用語集

Last-modified: 2022-12-14 (水) 18:17:12

編集ルール
タイトル:日本語表記 / 英語表記(英語版ルールに対応するものがあれば。ルールに関するものでなければ省略)
並び順:50音順、アルファベット順

アーカイブ / Archives

コーポの捨て札置き場および捨て札置き場にアクセスできる中央サーバーの1つです。
ランナーに開示されない状態でトラッシュされたカードは裏向きで置かれます。

アイス / ICE

ランナーの侵入(ラン)からサーバーを守るためのセキュリティのようなものでコーポが使用するものです。Intrusion Countermeasure Electronics(対侵入電子装置)の略。
他のカードと区別がつくよう横向きに置かれます。
インストールコストを支払いサーバーの最外殻(上側)に裏向きに置くことでインストールします。この時点でアイスはアクティブになっていないのでランに対して効果を発揮しません。
また、必要に応じてレゾコストを支払い表向きにすることでアクティブになり、ランに対し効果を発揮します。

多くのアイスにはサブルーチン(矢印)があり、ランナーによって解除(ブレイク)されなかった各サブルーチンはそのアイスとのエンカウントが終了した時に効果の解決が行われます。

何もインストールされていないサーバーにアイスをインストールすることで新たに遠隔サーバーを作ることができます。

コーポはサーバーの上側にインストールされている任意のアイスをトラッシュし新たなアイスをインストールすることができます。

悪名 / Bad Publicity

コーポが受け取るステータスであり、ランナーは各ランの開始時にコーポが持っている悪名の数に等しいクレジットを得られます。
未使用の悪名クレジットはランが終了した時点でトークンバンクに戻します。
ランの途中でコーポが悪名を受け取ったとしてもそのラン中には悪名クレジットを得ることはできません。

アドバンス / Advance

コーポが1クリックと1クレジットを支払いアドバンス可能なカードの上にアドバンストークンを置くアクションのこと。
計画書のアドバンス要求に達した場合、その計画書を獲得できます。
アドバンスに上限はありません。
アドバンスとアドバンストークンを置いたり移動する効果は別になります。

アプローチ / Approach

インストール / Install

ウィンドウ / Window

迂回 / Bypass

ランナーが何らかの効果でアイスを迂回するとき、直ちにアイスを通過しランを続行します。
その際サブルーチンはすべてブレイクされません。

影響値 / Influence

デッキを構築する際、選んだIDと別派閥のカードを入れる際の上限を決めるための数値。
IDカードの右下(黒枠の中)の数字が上限値でこの影響値を超えて別派閥のカードをデッキに入れることはできません。
各カードの影響値は、カード下部の青いドットで記され基本的に1~5の数値を持ちます。
中立カードはどの派閥にも属さないので影響値を消費せずデッキに入れられます。中立カードの影響値は通常0。

カードの中には影響値を待たないものがあり、影響値0とは異なり別派閥で使うことができません。
これは影響値欄がないことで示されます。

コーポの計画書等はこれで、ジンテキの計画書をNBN派閥のIDデッキに入れることはできない

エンカウント / Encounter

遠隔サーバー / Remote Server

開示 / Expose

インストールされている非レゾ状態のカードを全てのプレイヤーに公開すること。
公開されたカードは元の状態に戻ります。またレゾとは異なります。

回避 / Avoid

参照→妨害:用語集

可能なら / if able

能力に『可能なら』とついている場合、それは効果が解決されるかまったくしないかのどちらかです。
完全にその能力を解決できない場合その効果は解決されません。

ランナーが最後のクリックを消費してのラン中に『可能なら、ランナーは1クリックを失う』のサブルーチンが発動したとしても何も起きません。

境界 / Interface

主にアイスブレイカーがアイスのサブルーチンをブレイクする能力に付与されます。

境界→1[credit]: セントリーのサブルーチンを1つブレイクする。

このキーワードを持つ能力を使用するためには、この能力を持ったカードの強度がエンカウント中のアイスの強度以上である必要があります。
このキーワードが登場する以前のルールにおいても、強度を持つカードが能力の使用することによってアイスに作用するためにはそのアイス以上の強度を持っている必要がありました。境界というキーワードによってどの能力が強度を参照する必要があるのかが明確になります。

強度 / Strength

クリック / Click

ゲーム内における基本資源で各プレイヤーはターンごとに一定のクリックをもち、ターン内でクリックを消費しアクションや能力を実行することができます。

グリップ / Grip

ランナーの手札です。
手札上限は通常5枚ですが、カードの効果やコアダメージ(ブレインダメージ)により増減します。

クレジット / Credit

お金。能力を実行するためのコストを支払うために使用したりするもので、多くのカードはこのクレジットを使ってコストを支払い使用します。

計画書 / Agenda

得点。勝利条件のうちの1つである7点獲得を達成するために必要なもので、ランナーはこれを盗むことでこれを得点化でき、コーポは計画書ごとの要求数だけ計画を進行(アドバンス)させることができればこれを得点化できます。
計画書は遠隔サーバーにインストールすることができますが、資材と計画書は1つのサーバーに合計1枚までしかインストールできません。

コーポとランナー

ゲーム中にプレイヤーが担当する2つの陣営。
一方のプレイヤーはコーポレーション、もう一方はランナーを担当し対戦します。
コーポとランナーと呼ばれることが多く、カードのプレイングもそれぞれ違うところがあります。

