プロット・キャラデザ

プロット

憑かれやすい彼女（仮

背景

主人公とヒロインは高校生。
所属している部活は演劇部。
主とヒロインは小学校からの幼馴染だが、ヒロインにはちょっと困った持病的なものがあった。
それは、異常に憑かれやすいということ。
霊的な存在に好かれやすく、ふとした拍子に身体を乗っ取られる。それが発覚したのが中学生のころ。

主はヒロインを大事に思っていて、この憑かれやすい体質が周りにバレたらまずいと思い、ヒロインを守るべく小中高とずっと一緒にいる。
多感な高校生という時期になり、ヒロインが身体を乗っ取られる頻度は上がっていく。
ヒロインを元に戻す方法はひとつだけ。
憑いている幽霊の望みを叶えてやること。
そういう訳で、主は今までに数々の幽霊を成仏させてきている、ある種のゴーストバスター。

導入部

どうでもいい会話（今度の舞台の話とか）をしている主とヒロイン。と、ヒロインが急に変なスイッチ入ったかのように別人になる。もう慣れてる主は、またかよと思いつつ、乗り移ったのがどこの誰なのか問い質す。

※シナリオの尺に合わせて成仏させる幽霊は３体くらい

シナリオ１

25歳のOL幽霊

この幽霊は、生前、会社の上司と不倫をした挙句捨てられ自暴自棄となったが、自殺ではなく交通事故で死んでしまった25歳のOL幽霊。
今までずっとロクな恋愛をしてこなかった。自分のことを好きだと言ってきた相手を、自分も好きだと錯覚することが多かった。だから一度は自分から、誰かを好きになってみたい、というのが彼女の望みである。
年下の男には滅法強く、主のことを「少年」呼ばわりする姉御肌な性格なるも、こと恋愛になると自分を客観視できない残念な感情の持ち主。今まで一度も年下の男を好きだと思ったことはなかったらしいが、主との絡みの中で、年下も案外いいかもと思うことになり、それが原因で成仏する。成仏する際、主にちょっとしたヒントを与えて旅立って行く。

シーン２

小ネタでいくつかの下らないお使いクエストをやることですごいヒロイン霊媒体質感を印象づける

シーン３

幽霊その２
35歳のおっさん幽霊

この幽霊は生前、警察官だったらしいが驚くほど適当なおっさんで、ヒロインの乳を揉もうとしたり無駄にトイレに行こうとしたりやりたい放題。主には「こいつ絶対、即成仏させてやる」と嫌われまくるが、どこか憎めないおっさんでもある。なお凶悪犯と戦って殉職した訳ではないらしく、道路に飛び出した子供を守って殉職したようだ。死んだことは後悔していない。むしろ、嫁子供に多額の遺族年金などを残せて満足しているようだ。
おっさんの願いは、嫁子供に会いたいという訳でなく、とある自分が関わった事案を解決したい、というもの。おっさんは志半ばにして事故で死んでしまった。その事案とは、10年前に起こったとある行方不明事案。おっさんと二人でいろんな捜査をして行く中で、行方不明者が実はもうすでに亡くなっていることを突き止める。そしてその女の子こそが、主が今までずっと幼馴染と思って過ごしていたヒロインの人格だということがわかる。
おっさんは満足して成仏するが、最後に、「お前がどうすんのかは知らねえが、後悔はしねえほうがいいぞ」とアドバイスを残して去って行く。

シーン４

幽霊その３
幼馴染の女の子

今まで幼馴染だと思って一緒に生きてきてヒロインが、実はすでに亡くなっている幽霊だったことを突き止めた主。10年前に、ヒロインの体に取り憑いた幼馴染（幽霊）は、幼いが故に自分の願いというのが明確に認識できずにずっと、ヒロインとして過ごしてきた。成長する中でこのままではいけないと思いつつも、今が楽しいからそれでいいやと思って過ごしてきた。その中で芽生えた願いというものが、主に全部の経緯を話した上で「ありがとう」を伝えること。おっさんの幽霊の手伝いもあって、経緯はわかった。あとは感謝を伝えるだけだが、それに気がついた主は、幼馴染に消えて欲しくなくて感謝の気持ちを受け取らない。そこで幼馴染は、演劇部の舞台の上で、感謝の気持ちを伝えることを思いつく。幼馴染に取って最後の舞台。オリジナルの舞台をやることになって、劇の内容は、主とヒロインをモデルにした舞台。主は最初この舞台の公演を嫌がるが、最終的には折れて舞台に上がる。

シーン５　ラスト

舞台のクライマックス。ヒロインが主に「ありがとう」を伝えて、主は号泣。そして舞台上で幼馴染の幽霊は成仏してしまう。ヒロインの演技（演技ではない）も主が号泣する演技（演技ではない）も相まって、その舞台は伝説となった。

終わり。

補足

おっさんの幽霊のくだりがちょっと御都合主義すぎるのでもう少し考える必要があると思うのよね
あと、なるべくさらっとしたコメディみたいなタッチで書ければなと思ってます
登場する予定のキャラは、
ヒロイン
演劇部の友達（一人か二人）
これだけでOKと思う
幸い、860が可愛い3人をデザインしてくれてるから安心ですな

キャラとキャラデザ(ラフ)

主人公

守神コウ（もりかみこう）
しゅじんこう　をもじった

ヒロイン

木常ヨウコ（きつねようこ）
霊媒体質

脇役１

脇役１　田貫カイリ （たぬきかいり)

脇役２

脇役２　大上コマ （いぬがみこま)