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放映後新しい話題がないためネットでの風化レベルは高め。それでもOVAよりはマシ、かも。
contents | 用語分類 |
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ファイナルファンタジーシリーズ FFらしくないFF 架空の鉄道の登場する作品 主人公が記憶喪失の作品 |
〜作品内容〜
FF:Uってどんなアニメ?
- 本作はファイナルファンタジーシリーズとしては異例な要素として現代日本が舞台として登場する。
- 異界と呼ばれる世界に関わり数々の幻想的な世界を旅する。CGを多用した演出が特徴。
ギミック
- 主人公の『魔銃』が巨大召喚獣を呼び出すバンクがクライマックスのシーンで使用される。
- ソイルと呼ばれる三つの弾丸の組み合わせで各種召喚獣を呼び出すと言うゲームと違った趣向が用意されている。
ガウディウム四凱将の一人『ピスト』がこの動作を真似をして魔銃を放とうとするセルフオマージュのシーンがありCV子安武人による熱演が披露される。 - 物語の主人公と進行役のキャラクターが別になっている。主人公は存在や行動の多くが謎として描かれている。
- 悪役であるタイラント伯爵一味の日常描写が定期的に挿入される。
演出としてゲーム版ファイナルファンタジーの素材を使った料理などが登場し、奇妙な部下との微笑ましいやり取りが描写される。 - 主人公の会話に独特の間がありファンから天然などと言われる。かつて存在していた公式サイトによると、スタッフの米たにヨシトモらにより意図的に視聴者の突っ込みを狙って制作されている。
反響
- ゲーム版との雰囲気の違いや安定しない作画は放映時につっこみの的でもあったが、個性的なキャラクターや設定に熱心なファンも存在する。
- 当時インターネット上で個人サイトも盛んに開設されリアルタイムな交流や考察も活発に行われていた。
- 作風から女性ファンも多く、イラスト投稿サイトでは女性向けの投稿が物議を醸し男性向けと分けられた事がある。
- 当時の視聴率は6%前後。当時の同時間帯では高くも低くもない標準的な数字だった。
用語と登場人物
風
- 『黒い風』『黒き風』『魔銃ちゃん』『おじさん』など色々な呼ばれ方をする本作品の主人公。しかし物語はアイ視点で進むため画面に登場しない時間が長い。
ピンチの時にふらっと現れ、またどっかに消えるなど無口で天然ボケ気味なため考えている事がよく分からない。終盤で実はオメガの影響で本当にボケていた事が判明する。 - FF7のヴィンセントにそっくりであり公式にモデルであると名言されている。
- 魔銃と右手が一体化したデザインは寺沢武一『コブラ』やFF7のバレットを彷彿とさせるが、手自体を失っている訳ではない。
魔銃
- 読みは『まガン』。三種のソイル(弾のような物)の組み合わせで召喚獣を発射する本作オリジナルの武器。
- 普段は主人公の右手と一体化していて、発動には『魔銃解凍』をする必要がある。解凍には幾つかの条件があるが、作中では具体的な条件は伏せられている。
- ほとんどの戦いで一撃必殺の威力を発揮する。各話のクライマックスで入る決め台詞とバンクはファンから「良い意味で中二病」とも言われる。
- 物語前半の地下鉄編では一話ごとに異なる召喚獣を放つのがノルマだったが、後半海パズル編では数話に一度、過去の召喚獣の強化版を放つようになった。
- 余談だが当時先走って全話分の召喚獣まとめ表を作っていたサイトが存在したが、このペース変更(と打ち切り)によって更新が止まってしまった。
雲
通称「白い雲」「魔剣士」。度々風の前に現れて意味ありげな事を言う謎のイケメン。頭にゲーム版の召喚士を意識したような角のようなツンツンした突起物がついていてマスクを付ける時もある。名前の通りの白髪とひらひらの付いた白い服を着て露骨に風と対象性を強調したキャラクターになっている。
決め台詞は「相変わらず素敵だね」。必殺技は「白銀のエチュード」等。
親族に『霧』と言う兄がいる。クルクスと一緒にいる事が多い。
声優は石田彰。
地下鉄
- 外界と異界の各世界を結ぶ銀河鉄道や魔列車を思わせる交通機関。これに乗ってアイとユウの旅が始まる。
- 生物的なパーツを持つグロテスクな見た目をしているが、シドの発明品で女性の名前が付いている。
コモディーン
