2023年11月26日、三重県志摩市の志摩スペイン村を中心に「第10回 伊勢志摩サイクリングフェスティバル」が開催されました。
それに合わせて近鉄では前日の25日に大阪上本町駅および近鉄名古屋駅→賢島駅間で、当日の26日に賢島駅→大阪上本町駅および近鉄名古屋駅間のサイクルトレイン(貸切列車)が運転されました。
今年は26日日曜日のみ撮影できたので簡単に紹介します。
回送賢島行き VX05+W13(鵜方～志摩神明間にて)
大阪発着のサイクルトレイン復路便の送り込み回送です。
近年の傾向と同じく大阪側から5200系列4両編成+一般車2両編成のいわゆる「逆組成」で運転され、特に2両編成側にはおそらく初めて2410系が使用されました。
ちなみに志摩線に2410系が入線したのは3月12日のW23による貸切列車
に続いて今年2回目(サイクルトレイン往路便を含めば3回目)です。
回送賢島行き XT07(鵜方にて)
名古屋発着便の送り込みは鵜方駅の改札階で上から見下ろす構図での撮影です。
2013系観光列車「つどい」が使用され、これまで時折サイクルトレインのツアー列車として運行されていた時と同様に「KettA」の小型愛称看板が掲出されました。
貸切名古屋行き7630列車 XT07(賢島～志摩神明間にて4483列車の車内より)
先に発車するつどいの名古屋行きとは賢島へ移動中にすれ違うので車内から撮影しました。
2両編成の普通列車ですが普段から後方車両に自転車積載が可能なサイクルトレインなので、ヘッドマークと絡めて「サイクルトレインからサイクルトレイン」という撮影方法にしてみました(笑)
名古屋発着列車に関しては近年では一般車4両編成で運行されており、2013系は元は一般車の2000系とはいえ個人的には残念でした。
普通伊勢中川行き4682列車 VC66/貸切大阪上本町行き7728列車 VX05+W13(賢島にて)
乗ってきたラッピング列車「ミジュマルトレイン」ことVC66と大阪行きサイクルトレインのW13の並びです。
また、W13は1968年2月製造の編成単位で残る最古参の近鉄一般車であり(W12も同様)、私の地元の志摩線で見ることができたのはとても嬉しかったです。
4両編成側には昨年は富吉検車区所属の5209系VX10が使用されたことで話題となりましたが、今年は明星検車区所属の5200系VX05でした。
先頭に立ったVX05のク5105は最近いわゆる前パン車両と連結していたことが原因なのか黒い汚れが目立っていました。
W13が自転車積載車両、VX05が乗客用車両となり、A、B号車と1～4号車に分けられていました。
アルファベット号車番号はかつては特急の多層建て列車で見られましたが、最近は見る機会が少ないですね。
賢島駅に2410系や5200系がいるのはなかなかの違和感がありました。
来年以降の充当車両にも期待したいところですね。
