ActiveXバインディング

Last-modified: 2007-11-20 (火) 10:46:46

ActiveXバインディングの仕組み

 Caché オブジェクトは、幅広いクライアント・アプリケーションとの接続、および ActiveX インタフェース経由の開発ツールを提供している。

gbax_objsrvractivex.png
出典:InterSystems Online Documentation

Caché ActiveX COM API

 Caché は、一連の ActiveX オブジェクトを提供して、Caché サーバ接続を管理し、オブジェクトとの対話を可能にするCOM APIです。

  1. CacheObject.ObjInstance ― サーバ側 Caché オブジェクトのクライアント側の表現です。クライアントのアプリケーションが使用する各サーバ側の Caché オブジェクトに対して、1 つの CacheObject.ObjInstance のインスタンスが存在します。
  2. CacheObject.Factory ― ファクトリ・オブジェクトです。アプリケーションはこのオブジェクトを使用して Caché サーバへの接続を確立し、Caché オブジェクトを作成して管理します。アプリケーションには、CacheObject.Factory クラスのインスタンスを 1 つだけ生成する必要があります。
  3. CacheObject.SysList ― リスト操作オブジェクトです。アプリケーションはこのオブジェクトを使用して、Caché の $List 形式でデータを作成し、操作します。
  4. CacheObject.ResultSet ― クエリ処理オブジェクトです。アプリケーションはこのオブジェクトを使用して、クエリ (%Library.Query のインスタンスである 内部クラス・クエリ または任意 SQL クエリ) を実行し、これらのクエリの結果を処理します。
  5. CacheObject.BinaryStream ― バイナリ・ストリーム操作オブジェクトです。アプリケーションはこのオブジェクトを使用して、Caché の バイナリ・ストリーム でデータを作成し、操作します。
  6. CacheObject.CharStream ― 文字ストリーム操作オブジェクトです。アプリケーションはこのオブジェクトを使用して、Caché の 文字ストリーム でデータを作成し、操作します。