メロウ・イエローの○○修業?
メンバー:中野有香・水本ゆかり・椎名法子(メロウ・イエロー)
法子「…っていうのが、オススメのドーナツレシピだよ♪」 |
ゆかり「はい、これなら私でも作れそうです。教えてくれてありがとうございます、法子ちゃん。」 |
法子「えへへ♪作ったら、あたしたちにも味見させてねっ!」 |
ゆかり「もちろんです。お料理はまだ不慣れなので、おいしくできるかは分かりませんが…。」 |
法子「あっ、有香ちゃんだ!お疲れさまっ♪修行終わった?」 |
有香「修行というか、ちょっと道場に顔出しに行ってただけだよ。二人は休憩中?」 |
法子「そうっ♪ゆかりちゃんにドーナツのレシピを教えてたんだー。」 |
有香「わぁ、楽しそう…!でもなんでドーナツのレシピ?」 |
ゆかり「先日、親戚の集まりがあったのですがそのときにお料理が上手な従姉妹とお話する機会があったんです。」 |
ゆかり「なんでも花嫁修業中だとか…。それで、私も以前そういうお仕事をしたことを思い出しまして。」 |
法子「あっ、ゆかりちゃんのウェディングドレス姿のやつ!覚えてるよ♪すっごくキレイだったよねー。」 |
ゆかり「ありがとうございます。お恥ずかしい限りです…。」 |
有香「なるほど!だから、ゆかりちゃんも花嫁修業を?」 |
ゆかり「い、いえっ!ただお料理やお掃除に興味が出てチャレンジしてみようと思っていたのでよい機会かと…。」 |
法子「わぁっ♪えらいね、ゆかりちゃん!ゆかりちゃんが家事をマスターしたらもっと素敵な女の子になっちゃうね!」 |
有香「そうだねっ。将来はいいお嫁さん間違いなし!」 |
ゆかり「そ、そんな…。お料理もお掃除もまだまだなんです。だからお二人から助言を、と…。」 |
法子「いいなー、お嫁さん!あたしもいつかなりたいなー♪」 |
法子「『おかえりなさい、あなた♪ご飯にする?お風呂にする?それともドーナツ?』なーんて♪」 |
ゆかり「法子ちゃん、お家に帰ったらまずは手洗い・うがいでは?」 |
有香「突っ込むところ、そこ!?」 |
法子「あ、でも…あたし、ドーナツ作りは得意だけど他のお料理は全然だよ?」 |
ゆかり「でも、法子ちゃんは色々な種類のドーナツを作れますよね?」 |
法子「うん、作れるよ!サクサクしたのも、もちもちしたのもふんわりしたのも、たーくさん♪」 |
有香「なら、きっとすぐにドーナツ以外の料理もマスターできるんじゃない?」 |
法子「法子ちゃんはお料理の才能があると思いますよ。だって、法子ちゃんのドーナツはどれもおいしいですから。」 |
法子「えへへー、ありがとっ♪」 |
法子「なら、やっぱり花嫁さんのセリフは『お風呂にする?ドーナツにする?』で決まりだねー♪」 |
有香「ええーっ!?そこはドーナツ以外のご飯も作ってあげようよ!」 |
ゆかり「でも法子ちゃんらしいですね。ふふっ…♪」 |
法子「二人の花嫁さんはどんな感じ?ねーねー、やってみて!」 |
ゆかり「ええっと…私なら『お風呂にする?フルートにする?』でしょうか…?」 |
有香「わぁっ♪ゆかりちゃんのフルートが聴けるなんて毎日が演奏会だね!うらやましいなぁー。」 |
ゆかり「さぁ、次は有香ちゃんの番ですよ。」 |
有香「あ、あたしっ!?あうう…えっと、その…。お、おお、お帰りなさいませ…っ!」 |
法子「あははっ、有香ちゃん緊張しすぎ!それにそれだと花嫁さんじゃなくてメイドさんみたーい♪」 |
ゆかり「花嫁さんの有香ちゃんもメイドさんの有香ちゃんもどちらも可愛いでしょうね♪」 |
法子「んー、そうだなー。有香ちゃんなら『お風呂にする?組手にする?』かな?はいっ、言ってみて♪」 |
