は土地(他のゲームであればPPやマナ)を加速して重量級カードに繋げるデッキ全般につけられる俗称。

 

同色のBG Jumpersと比較すると、中盤戦でのぶつかり合いより終盤戦でのカードパワー勝負に優れた構成になっている。
BG Jumpersを含む一般的なミッドレンジに対して勝ちやすい構成になっている一方、攻めあがる能力に乏しいため自分より終盤戦に強いデッキには脆い。

 

使い方

マリガンは雨林の探検家のような初手に置く事を想定したカードを探す。
土地は顔横からスタートし、自陣側2井戸を制圧する。

定石.jpg

序盤例。色土地が揃いきるまでは概ね相手の攻撃を捌く展開になる。
一般的なゲーム展開なら左下の井戸横に土地を置いて雨林の探検家を展開する形になるが、今回は古代の伝令ウォーターエレメンタルが接触する展開を避けるため顔前に土地を置いてエレメンタルを逆サイドに飛ばす。

 

土地が青2緑2赤1と揃うとこのデッキは行動の自由が大きく増す。
基本的にはバフデバフやフロッグトサーを駆使して場の優位を取った後、攻めあがる形
を取る。
飛び跳ねるフグ紺碧の空鯨 モービィといったカードが採用されているので、基本的にはレイトゲームを無理なく制する事が出来るだろう。

 

水晶のスパイスはこのデッキの中終盤の戦術を大きく変化させたカード。
巨像2種は大体のゲーム展開で仕事をしてくれるが、そのほかのカードも状況によって絶大な効果を発揮する。

隕石実践例.jpg

実践例。コントロールミラーにおける隕石は極めて強力なカードで、発見したなら相手との接触を避けながらフェアリアを節約しつつ、これを効果的な位置へ叩きこむゲーム展開を狙う事になる。実戦は今から打つところ。
頂点捕食者も対赤及び対緑において強力なカードで、鏡合わせの幻想も相手の危険物に対する緊急回避として運用しやすい。
氷岩ビヒモスのような警衛クリーチャーはもちろん、火山の巨像のような遠隔攻撃クリーチャーも状況によっては有効な選択肢になりうる。

デッキカスタマイズ

固定の枠はフロッグトサー水晶のスパイス、鯨2種あたりか。
オープナーが8~9枚、スペル枠が約6枚になるが、その内容に固定枠は無い。
とにかく構成が多岐に渡り、戦術も千差万別に変える事が出来るため、好みの形を模索する事が出来る。

 
  • 老木の抱擁
    • 代表的な緑のバフスペル。バフの修正値が極めて優秀なため、クリーチャー同士の接触戦を主軸にデッキをまとめたなら有力な候補となる。
  • 皇帝の命令
    • 汎用性の高い除去スペル。このデッキでは触りにくいストラクチャーに干渉出来たり、フロッグトサーとのコンボやライフゲインなど多岐にわたる仕事をこなせる。
  • 謙虚な空想
    • バフスペルでは対処が間に合わない相手の大型クリーチャーを無理なく対処できるため、デッキの対応力により隙が無くなる。
    • このカードの難点は「どの枠に積むか」という一点に尽きる。生物の枠を減らせば事故を誘発するし、ルーニンの導きの枠を削ればRY Burnのようなライフを詰めるデッキに構造上勝たなくなってしまう。
  • アーロラーの創造
    • コピーして強いカードが山のように積まれているため、仕事をした時のバリューは試合を決定付けかねないレベルで大きい
    • 難点は謙虚な空想と同じく枠の問題。序盤の攻防に寄与しないこのカードは謙虚な空想以上に事故を誘発しやすい