DAY1 | DAY2 | DAY3 | DAY4 | DAY5 |
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さあいらっしゃい。 魅せてあげる。 | まったく、黒狗もこの女もムカツクぜ。 お前らと馴れ合う気はねーっての。 ……元気づけられてなんかいねえからな。 | 雨音に隠れてそれは始まった。 《青の王》の横顔は静かで、何も語らない。 | ワガハイはつよい! ワガハイはすごい! ワガハイが、まもってあげる! | 頼む──猿比古。 |
DAY6 | DAY7 | DAY8 | DAY9 | DAY10 |
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障害物を除去し、速やかに捕獲する。 それが依頼主からのオーダーだ。 | ──おい、これ……ヤバイんじゃないか……? | 孤独な時もあった。 つらくて寂しい時もあった。 けれど今は一人じゃない。 大事な人を共に探す相棒もいる。 彼らは白銀のクランズマン。 | 宗像礼司は《青の王》である。 彼は立ち止まることなく歩み続ける。 | この後始末、 一体、誰がやると思ってるんだ? |
DAY11 | DAY12 | DAY13 | DAY14 | DAY15 |
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だが。 今は互いに青き衣をまとって 一つの理想に驀進する。 行こう。 我らが大儀に曇りなし。 | 全てが一段落したら、そうだな。 またバーで一杯。 スペシャルなカクテルでも ご馳走させて頂こう。 | ワガハイがやってきた! おまえたち。 覚悟をするにゃ、にゃー! にゃらにゃん (以上、人間語訳) | そうよ。あの子と 敵味方になって再会なんて。 ふふ、わくわくする。 | 俺がいます。 俺が戦います! |
DAY16 | DAY17 | DAY18 | DAY19 | DAY20 |
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《王》殺しの負荷。 ――受けて立ちましょう。 | ありがとう。 さようなら。 そして── | 私はあなたたちの 言いなりにはならない。 | クロスケ! 負けるな! 一緒にシロに会いに行こう! | 一回だけだ。 一回だけてめえの知りたいことは 教えてやる。 恩には着せないから安心しろ。 |
DAY21 | DAY22 | DAY23 | DAY24 | DAY25 |
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何度も何度も、飽きるほどに 繰り返してきたはずのその光景。 今はこんなにも特別で。 こんなにも美しく、 悲しく、愛おしい。 | ここからならきっとシロだって すぐに見つかる。 | 《セプター4》。 それが俺たちの働く場所だ。 | この関係。 なんと言えば良いのだろう? | そして、小さなうちのお姫様と、 世話の焼ける阿呆共。 |
DAY26 | DAY27 | DAY28 | DAY29 | DAY30 |
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今はただ一人きり。 | その池の水面は、 苛烈な《王》たちの人生を 知っている。 | 壊されるわけにはいかない 世界のため、大義のため。 彼らは走る。 | ソレは発掘された地の名を取って “ドレスデン石盤”と呼ばれていた。 | 激務のさなかの わずかな休息の時間に響き渡った、 緊急出動の放送。 秩序の根底を揺るがす事態が 起きたのだと、 張り詰めた空気が語る。 |
DAY31 | DAY32 | DAY33 | DAY34 | DAY35 |
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なにをやっていたの? どこにいっていたの? ぜんぶ、ぜんぶ、私に聞かせて。 | 夜明けの光が染みて、 薄く浮かぶ涙。 | 花開き、踊り、世界を染める。 | その炎をくれた最強の友人と、 その炎は守る力だと微笑んだ 最弱の友人の記憶を胸に、 彼は立つ。 | もう二度と、 大事なものを失いたくない。 守りたいものを守るために、 このスケボーは ヤタガラスの翼となって飛ぶ。 |
DAY36 | DAY37 | DAY38 | DAY39 | DAY40 |
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必ず、もう一度お前に会う。 | おい翔平、今、何があった? | -なあさんちゃん、 今、呼ばれた気がしなかった? | 思ってもいない場所で思ってもみない 再会があるかもしれない。 血が滾るような。 あるいは涙で頬を濡らすような。 | けれど胸にあいたその穴には、 まだ静かに炎がともっている。 |
DAY41 | DAY42 | DAY43 | DAY44 | DAY45 |
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そんなとき、二人同時に、 “それ”に気づいた。 | 誰かが気まぐれに 壊してしまうかもしれない。 | 尊さん、俺。 今、どこに向かって 走ればいいんですか? | 刹那の判断が己を救う。 一瞬の油断が大事な人を傷つける。 夜刀神狗朗はだから、 決して慢心しない。 | 一度、落ちたら 這い上がれない緑の闇。 |
DAY46 | DAY47 | DAY48 | DAY49 | DAY50 |
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ターゲットが”絆”を頼みとするのなら。 ただそれを断ち切ってやるのみ。 | 今はこんなにも私をぞくぞくさせる。 いいわよ、あなた。その泥臭く、 未熟で、稚拙な技量の中に。 ――“美しさ”の可能性がある。 | 今は亡き師の名誉のために お互い誇り高く切り結ぶ。 “正々堂々”、ただあるのみ。 | 池の表面を雨粒が叩く様を、 じっと飽きずに見つめていた。 その胸中になにが去来していたのか 余人の知るところではない。 | 不可侵の塔が破られたのだ。 |