有香「ううう…もう、ヤケだからねっ!」 |
有香「『お帰りなさいっ!ご飯ですか?お風呂ですか?それとも組手でもう一汗かきませんかっ!!』」 |
法子「おおーっ、有香ちゃんらしいっ♪可愛くて、強くて、かっこいい!」 |
有香「でも、これだとせっかく帰宅してもゆっくりするどころか、相手を疲れさせちゃうよね…。」 |
ゆかり「あら、そうですか?素敵ですよ?一緒に汗を流して、その後は一緒においしいご飯をいただくなんて♪」 |
法子「うんうんっ♪それに運動したらお腹が空くもんね!そしたらドーナツがもーっとおいしくなるよね♪」 |
有香「二人とも…!うん、決めた!あたしも、ゆかりちゃんみたいに努力する!お料理に、お掃除も!」 |
ゆかり「では、有香ちゃんも一緒に法子ちゃんからドーナツの作り方を学びませんか♪」 |
有香「うんっ!法子ちゃん…いえっ、法子師範!ご指導お願いできますかっ?」 |
法子「もっちろーん!喜んでっ♪できたてドーナツも食べられるしね!」 |
ゆかり「さっそく寮のキッチンをお借りしてドーナツ作りとまいりましょう♪」 |
有香「法子師範、ゆかりちゃん、よろしくお願いします!押忍ッ!」 |
慌てず、可愛く、コツコツと!
有香「菲菲ちゃん、本当の本当に変じゃないですか?」 |
菲菲「全然変じゃないヨー!とってもカワイイネ!」 |
有香「うぅ…そうでしょうか。こんなフリフリで、ハートいっぱいのエプロンなんて可愛すぎますよ~…。」 |
菲菲「うん、ばっちりお似合いネ!新婚さんみたいダヨー!」 |
有香「そそそ、そんなっ!新婚さんだなんて恥ずかしいですっ!」 |
菲菲「そうカナ~?ふぇいふぇいは、カワイイと思うヨ?」 |
有香「はぁ……。あたしのも、菲菲ちゃんのような、シンプルなものでいいのになぁ。」 |
有香「というか……なんで、あたしだけ猫耳!?」 |
菲菲「ふぇいふぇいはお団子あるからネ。猫耳は有香にお任せダヨー。」 |
有香「ええ~っ、もうそれ、全然理由になってないですよ~っ。」 |
菲菲「まあまあ♪細かいことは気にしナーイ。」 |
千鶴「おふたりとも、お疲れ様です。…おや?エプロンですか?」 |
菲菲「そうダヨー。料理対決の衣装合わせだったノ!ふぇいふぇいと有香が料理対決するんダヨー♪」 |
有香「料理上手な菲菲ちゃんと対決するなんて、恐縮なんですけどね。」 |
千鶴「なるほど。それでエプロン姿だったんですね。おふたりとも、よくお似合いです。」 |
千鶴「ところで、有香さんの猫耳も何か料理と関係が?」 |
菲菲「カワイイから付けたんダヨー♪とっても似合ってるよネ!」 |
千鶴「え、は、はい…?」 |
有香「ほらーっ!やっぱり変じゃないですか~っ!!」 |
菲菲「そうかなぁ?かわいいヨ!ねっ、千鶴!」 |
千鶴「はい、大変可愛らしいですよ。」 |
有香「もぉー!千鶴ちゃんまで、悪ノリしましたねー!?」 |
千鶴「あはは、すみません。でも、料理番組なんて楽しそうですね。」 |
有香「千鶴ちゃんも、事務所でお鍋したりお弁当作ったりしてますよね。料理上手だと思ってました。」 |
千鶴「いえっ、レシピ本を見ながらじゃないと作れないですよ?料理上手とは程遠いです…!」 |
有香「ふふっ、あたしもです。菲菲ちゃんみたく、本を見ないでちゃちゃっとなんて、とてもとても!」 |
菲菲「基本が一番大切ダヨー。ふぇいふぇいも、本を見ながら作ることだってあるしネ!」 |
菲菲「ふぇいふぇいは、作り慣れたものを本を見ずに作ってるだけネ。初挑戦の料理は、本を見て作るヨ?」 |
千鶴「へぇ…そうだったんだ。何事も練習あるのみ、ということですね。」 |