コンソール / Console

ハードウェアの種類(サブタイプ)の1つで、1つしかアクティブにできない特殊なカードです。
デッキに入れられる上限はありませんが、ゲーム中にアクティブにできるのは1つであり、2枚目のコンソールがインストールされた場合は古い方をトラッシュします。

サーバー / Server

コーポがカードをインストールできる場所で中央サーバーと遠隔サーバーの2つがあります。
計画書、資材、強化はサーバー内にインストールし、アイスはサーバーを守る位置にインストールします。

中央サーバーはHQ、R&D、アーカイブの3種類からなり中央サーバーにインストールできるのは強化とアイスだけです。
遠隔サーバーの数に上限はありません。計画書か資材は遠隔サーバー内に1つのみインストールできます(強化は何枚でもインストールできます)

再生クレジット / Recurring Credit

再生クレジットは書かれている内容のみに使用できるクレジットです。(ex.HQへのランの間のみ使用する、トレース中にのみ使用するetc...)
再生クレジットには必ず数字が伴い、カードがアクティブになった時点で数字分のクレジットが使用できるようになります。
再生クレジットはターンの開始時にまだそのカードがアクティブだった場合、表記された数字にまで補充されます、カードに書かれている数字より多いクレジットが載ることはありません。
2再生クレジットの内1クレジット使った場合、次のターンに補充されるのは1クレジットです。

ジャックアウト / Jackout

消費型能力ウィンドウ / Paid Ability Window

スタック /Stack

ランナーの山札です。

タグ / Tag

タグされている / Tagged

ダメージ

ゲーム中の効果によりランナーが受けるもので、あるダメージの点数に等しい枚数の手札をグリップからトラッシュします。
ミートダメージ、ネットダメージ、ブレインダメージ(NISEI版からコアダメージに変更)の3種類があり効果の解決はすべて同じですが、ランナーのダメージを軽減するカード効果は対応したものを使う必要があります。(ネットダメージを妨害する効果でミートダメージは防げない)

またブレインダメージはランナーの手札の上限を受けたブレインダメージに等しい数だけ減らします。

ランナーがグリップ枚数を超えるダメージを受けた場合、ランナーは死亡(フラットライン)しコーポの勝利となります。

中央サーバー / Central Server

搭載 / Host

トレース / Trace

ヒープ / Heap

ランナーの捨て札置き場です。

ファストアドバンス

コーポが計画書をインストールしたターンに必要数アドバンスして得点することを指します。FAと略されます。
1ターンで得点するため、ランナーが介入する余地がありません。理論上はこれを繰り返すことでノーリスクで勝利することが出来ます。
ファストアドバンスによる得点を主軸に置いたデッキを、そのまま「ファストアドバンスデッキ」と呼ぶことがあります。
アナークのプログラム「クロット」で、防ぐことが出来ます。

ファストアドバンスのチャンス。人造労働者を使用して1クリック増やし、ウィトルウィルス計画をインストール、3回アドバンスして即座に得点した。

フェイスチェック

特定のアイスをレゾさせる目的で、ランナーがあえてアイスブレイカーなしでランするテクニックです。
アイスをレゾさせることで、必要なアイスブレイカーの種類やブレイクにかかる代金を知るためです。
レゾされたところで、受ける効果が「→ランの終了」だけであれば1クリックのみのコストで重要な情報得たことになります。
ただしジンテキのアイスなどは、丸腰で不用意にランを行うと大ダメージを受けてしまうこともあるため、見極めが必要です。

1ターン目、HQのアイスをフェイスチェックして、「互恵」でそのアイスの突破に有効なアイスブレイカーをサーチした。

不揮発性 / Persistent

フラットライン / Flatline

ランナーがグリップ枚数を越えたダメージを受け、敗北することを指す。
ちなみに、フラットラインとは脳死状態(脳波計が停止する=フラットになる)という意味である。これはネットランナーの世界観およびサイバーパンクの元祖となったウィリアム・ギブスンの小説「ニューロマンサー」の登場人物、ディクシー・フラットラインの名前の由来でもある。

ブレイク / Break

妨害 / Prevent

対応する効果の解決を打ち消すことができる。ルール的には回避 / Avoidと同じ。

インストール状態の、プログラムかハードウェア1つがトラッシュされることを妨害する。

対応する効果が発生したとき(上記の例の場合プログラムかハードウェアがトラッシュされたとき)、妨害もしくは回避の効果を解決できるウィンドウが開かれるので、そこでのみ妨害もしくは回避の効果を起動することができる。

ラン / Run

リグ

リンク / Link

HQ / HQ

コーポの手札および手札にアクセスできる中央サーバーの1つです。Headquarters(司令部)の略。

ID / Idendity

プレイヤーがゲーム中に演じる人物や企業。各プレイヤーはIDカードを一枚所有しプレイエリアに表向きに置きます。
常にIDはアクティブでありそれぞれに特殊能力がありゲーム中に効果を発揮します。
各IDにはデッキを構成する最小枚数と別派閥のカードをどれくらい入れられるかの値である影響値を持ちます。

対戦中、コーポのIDカードを山札(R&D)の隣に置き、このサーバーがHQであることを示します。

R&D / R&D

コーポの山札および山札にアクセスできる中央サーバーの1つです。Research & Development(研究開発部)の略。