zram は圧縮 RAM でできた高速なスワップデバイスを作る仕組みである。
圧縮のため CPU サイクルは消費するが、実 RAM が少ないマシンでは有効な選択肢だと言われている。
systemd を使うシステムでは zram-tools パッケージで制御できるらしい。
SysV init を使うシステムでは /etc/init.d/zram (添付したもの: zram.txt) を作って制御する。
chmod +x /etc/init.d/zram apt-get install insserv insserv zram
zram の圧縮率は約 2 倍とされている。
例えば、実 RAM が 6 GB のとき、上述のスクリプトで言う FRACTION=75 では、
zram による高速スワップが 6 x 0.75 = 4.5 GB 作られる。
一方で、実 RAM の内 4.5 / 2 = 2.25 GB が zram で使われるので、
独立して使える実 RAM は (6 - 2.25) = 3.75 GB になる。
合計で実質 3.75 + 4.5 = 8.25 GB の RAM のように使える。