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誕生
始まり
5/3も二子玉で買い物やら散歩やらして充実した1日だったので、2人ともちょっとお疲れモード。
5/3から5/4に日が変わり、「予定日まで後1日なのに、今日も陣痛来なかったね」なんて会話をしながら寝に入ったのが0時半過ぎ。
zzzzz
夜中、眠りながらもゴル妻がトイレに起きたのに気づくが、妊婦ってお腹が圧迫するために夜中に何度かは起きるので特に気にもせず睡眠継続。
ただこの日は、戻ってくるゴル妻の足音に何か違和感を覚える。
ゴル妻:「破水したみたい・・・」
の一言で一気に眼が覚めた
会社同期のS沼からも同じような経験を聞いており、事前に対処のイメージできていたので本当に助かった
サンキュー。
時計に目をやる。2時40分。
とりあえず、病院に電話をかけないといけないとのことで、コードレスの子機と電話のところに用意しておいた診察券番号などを記したメモを横たわっているゴル妻に渡し、自分はすぐに出られる準備に取り掛かる。
まずは身支度を整え、次に事前にゴル妻が自分で用意しておいた入院用の荷物と、その日に入れるもの(メガネや栄一郎さんetc)を忘れず詰め込み準備は完了。
これらの準備は会社同期のチンタロウの奥さんのchicaさんのアドバイスでゴル妻が事前用意しておいたもので、それがなかったらもっとモタモタしていたかも・・・。
これもありがたかった サンキュー、chicaさん
立つと羊水が出てしまうので、横になりながら着替えるゴル妻を手伝う。
ここでも最近出産をされた会社同期のH賀さんの奥さんのK子さんから産褥パットを頂いていたので使わせていただいた。ありがとう!K子さん!!
着替えが終わった段階で車を玄関の方に回し、後部座席にバスタオルを敷いてそこにゴル妻を寝かせる。
時計に目をやると3時10分頃。
病院までの道中
GW中の夜中だったので幸いな事に普段は混んでいる環七とかもガラガラ。
「みんなのアドバイスのお陰で冷静に行動できたね」とか
「俺がいるときでよかった」とか会話をしている間に病院に到着。
4時ちょい前だったかな?
診察
事前に電話しておいたので、病院での診察の手続きは非常にスムーズ。
それに比べて入院の手続きや他の事務処理はマゴマゴしていてイラっとした・・・
冷静になれ>俺
破水はしたもののまだ陣痛がきていないのでゴル妻だけ入院で、入院の荷物を運んだ後は僕は帰宅することに。
さすがにちょっと不安だが、病院内に、いる場所もないので仕方がない
代わりに栄一郎さんを置いて病院を後にする
家にて
朝5時過ぎに家に着いたが、眠ろうにもなんだか興奮して眠れず・・・。
初妊婦の場合、陣痛開始から出産まで平均14時間とかって聞いたことがあったし、前出のS沼家では31時間かかったということを聞いていたので、絶対寝とかないと体力が持たない!とは思いつつ、やっぱり眠れず
結局、横になっただけでどこか意識ある仮眠状態で7時半過ぎに起床。
朝食を食べた後は、洗濯やら掃除やら始めて気持ちを落ち着かせる。
それ以外にもいろんなところに電話したり、必要な買い物をしたりしてから再度病院に向かう。
道は夜中に比べると多少は混んではいるけど、いつもに比べると「超」が付くほどすいている Lucky me!
病院着は面会開始時間(13時~)の40分前だが、強行突破して病室へ。
病室にて
ゴル妻の元気そうな顔を見てホッとする 破水状態には変わらないけど一応は収まっているみたい。
妻は既に病院の昼ごはんを済ませたようなので、僕も病院の目の前にあるマックに食べに行くことにした。
13時にコンビニでプリン二つを買って病室に戻る。2人でプリンを食べながら、互いにどの位寝られたかを確認。
妻もやっぱり眠れなかったようで、更に病院の朝食が6時からだったりで僕以上に眠れていない様子。
まだ陣痛も来ていないとのことなので妻はちょっと横になることに。僕は椅子でウトウト状態
LDRへ
1時間程度経った14時過ぎに軽く陣痛が始まった模様。10分おき間隔で弱い収縮を感じる様子。
14時半のちょい前に看護師さんに話をして、15時にいよいよLDRに移動。
「LDR」ってのはLabor(陣痛)Delivery(分娩)Recovery(回復室)の頭文字をとった略語で、陣痛、分娩、回復を同じ部屋で過ごせる、自宅分娩の雰囲気で安全に出産できるシステムのこと。
陣痛の事をLaborってのは初めて知ったよ。
LDRではコンセプト通り、リラックスできる雰囲気
自宅から持ってきたPaulPottsのCDをかけたり、間接照明にしてもらったり、
看護師さんにお願いしてレモングラスのアロマを焚いてもらったり。
陣痛もさっきよりかはだいぶ強くなってきたみたいだけれど、まだ耐えられる様子。
意外に無痛にしなくても耐えられるか?!
