対戦の記録/8期/江北急行グループ/江北急行電鉄

Last-modified: 2020-05-24 (日) 01:49:17

江北急行電鉄(こうほくきゅうこうでんてつ、英称:Kohoku kyuko Corporation)は、豊栄と周辺都市を結ぶ鉄道を経営する大手私鉄。江北急行グループの中核企業である。略称は江急・江北。

本社は豊栄府豊栄市豊栄区であり、平均利用者数は約148万人/日である。また、女性のみの団員で構成される劇団「香花歌劇団」を運営していることでも知られる。

歴史

 江急電鉄が運営している鉄道事業は、かつては5社によるものだった。現在の江北線は、1907年(明治40年)に設立された江北電気鉄道が、1910年(明治43年)3月10日に江北豊栄 - 川西間を開業したのが始まり。創業者の小島慶造は経営安定のため沿線開発に力を入れ、住宅地分譲、百貨店、公園事業(後の江都公園、現在は市営)、球団事業(現在の江急キャッツ)などの事業を多角的に展開した。江北線は1925年(大正14年)に川北町まで延伸された。

続いて開業したのは東豊線である。1918年(大正7年)、東豊電気が豊栄市~瀬名、宝池~高森を開業させた。後に鶴谷までを開業させた。この時に香花園遊園地が開設され、香花歌劇団が発足した。豊鶴間に参入したことで、以後既に豊鶴間で都市間連絡電車を営業していた江北電気鉄道とは激しく争うライバル関係となった。1920年(大正9年)には1915年(大正4年)に豊栄市~柴浜を開業させていた豊南電気軌道を傘下に収めた。この豊南電軌が開業させたのが現在の豊南線である。東豊電気は配電事業や宅地分譲、豊南線の延伸などを行い、事業を拡大。1927年(昭和2年)には豊南線を極楽町まで延伸。そして高森~西海寺間の西海寺軌道を買収し、西海寺軌道を電化の上、沿線に高級住宅地を分譲した。

豊北線は横原鉄道が建設。1924年(大正13年)に横原~川西間が開業した。沿線は農村地帯で、開通当初は貨物主体であった。が、横原市の拡大に伴い、沿線人口が増加、業績も右肩上がりとなっていった。

現在の山手線の前身となる豊栄山手急行電鉄は天真町(現在の天真市) - 鶴谷 - 姫磯 - 瀬名 - 豊栄間の免許を1927年(昭和2年)に取得した会社で、豊栄郊外に外環状線を形成する予定であったが、昭和恐慌の影響でそれどころではなくなった。同社の企画を承継した江北電気鉄道の小島は1928年(昭和3年)に結姫町 - 天真町間の免許を交付されていた結姫急行電鉄を豊栄山手急行電鉄に合併させて豊栄郊外鉄道と改称した後、収益性の高い旧結姫急行電鉄の路線の建設を優先させることにし、社名を再度江都電鉄と改め、1933年(昭和8年) - 1934年(昭和9年)に全線を順次開業させた。

1943年(昭和18年)、戦時企業統合政策(陸上交通事業調整法)により江北電気鉄道は豊栄府内の鉄道会社を合併、江北急行電鉄となる。なお、このときに合併されたのは先にあげた5社に加え、当時豊栄~天真~阿上喜の路線を有していた天真急行電鉄、瀬名~結姫町~川西~横原の路線の瀬名急行鉄道、天真から南方に延びていた東葉電鉄の3社を併せた8社である。

この合併で乗っ取られた形となった旧天急・瀬名急は、旧江北系の経営に不信感があったが、何も言うことができなかった。分離する契機を作ったのは、唯一譲受の形をとった旧東葉であった。旧東葉の一部にも旧江北系の経営に不信感があったが、何も言えなかった2社と違い、旧東葉については乗っ取られたわけではないため、対等に話し合いができた。力は江急(旧江北)の方が上であったが、当時の社長の公職追放やそれに伴う終戦後の処理が後手に回る等、大江急は経営が行き詰っていた。ここで旧東葉経営陣が事業規模を適正化して戦後復興を早めることを理由に大江急分離を提案。話し合いが持たれた。また、上述の通り旧東葉従業員が筆頭になり分離要求が強まっていた。特に労働争議の際は被合併会社同士でもストライキに走る旧天急系・旧瀬名急系とストは避けたい旧東葉系とでは一線を画していて、とても一緒にはできない(言い換えれば同じ会社で各線を運営するのは無理)という状況であった。

戦後1948年(昭和23年)に大江急から天急・瀬名急・東葉と旧東豊の軌道区間を分離した東豊電軌の4社が分離することとなった。

2007年(平成19年)10月19日に創業100年、2010年(平成22年)3月10日に開業100年を迎えた。

路線

現在、以下の路線を運営している。
江北線
東豊線
豊南線?
山手線?
豊北線?
豊神線?
豊野線?
空港線?
新赤城線?
福井線?
八千代環状線?
江北新幹線?
また、かつては豊栄環状線?を運営していた豊栄環状線株式会社に出資していた。現在も豊栄メトロ・豊栄新交通に出資しており、両社とは深い関係がある。