ActiveXバインディングの仕組み
Caché オブジェクトは、幅広いクライアント・アプリケーションとの接続、および ActiveX インタフェース経由の開発ツールを提供している。
出典:InterSystems Online Documentation
Caché ActiveX COM API
Caché は、一連の ActiveX オブジェクトを提供して、Caché サーバ接続を管理し、オブジェクトとの対話を可能にするCOM APIです。
- CacheObject.ObjInstance ― サーバ側 Caché オブジェクトのクライアント側の表現です。クライアントのアプリケーションが使用する各サーバ側の Caché オブジェクトに対して、1 つの CacheObject.ObjInstance のインスタンスが存在します。
- CacheObject.Factory ― ファクトリ・オブジェクトです。アプリケーションはこのオブジェクトを使用して Caché サーバへの接続を確立し、Caché オブジェクトを作成して管理します。アプリケーションには、CacheObject.Factory クラスのインスタンスを 1 つだけ生成する必要があります。
- CacheObject.SysList ― リスト操作オブジェクトです。アプリケーションはこのオブジェクトを使用して、Caché の $List 形式でデータを作成し、操作します。
- CacheObject.ResultSet ― クエリ処理オブジェクトです。アプリケーションはこのオブジェクトを使用して、クエリ (%Library.Query のインスタンスである 内部クラス・クエリ または任意 SQL クエリ) を実行し、これらのクエリの結果を処理します。
- CacheObject.BinaryStream ― バイナリ・ストリーム操作オブジェクトです。アプリケーションはこのオブジェクトを使用して、Caché の バイナリ・ストリーム でデータを作成し、操作します。
- CacheObject.CharStream ― 文字ストリーム操作オブジェクトです。アプリケーションはこのオブジェクトを使用して、Caché の 文字ストリーム でデータを作成し、操作します。