有香「あたしも練習すれば、いつか菲菲ちゃんみたいに料理上手になれるでしょうか?」 |
菲菲「もちろんダヨー!」 |
千鶴「そうだ、料理上手の菲菲ちゃんに聞きたいことがあるんです。」 |
千鶴「私、飾り切りが上手にできなくて。何かコツはありますか?」 |
菲菲「ふむふむ…ニンジンをお花にしたり、ソーセージでカニさんを作ったりとかだネ?あれ、ムズカシイよネー。」 |
千鶴「そうそう、それ!この前調理実習でやったんだけど、上手にできなくて。」 |
有香「ええっ!千鶴ちゃん、既にそんな高度なことまで挑戦を!?」 |
有香「話が違うじゃないですか~っ。料理上手ですよ、それ!」 |
千鶴「そんなこといわれても…。授業だし……。」 |
菲菲「コツはねー……何度も挑戦するコト!」 |
有香・千鶴「ええ~……。」 |
菲菲「というのはモチロン大切だけど、包丁をよく研いでおくとイイヨ!」 |
菲菲「包丁は、切れない方が危ないネ。力を入れないと切れないから、余計な力が入っちゃうんダヨー。」 |
千鶴「へぇ~、そうだったんだ。よく切れる包丁の方が、危ないと思ってた。」 |
菲菲「あとは、ゆっくり、焦らず、丁寧に!が、コツだネ♪」 |
有香・千鶴「はーい!」 |
有香「……ふふっ。ああ、よかった。あたし、なんだか安心してきました。」 |
有香「さっきまで「料理番組にあたしが?」って心配してたんですけど、二人と話してたら勇気が湧いてきました!」 |
菲菲「頑張ろうネ!負けないヨー!」 |
千鶴「私、応援に行きます。今後のお仕事の参考にしたいですし。猫耳有香さんの、お仕事姿も!」 |
有香「本当に、猫耳つけるの!?」 |
千鶴「期待してますね♪」 |
有香「うわーんっ!」 |
頑張るのって大変だもん
メンバー:中野有香・愛野渚・大沼くるみ・白菊ほたる
くるみ | どうしよう~...くるみ、全然決められないよぉ...。あうぅ~......。 |
ほたる | そうだね...。自由って言われても...色々あると、迷っちゃうよね。何か決め手があるといいんだけど...。 |
渚 | ふぅー、気持ちよかったぁー! |
有香 | スッキリしましたね! |
ほたる | お疲れ様です、渚さん、有香さん。お二人とも、レッスン帰りですか? |
渚 | ううん、違うんだ。屋上で軽く運動をしてきたところ! |
有香 | 日の光を浴びながら、体を動かしたかったから、渚さんとストレッチをしてきました。いいお天気だよ♪ |
渚 | ところで、二人とも何か困っていたようだけど、どうしたの? |
有香 | 何かお手伝いしましょうか? |
くるみ | えっとね...くるみ、ちょっとここで宿題しようと思って...。そしたら、ほたるしゃんが来たんでしゅ。 |
ほたる | はい。私も宿題しようと思って。それで、それぞれ始めたところなんだけど...。 |
有香 | そうだったんだ!何か悩んでいたことは...そんなに難しい宿題なの? |
ほたる | 私の方は...多分、大丈夫です。数学のプリントなんですけど、丁寧に解いてみようと思います。 |
ほたる | でも、くるみちゃんの宿題が、ちょっと難しそうなんです。ね、くるみちゃん? |
くるみ | うん~。あのね...くるみは、体育の宿題が出たのぉ。 |
渚 | 体育?意外な宿題だね!スクワット30回!とか?でも、それなら外でやるかぁ...。 |
くるみ | あっ...違うのぉ。あのね、スポーツを何か1つ選択して、ルールをまとめてきなさい...って宿題なんだぁ。 |
くるみ | くるみ、あんまり運動って得意じゃないし...得意なスポーツもないから、どのスポーツがいいのかなぁ...って。 |
