城ヶ湾支社/平和鳥事件

Last-modified: 2008-07-07 (月) 06:07:31
注意!この記事は厨二病発症者が書いている為、とても痛い内容がふんだんに盛り込まれています。
事件を想像して気分を悪くする可能性も考えられるので、血を見るのも嫌いな人間はさっさと戻るか閉じた方が身の為です。

平和鳥事件

199×年8月2日に発生した、テロ事件。
平和鳥とは当地の埋立て造成工事を、環境生態保護の観点から強く反対していた市民団体"ピースバード"の蔑称もしくは公安関係内での通称が由来であるとされる。

当日の午前より、夢浜1区付近の工事車両でトラブルが続発。
工事責任者の杉幸蔵氏は、1区の進展を見ない限りは周辺の工事も進行できない上に、当日昼の気温が36℃を超えており、これ以上の作業は妥当ではないと判断した。
以前よりこの日は宴会を催すことが決まっていた為、早々に作業を切り上げ、夢浜新港近くの事務所に集合し、16時より開始となった。

4時間後、酩酊者や睡眠者で溢れた事務所で突如停電が発生する。
同時に建物の4方向から対戦車ロケットランチャーが発射され、着弾地点付近より数メートルの範囲が吹きとばされた。
1分後、壁穴より侵入した実行犯らはのた打ち回る工事関係者に向けて自動小銃を乱射。
爆音を聞いた駐在所の巡査が駆けつけた時には、実行犯らの姿は無く死屍累々の地獄絵図であった。

死者110名という未曾有の大惨事ながら、生存者10名は酒の肴を探しに地下の貯蔵倉に潜り込んで難を逃れたという。
また宴会の参加人数が135名でお手伝いを含めていたことから、不明の15名が実行犯らであると断定。
翌日、城址地区に事務所を構えるピースバード城ヶ湾支部と構成員の住居を強制捜査。
襲撃に使用したとされる睡眠薬の袋や銃弾の空薬きょうを押収、緊急逮捕となった。
事情聴取を行った所、15名全員が襲撃に参加したことを認め、聴取の通り武器類を夢浜新港の海底に投棄されているのが発見された。

ピースバード本部は、
「全くの言いがかりである上に、例え彼ら支部員らの行いが事実であっても、それは支部の独断専行であり、我が団体の潔白と正当性は明白である。我々は以後も、当該地域の環境無視の開発に異議を唱え、次世代の子供達に素晴らしい自然を残す為、あらゆる手段を取るであろう」
という公式発表を行った。

捜査本部の置かれていた△×県警トップは、この事件に対し報道規制を実施し、ゴシップ誌に至るまでピースバードの関与を揉み消していた。
彼の県警トップは後に贈収賄で逮捕され、そのことがきっかけとなり全てが公となった。

環境団体"ピースバード"

1970年代後半に発足した国際的NGO団体で、環境を無視した大規模開発への啓蒙・抗議を主な活動としている。
公的機関の正式な調査報告は無いが、かの雛見沢に於ける一連の事件にも加担しているといわれている。
(勿論、本部は頑なに否定し続けている。)

城ヶ湾地区には、埋立て計画が承認された1990年代前半に支部を設立。
居住者が少なくなった城址地区の廃屋を譲り受け、工事の監視と自然保護地域の調査を開始した。
(一説には、地元住民を脅迫して住宅を乗っ取ったとも言われ、当時の自治会長が近年、インタビューで語っている)
90年代後半になると妨害工作が多発し、遂に件の襲撃事件が発生した。

当日午前中に発生した作業機械のトラブルは、実行犯の15人とは別の団体員が関与していた事が後に発覚している。
第一撃で使用したのはかの有名なRPG7であり、真相発覚後、本部から送られてきたことが判明するや否や、世界の各国で同団体のテロ組織認定が相次いだ。

同団体は真相が発覚するまでの間、"神のタタリ"であったり"神風が吹いた"であったり"預言書に書かれていた"等と喧伝し、関与を疑う発言を行った者には公開裁判等の誹謗中傷が行われていた。
定年で引退した県警トップが、酒の席で真相を吐露しなければ、今に至るも彼らの悪逆非道な行いは世に出なかったに違いない。
(送別の宴席で高性能の隠し撮りマイクによる録音が為されていたことから、県警捜査員の執念の結果である、という美談も伝わっている。)

構成員の逮捕を期に、城ヶ湾支部は完全に解散したといわれるが、幾人かがスパイとして開発中の夢浜地区に潜んでいると噂される。
ニコニコ鉄道城ヶ湾支社警備部では、独自に懸賞金を賭けて情報収集を行っている。