［夢追い人の光］工藤忍の特訓エピソード

【特訓前イラスト】

忍「ふぅ……。いつの間にか、真っ暗。

　　でも、明日に備えての確認は、これでばっちりかな。

　　あとはぐっすり寝て、本番に備えなきゃ。」

【花びらエフェクト、夜の公園】

忍「青森にいた頃は、ステージのアイドルたちがみんな、

　　こうやって努力してるなんて、実感がなかったの。

　　だって、きらきらしてて、ただ楽しそうだったから。」

忍「そう思ってたけど、現実は違ったんだ。

　　オーディションに落ちちゃったら落ち込むし、

　　自分の実力不足が悔しくて、泣くことだってあるよ。」

忍「そうやって、アイドルの笑顔の裏側にあるものを知ったから、

　　夢を追いかけることの苦しさや悩みを知ったから——

　　今のアタシには、夢のステージがもっと輝いて見える。」

忍「アタシは、歌って踊りながら、その夢に手を伸ばし続けてる。

　　誰よりもこのステージに魅せられてるのは、アタシなの。」

忍「だからね、最近思うんだ。

　　青森にいたあの頃から、アタシはずっとずっと変わってない。

　　いつだって、夢を追いかけるのに必死な、ただの女の子。」

【花びらエフェクト、特訓後イラストへ】

忍「だからこそ、アタシにしかつくれないステージがある！

　　見てて！アタシたちが追いかけてるこの夢、

　　最高に輝かせてみせるから！」