ほたる | 自由課題ってすごく悩むよね...。私も自由研究とか...いつも、決めるまでに、時間かかっちゃって......。 |
渚 | それじゃあ、バスケはどうかな?ルール、教えてあげられるよ! |
有香 | 空手も、おすすめですよ! |
渚 | へへっ♪有香ちゃんもやっぱそう言うよね!でも...空手で、ルール...? |
有香 | みなさんには、あまり馴染みがないかもしれませんが「形」や「組手」といった競技がありますから! |
渚 | 形に、組手かぁ。名前は聞いたことあるけど、詳しくは知らないや。でも知らないと、知りたくなるよね! |
ほたる | 2人がアドバイスしてくれるなら、宿題も順調にできそうです...!よかったね、くるみちゃん...♪ |
くるみ | うん......!あ、でもでも...それだと......あうぅ......ふえぇ。 |
有香 | くるみちゃん、どうしたの?まだ何か困っている事でも? |
渚 | どっちもピンとこないとか? |
くるみ | お二人の言葉は、とっても嬉しいんでしゅけど......でもでも、くるみが宿題やったことにならないかもぉ...。 |
くるみ | みんな、ちゃぁんと宿題してくりゅのに、くるみだけズルしたみたい...。ズルは、ダメだもん...。 |
渚 | そんなことないと思うよ?私もわからない宿題があったら、先生や友達に聞きに行くんだ! |
渚 | 中学の時は、部活も忙しかったから、よく友達と協力しあってたし♪教えたり、教えてもらったり、ね! |
ほたる | 私も...どうしてもわからない時は、誰かに聞きます。先生や、お母さん。あとは......。 |
ほたる | この事務所になってからは、お友達に聞くことも増えたかな。みんな、頼りになるから...♪ |
渚 | そうそう!頼りになる人がたくさんいるよね! |
有香 | あたしも、教えてもらったなぁ。千夏さんに、洋子さんに......それから、美紗希さんとかにも! |
ほたる | でも、くるみちゃんの気持ちもよくわかります...。 |
ほたる | 頼りすぎるのはダメかなって...思っちゃうこと、あるよね。一人で頑張らなきゃって...。 |
くるみ | くるみ、アイドルでも学校でも、みんなに助けてもらってりゅから...宿題くらいは、ちゃんとしなきゃ~。 |
渚 | そっか。くるみちゃんは、頑張る大切さをよーく知ってるもんね。その気持ち、すごくいいと思う! |
渚 | でもさ、どうしても困った時は誰かに頼ってもいいと思うんだ。全然、ズルなんかじゃないよ! |
くるみ | ほんとぉ?宿題も、みんなに頼っちゃっていいのぉ...?ズルじゃない?ちゃんとしてりゅ? |
渚 | うん!困った時は、お互いさま!くるみちゃんは協力する大切さも、よーく知ってるはずだよ! |
有香 | そうですよ!くるみちゃん、一生懸命自分で考えて、ちゃーんと宿題してるって思うよ!大丈夫! |
くるみ | そっかぁ...うんっ、わかったあ!くるみ、もうちょっと自分で悩んで、何にするか考えてみりゅねぇ...! |
くるみ | それで...それでも、何にするか困っちゃったら...みんなのこと、頼ってもいいでしゅか? |
渚 | うん、もちろん!いつでも声かけて! |
有香 | あたしもまだ時間があるから、しばらくここにいるつもりです♪宿題、頑張ってね! |
ほたる | じゃあ、私も宿題しますね...♪わからない問題があったら、私もくるみちゃんに相談させてね? |
くるみ | はいっ、もちろんでしゅ~。一緒にがんばりましょぉ~! |