工藤忍とのメモリアル2

Last-modified: 2023-03-05 (日) 19:13:37

【休憩室】

 

忍「1、2、3、4……。

  あー、違う、こうじゃなくて……。

  ここで跳ぶようにすれば、できるかな……?」

 

[レッスンルームで誰かがレッスンしている……]

【暗転】

 

忍「あっ、プロデューサーさん。お疲れさまです。バレた?

  ……明日、初レッスンでしょ。自主練しておこうと思って!

  アタシ、養成所もいってないし、歌も踊りも初めてだから。」

忍「けど、やり方もよく分かんないし、

  とにかくがむしゃらにやってみようかなと思って。」

忍「ねぇ、プロデューサーさん。

  もっと効果的にレッスンする方法とかってないかな。

  どこか違うところでレッスンするとか?わからないけど……。」

 

 

【選択肢1:海に行く】

【暗転】

忍「海かぁ……こっちに来てから見てなかったなぁ。

  青森の海の色とは少し違うみたい……。

  こんなこと……ここに来なかったらわからなかったな。」

 

 

【選択肢2:バーレストランに行く】

【暗転】

忍「こんなにオトナな雰囲気の店、初めて……。

  頼めたのも、りんごジュースくらい。まぁ、未成年だしね。

  ……これじゃ、青森にいた頃と変わらないや。」

 

 

【選択肢3:ゲームセンターに行く】

【暗転】

忍「こんな大きなゲームセンター、初めて来たよ……。

  都会ってすごいね。アタシの知らないものがたくさん。

  あっ、あのクレーンゲームの景品、気になる!」

 

 

 

【暗転】

忍「はぁ……楽しかった。

  こっちに来てから、こんなに遊んだの初めてだな。

  ……レッスン場所を教えてもらいたかったはずなんだけどね。」

忍「でも、プロデューサーさんがここに連れてきてくれたのって、

  意味があるんだよね。たぶん。

  ……そう思って、楽しんじゃうことにしたんだ。」

忍「じゃ、明日のレッスンも楽しみにするとして……。

  お疲れ様でした。プロデューサーさん。

  アタシのために時間取ってくれて……ありがとね。」

【暗転】

 

【翌日】

 

【レッスン後……】

 

忍「あ、プロデューサーさん。今日の初レッスン、ダメだったよ。

  昨日の……我流の練習じゃ全然ダメだった。

  もっとちゃんと練習しないと、追いつけないみたい。」

忍「あれも、これも……足りないものばっかり!

  だから、練習を重ねるしかないんだけど……。

  無理するのは、やめとくよ。」

忍「昨日、気分転換の仕方、教えてもらったしね。

  それに、我流でレッスンの真似したって、意味ないんだって、

  今日、教えられたし。」

忍「今のアタシにできないことがあったとしても、

  できるようになるためには、長い目で見て、

  地道に努力していかなくちゃいけないんだよね。」

忍「それって、アタシには、お似合いの地味さだよね。

  ……きっと。ふふっ!」