『きょうのできごと』とは、世にも珍しい森先生の少女漫画である。ちなみに少女漫画ではない。
1 概要
森ゆきえ先生といえば、「少女漫画とは思えない」と読者に言わせるようなギャグを繰り出す作家である。しかし、その森先生が少女漫画を描こうとして生み出されたのが『きょうのできごと』である。
2005年から、りぼん増刊で連載された。全11話。
単行本は、『カムカムエブリ』と同時収録である。帯は、表紙面に「間違えて少女漫画のようなものをかいてしまった」といった森先生のコメントが書かれており、裏表紙面には「いえ、これは間違いなくギャグ漫画でしょう」という編集部からの返事が書かれている。
2 あらすじ
中学1年生の夏、西本左京はクラスメートの男子・小宮に告白をする。しかし、あえなく玉砕。
小宮と過ごす夏休みを妄想していた左京であったが、失恋したうえに補習の予定まで入ってしまい、計画はボロボロ。
そんな傷心の左京に声をかけてきたのは、野球部の芦原だった。
3 登場人物
登場人物の苗字は、大阪の地名からとっていると思われる。
主要キャラ
西本左京
主人公。お笑いと阪神(球団)をこよなく愛する女子中学生。
名前は池田市西本町からとったと思われる。
芦原秀介
左京の彼氏。文武両道で顔も性格もいいため、女子から非常にモテる。
名前は大阪市浪速区芦原からとったと思われる。
同級生
小宮
左京と仲がいい男子。エロに尋常でないこだわりを持つ。
名前は大阪市天王寺区小宮町からとったと思われる。
此花日和
秀介に片思いしている美少女。左京をライバル視している。
名前は大阪市此花区からとったと思われる。
さっちん
左京の友達。
その他
みっちゃん
左京の母親。
部長
野球部の部長。
清水谷先生
巨乳のセクシーな女性教師。左京は「ギャル子先生」と呼んでいる。
名前は大阪市天王寺区清水谷町からとったと思われる。