劇場版プロセカ周回騒動

Last-modified: 2025-01-18 (土) 16:32:08

 劇場版プロセカ周回騒動とは、2025年(令和7年)1月17日に上映さた映画『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク(以下劇場版)』の劇場特典をめぐる騒動である。
 この事件は同様に劇場特典を採用しているバンドリにも関係があるため、ここにて記述する。

《概要》

 劇場版プロセカは2024年に公開が発表され、2025年1月17日に松竹配給により上映が決定した。ポスターは、渋谷のスクランブル交差点を行き交う星乃一歌や天馬司などの人混みの中で、消えかかっている初音ミクの深刻そうな顔とともに、『私の声は、届かない―――』と記されていた
 そんな中、同作品の音楽ゲームアプリ『プロジェクトセカイ カラフルステージ!(以下アプリ版)』にて、劇場特典のシリアルコードを公式のストアで入力すると、もれなくスタンプが1個押印されるという体制を取り、スタンプの数ごとに報酬がもらえるというキャンペーンを実施した。この件に関してはバンドリやラブライブ!も、毎週おきに同様の劇場特典を渡してあるので、ごくありふれたキャンペーンではないかと思われたが……

《事件》

 12月26日の『プロセカ放送局 年末特番』や、公式X(旧Twitter)において投稿した劇場特典キャンペーンの投稿においては、1回ごとにシリアルコードがもらえて、26個スタンプを貯めると報酬がもらえるというイベントを開催すると発表した。のちに運営側は26回は多すぎると判断し、6回目以降はアイテムと交換、すなわち6回映画を観ればゲームを進められるアイテムがすべて手に入るという仕様に変更した。
 しかし、この発表が『スタンプラリーの報酬が欲しければ映画館に26回鑑賞に向かえ』と解釈され、ユーザーからお金をむしり取るのではないかと批判が殺到、炎上状態になった。ただでさえ関東や関西に集中している映画館に足を運べない地方民は、その恩恵にあやかれないため、地域ごとの不公平感も露になった。

《反響》

 ゲーム系YouTuber『しんちゃんカンパニー』氏も、「リアルマネーが異常にかかるイベントを仕掛けているのを見ると、ユーザーは闇バイトでもして人生を捧げろとでも言っている」「ファン以外は映画館に足を運ばないだけに、ソフトなカツアゲと変わらない」と、プロセカの対応を皮肉った。

 映画の方は、人々の負の感情のせいで消滅しかけたミクが、一歌たちの想いにより救われるという内容であり、レビューサイトにおいても評価は上々だという。