ちょくちょく看護師さんが赤ちゃんの心音やゴル妻のお腹の張り具合を確認しにくる。グラフでこれらの数値が確認できるので、「ちょっと辛そうだなとか」、「もうちょい頑張れ!」など声もかけやすい
無痛分娩
(だいぶ記憶が曖昧になってきてしまっていますが・・・)
18時くらいの段階で「子宮口は2~3cm開いている」と診察に来たドクターから言われ「順調じゃん!」とか思ったけれど、その後、押し寄せる陣痛の痛みに耐えること約2時間。
コンドーが「初めて本気で痛がる人を見た」と言っていた意味も分からなくない・・・
再度、診察に来たドクターから「まだ4cmです」との言葉。え?マジ?? あれだけ耐えて変化ないの?
ゴル妻も陣痛の度にやってくる腰の痛みにやられ始め、ここで麻酔を入れることを決断。
この時点で午後8時過ぎ。
無痛といえども痛みは緩和される程度で、全くの0になることはないとのこと。麻酔のドクターが言うには「100ある痛みを30位にするのが目的です」ってのものらしい。確かにお母さんが踏ん張らないと子供も出てこれないよな・・。
ひたすら応援したりマッサージしたり、水飲ませたり、水買ってきたりしている間にいつの間にか日は5/4から5/5に変更。いよいよ日付は「予定日」になった。
出産へ
麻酔を入れた後も痛みに耐える妻。「頑張れ!」としか応援できない。男ってちっぽけ・・・
その痛みに耐え抜くこと3時間。いよいよ分娩の瞬間が訪れました。
毎回ドクターが診察している間は、僕はLDRから出され廊下で待つことになるのだが、分娩が決まって部屋に戻ってきたときには部屋が明らかにさっきまでのLDRとは変わっており、ライトも手術用のものがどこからか降りてきたりで、手術室そのものに様変わり。音楽も止められ、空気も一変。すげぇ緊張感
眠気は一気に覚める。しかも僕にも所定の位置から動くなとの指令
ドクターの指示に従い、ものすごい形相でいきむ妻。血管が切れそうなすごい勢い。妊婦が脳溢血で亡くなる事故が多いというのも理解できる・・・。
今回、出産に立ち会って、一番感動を覚えたのが、なんといってもこの妻の頑張りだ。
妻の必死の様子に心打たれ、子供が生まれてくる前から涙が出てきた。母親ってのは強いわけだわな
ご対面
クリティカルな瞬間は、5/5の5時46分にやってきた。
時間の感覚がわからないような錯覚になっていた気がする。スローモーションのようにも見えたし・・・。
ドクターや助産師さんの声、妻の断末魔を思わせる叫び、赤ちゃんの産声、色々な音が飛び交っていて、すごく幻想的な気がした。なにかの映像をみるような。リアルすぎて逆にリアルさがなくなる一瞬。
出てきたわが子を見て最初に思ったのが、「天然パーマ」
次に「ガッツ石松・・・」
我ながら、発想が貧困。。。
新生児専門のドクターが手足の指の本数を数えたり、目薬を入れたり、手馴れた感じで生まれたての我が子を診てくれている。
身長は51cm、体重は3400グラムの男の子。最近の赤ちゃんの中では大きいほうになると思う。
破水から換算すると27時間ちょいの格闘。ほぼ2徹状態で妻は本当によく頑張ったと思う。
僕もさすがにフラフラです 灰になりました・・・
出産を経て
出産直後はガッツだった赤ちゃんも時間が経つごとに浮腫みも取れ、段々人の顔になってきました。ちょっとホッとしました
モーリシャスにちなんでモリゾーという胎児ネームで280日間過ごしましたが、今日でその名前ともオサラバです。
親として最初に出来ることとして、今後、充実した人生がおくれるように素敵な名前をプレゼントしたいなと思います。
自分自身の人生を振り返ったときに、順風満帆ではなかったけれど、だからこそ沢山の人への感謝を忘れずにやってこれたんだと思います。
この子も将来的に沢山の友人を持って、それによって、より充実した人生を送れるような、そんな人間になってほしいなと切に願います。
一日の中でも顔がクルクル変化します。
明日はどんな顔になっているかな?
コメントなど
- すっげー かわいい 赤ちゃんジャン おめでとう。 -- タク? 2009-05-07 (木) 08:23:08
- ありがとう!実物は写真でみるよりも小さくて儚げです。足とか俺の親指と同じくらいだし -- ゴル? 2009-05-07 (木) 08:32:08
- 立派なオチ○チンだね。ホントにおめでとう!!! -- S沼? 2009-05-08 (金) 21:56:40
- 事前に情報はあったけれど、想像よりも黒くて驚いた 今日オムツ替えの時に見たら普通に赤いチンコで可愛らしかった -- ゴル? 2009-05-09 (土) 00:29:20
- 友達や家族のたくさんの温かい気持ちのお陰で、落ち着いて無事出産することが出来ました。ありがとうございました。 -- ゴル妻? 2009-05-09 (土) 16:11:56