- ファイナルファンタジーシリーズで度々登場するいわゆる『反乱軍』的な立場の組織。
- なぜか覆面に顔を包み吹き矢で戦うと言う、従来の反乱軍と一線を画する珍妙な見た目と戦術で戦う。
- 一見頼り無さそうだが、シリーズでお馴染みの天才技術者『シド』を擁しているなど重要な戦力源となる。
ファンゴ
- コモディーンのメンバーの一人。メンバーの中で最初にユウとアイに出会う。
- 藤子不二雄漫画やはじめ人間ギャートルズのような何ともいえないキャラクターデザインをしている。
- なんでも食べ物と認識して実際に食べてしまうという悪食系のキャラクター。
ガウディウム四凱将
タイラント伯爵に仕えるゆかいな四人組の肩書き。オスカー、ヘルバ、ピスト、フングスの四名。客将として雲が在籍していた事もある。
オスカー
- ガウディウム四凱将の一人。千と千尋の神隠しに登場するカオナシに似た仮面をつけている。
- タイラント伯爵にグロテスクな料理を給仕している姿がよく登場する。
- 名前はカオス(混沌)のアナグラム。
召喚獣
フェニックス
第一話に登場。ファンタジーでよく見かけるような鳥の召喚獣。使用ソイルはマザーブラック、ファイヤーレッド、バーニングゴールド。
ソイルを敵の体内に撃ち込み中から突き破るように出現する。
テュポーン
第二話に登場。ちっちゃい頭だけ召喚獣。使用ソイルはスカイブルー、グランドブラウン、マジックバイオレット。
四凱将軍のフングスを空間ごと敵を圧縮して消滅させる。
シヴァ
第三話に登場するトゲトゲしい結晶の召喚獣。使用ソイルはダークグリーン、ヴァージンホワイト、アイスブルー。
ヘルバの操る植物をまとめて凍結する。
イクシオン
第五話に登場する角と羽の生えた馬。使用ソイルはスチールグレー、ヒートクリムゾン、ライトニングイエロー。
当時の最新作だったFFXからの出演。
ビスマルク
第六話に登場する海洋生物。FF6からの出演。使用ソイルはシャークグレー、ウォーターブルー、クラッシャーホワイト。
植物に食われながら召喚する。
イフリート
第七話に登場するスパロボ。使用ソイルはカーディナルレッド、ダーククリムゾン、バーントシェンナ。
オメガの爪を撃退する。
オーディン
九話に登場するホバー移動する騎士。使用ソイルはブリットシルバー、デストロイブラック、スチールグレー。
アトモス
10話に登場するサハクィエルもどき。使用ソイルはストームブルー、アッシュグレー、サイレントブラック。
元はFF5のボスキャラクター。姿は似ていないが吸い込む能力は共通。
タイタン
11話に登場するブリキロボ。使用ソイルはガイアブラウン、ディープバーミリオン、エバーグリーン。
メテオマスター
13話に登場するトンベリ。使用ソイルはホライゾンゴールド、エアロブラック、フォートシルバー。
その他
アースワームジム
- パワードスーツを着たミミズが戦う奇妙な洋ゲー。発売機種はメガドライブ等。
- 第一話で風に倒されるキノコの怪物(正式名不明)がなぜかこのキャラクターとよく似ている。
映画
- 劇場用として制作されたフルCG映画『ファイナルファンタジー』の事。興行的に失敗して大きな赤字を出した。
- 映画版の赤字により映像作品事業が縮小され、本アニメが打ち切りとなる直接的な原因となった。
- このおかげで本作ファンの間で映画版に対する風当たりは一際強い物になっている。
しかし本アニメも商業的に成功かは不明なのでなんでも映画のせいにするのは考え物である。
VIVID
- 前半期のEDテーマ。アーティストはFAIRY FORE。
- アップテンポなギターリフと8bit風のチョコボが走り回る映像の組み合わせは妙な中毒性がある。
- VIVIDと言う単語はAメロ歌詞の駄洒落のフレーズで使われている。
FF10
- 放映時に最新作だったゲームナンバリング作品。
- 同作から召喚獣イクシオンが参戦したり、本作のパイロット映像が付属するなどの繋がりがある。
外部リンク
動画
FF:U ファイナルファンタジーアンリミテッド 魔銃~召喚シーン1~
OP Over the Fantasy
ED1 VIVID
ED2 Romancing Train
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関連事項
ファイナルファンタジー
銀河鉄道?
サイコガン?
中二病?
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