工藤忍とのメモリアル1

Last-modified: 2023-03-05 (日) 19:13:19

【オーディション会場】

P「ダンス審査を開始します」

忍「工藤忍です!

  よろしくお願いします!」

[ダンス審査が始まった……]

[少女はふらついている……]

忍「……っ。」

【暗転】

[少女は床に倒れこんだ]

忍「ん……っえ!?ここは!?

  オーディションは!?」

【選択肢:終わりました】

忍「終わった!?アタシ、倒れちゃって……それで……。

  ここまで頑張ってきたのに、本番で倒れちゃうなんて。

  ……くっ。」

忍「ご飯、あんまり食べてなかったからかな……。

  お金もなかったし、緊張して食欲もなくて、

  だから、ちょうどいいやって思って……。」

忍「アタシ、家出同然で田舎を出てきたの。

  それで、ちょっと無理して……。

  そしたら、肝心なところで倒れちゃうんだもんなぁ。」

忍「はぁ。今日は、すみませんでした。

  また別の事務所のオーディション、受けてみます!」

【選択肢:どうしてそこまで?】

忍「どうしてって……そんなの決まってる。

  アイドルになるため!」

忍「アイドルになるって話した時、誰にも……。

  親にも賛成してもらえなかった。

  けど、諦められなかったの。」

忍「お金がないから養成所にも行けないし、

  自分自身、まだまだだってわかってるけど、

  それは伸びしろがあるってことで、誰よりも頑張るしかないし。」

忍「なにより、それが、アタシの夢だから……。」

【数日後】

忍「あの、合格通知がきたんですけど……。

  どうしてですか?」

P「信じてみたいから」

忍「信じるって……私の夢のこと……?

  都会に来て、こんなに人があったかいって思ったのはじめて……。

  あ、ありがとうございます!」

忍「アタシ、頑張るから……絶対頑張るから!

  夢を叶えるために……プロデューサー、協力してください!」