概要
Swedenの踊り場において入門的な立ち位置にある踊り。
SwedenのHälsingland地方では毎年コンテストHälsingehambonがある。
Gammaldansに分類されるが、同時にPolskaとして扱われることもある特殊な存在。
名称
「Hambo」に由来には2つの説がある。
・Humburg
ドイツのHumburgは、古くからスカンジナビア半島の文化の流入点となってきた。このため、新しいスタイルのダンスに対して、外国への憧れを込めて、その名前をつけたというもの(Krein, 1937)、ただし、踊り自体がHumburgに由来するという意味ではない点はKrein(1937)も認めている。こちらの方が有力だと思う。
・Hanebo説
HalsinglamdのHaneboに由来する説(Wessen, 1973)。しかし、名称が類似している以外に根拠が見つかっていないように見える。なお、現在Haneboの文化保存委員会はHälsingehambonの運営に携わっている。
現代では、上記のコンテストの存在からHälsingehamboと呼ばれることもある。
構造
前進のフィギュアと回転のフィギュアより成立する。
前進のフィギュアでは、Dal-stepを2回、3歩を一回、回転準備を一回。
回転のフィギュアでは、回転3回と回転解除を1回。
この8回×3拍子を繰り返す。
Polskaと異なり、三拍子の最初の拍に強調がある。
歴史
名称が類似する踊りにHambopolska, Hamburskaがある。
この踊りは、Sweden在来のpolskaであったHambopolskaの音楽に、Polkamazurkaの踊り方が流入して成立したものである。現代のHambopolskaも、Hamboと同様に踊り方はPolkamazurkaのものになっているため、HambopolskaとHamboがいつの時点で別れたのか判断は難しい。しかし、どう見積もっても発生は19世紀末から20世紀初めであり、それほど古い踊りではない。Hamboの「特徴は、まさに現代のエンジンを搭載した古い脱穀機のそれ」(Krein, 1937)ということらしい。
また20世紀初頭の文献ではDal-stepが単純な3歩になっている。1950年ごろの動画ではDal-stepが見られるので、その間に変化したと思われる。
Daldansの最後にHamboの回転が入っている。
参考
On the Swedish polska
ERNST KLEIN
Translingual Discourse in Ethnomusicology 3 2017, 125-143.(原文は1937年発行、英語翻訳の上2017年に雑誌掲載)
10.17440/tde019
Hambo, Hanebopolska och Hamburska
Mats Wahlberg
SVENSKA LANDSMÅL OCH SVENSKT FOLKLIV 1990
https://www.isof.se/download/18.317326fe1795688972721c8b/1622044606160/Svenska%20landsm%C3%A5l%20och%20Svenskt%20folkliv_1990_h316.pdf