概要
1994年竣工。それまで導入されていた1500形と同じく、製造から25年以上が経過していた旧1000形初期車を取り替える目的で導入された。
日本の地下鉄乗り入れ対応車両としては珍しく、オールクロスシート車両として製造された。当時、他の大手私鉄やJRは多扉車や大型扉車の導入を図っていた時期だったが、京急ではオールクロスシート車を導入し、「個の尊重」を打ち出して利用者の快適性を優先する姿勢を表した。これを具現化したのが600形である。
また、それまでの車両からフルモデルチェンジをしており以後、細部の仕様変更がされつつもこの顔は2100形・新1000形と普及し、京急の新しい顔として定着した。
1990年登場の1500形1700番台に続き、VVVFインバータ制御を採用。
国産のGTO-VVVFインバータ制御装置を装備する最後の形式であり、以後の2100形・新1000形はいずれもドイツシーメンス社製のGTO・IGBT-VVVFインバータ制御装置。また、新1000形6次車からは国産のIGBT-VVVFインバータ制御装置を搭載している。
2005年からロングシート改造が行われており、8連でオールクロスシートを維持している編成は残り僅かとなっている。4連は1編成を除き、全てオールクロスシートである。
運用
赤夕開発鉄道
野久浜線にて運用
臨空支社
りんくう線各停で運用。
浅鬼支社
千本松線普通で運用。
東鳩急行電鉄
空港線普通で運用。
姫嫁支社
空港線各駅停車で運用。
編成
赤夕開発鉄道
4両編成1本在籍
臨空支社
4両編成8本在籍
浅鬼支社
両編成 本在籍
東鳩急行電鉄
6両編成1本在籍
姫嫁支社
7両編成2本在籍