PCゲームのダウンロード販売、主にSteamにおけるリージョン規制 (おま国) の解説とまとめ
おま国(おまくに)とは?
由来
リージョン制限のため特定の国・地域から購入できないことを示すネットスラング。
「売ってるがお前の国籍が気に入らない」あるいは「お前の国には売ってやんねーよ」 の略とされる。
ここでは、PCゲームのダウンロード配信サイト Steam のタイトルが「日本から」買えないことを指す。
Steamについて
毎年拡大を続けるゲーム市場だが、その中でも近年、PCゲーム分野の成長が著しいものになっている。
既にPCとコンソール(家庭用ゲーム)の市場シェアは逆転しており、今後スマートフォン(モバイルゲーム)市場と並ぶゲーム市場の牽引役としてますますPCの存在感が増すことが予測されている。
そんなPCゲーム普及の最大の牽引役は間違いなく2002年にサービスを開始したPCゲームダウンロード販売・配信プラットフォーム、Steamであろう。
2000年代当時、地方ではADSLによる常時接続が十分に普及していなかったため、コンソールやPCゲームにおいてはもっぱらディスクと取説をまとめたパッケージでの販売が主流となっており、ダウンロード販売はほとんど存在しなかった中、小さなFPSゲームデベロッパでしかなかったValve Corporationが開発したこのプラットフォームは革命的であり、その手軽さや便利さ、セール時の大作を50%以上も割り引く価格破壊などによって、PCゲームの販売形態が一気にダウンロード販売にシフトする結果になった。
現在では、SteamはPCゲーム販売の70%以上のシェアを握っているとされ、OriginやUplayなどの競合プラットフォームが存在する現在でも圧倒的なシェアを持つSteamはPCゲームの代名詞となりつつある。
現在ではコンソールのマルチプラットフォーム(PS3/PS4、Xbox 360/Xbox ONE版など)での発売も当たり前となり、コンソールでしか遊べない(PC版が存在しないゲーム)は少なくなっている。
コンソール用の高価な開発機材を必要としないことから、個人や小規模グループが制作するインディゲームもPCを中心に近年盛り上がりを見せている。
だが、日本においては事情が異なる。
日本では、以前より家庭用コンソール機(以下 コンソール)がゲーム市場のシェアのほとんどを占め、PCゲームはアダルトゲーム (エロゲ) や海外タイトル (洋ゲー) がほとんどで、その市場規模は非常に小さいものだった。
近年に入り、Steamの日本円対応や日本におけるコンソール市場の衰退や、地方への常時接続の普及といった要素もあり、日本でもSteamが普及し、パッケージソフトの販売は次第に縮小するようになった。現在ではSteamユーザの4~5%が日本ユーザとされる。
それでも依然として国内ゲーム市場では「スマートフォン > コンソール > PCゲーム」という情勢が非常にしぶとく醸成され、ゲームを発売する企業としては市場規模が小さいPCをサポートする意義が薄いのが現状のようだ。
そのため、海外においては発売しているPC版を日本では購入を禁止したり、日本向けではないがために日本語を削除したり、日本語をサポートしているというだけで価格が海外より高く設定されるといった差別行為がたびたび行われる。これが「おま国」だ (後述のおま値やおま語を含む、広義のおま国)。
海外におけるPCゲームの普及を受け、近年では日本製タイトルのPC移植が進んでいるが、そのほとんどはおま国であり、近年はCapcom (カプコン)やSquare Enix (スクウェア・エニックス)といった一部パブリッシャにおいて若干の改善も行われているものの、依然として海外PCゲーム市場にのみ参入する日本企業とともに、おま国タイトルは増加傾向にある。
●そして、おま国を行っているパブリッシャのほとんどは日本企業なのだ。
Steamキーについて
SteamはDRMとしての機能も備えており、小売りにCDキー(シリアルコード)のみを提供する形での販売形態もある。
国内代理店においては「Steamストアでは販売しないがパッケージを開けるとSteam用のCDキーが入っていた」ということも増えてきている。
なぜおま国になるのか?
- 権利者・デベロッパー・パブリッシャー・代理店の違いは何か?
- 権利者(版権者):ゲームソフトの大元の著作権者(各ゲームソフトの権利表記は大体パブリッシャーの公式サイトや、タイトル画面などで確認できる)。海外メーカーが版権を持つゲームソフトを日本で販売する場合、シリーズやプラットフォームによってパブリッシャーが複数社に渡ることも珍しくない。
- デベロッパー:開発会社。権利者ないしパブリッシャーからの委託を受ける形でソフトの開発をしており、パブリッシャーに比べればさほど知名度は高くない。ゲームによって異なるが「権利者」「デベロッパー」「パブリッシャー」は必ずしも同一とは限らない。
- パブリッシャー:販売会社。開発を兼任しているところもある。主に家庭用コンソール版の日本での販売を担当し、ローカライズしたり流通に乗せたりする作業をしている会社。PC版パッケージを取り扱うこともある。
- 代理店:海外産ソフトのPC日本語版あるいは日本語マニュアル版の販売を行う。ローカライズしたり流通に乗せたりする作業をしている会社。基本的にパッケージだが、ダウンロード販売をしている会社もある。基本的に開発やプロデュースは行わない。
パターンA 国内パブリッシャーで、内製/国内スタジオ産なのに、日本から購入できない
メーカーが意図的にブロックしているケース。おま国の理由としては最もよく見られるもの。よく(家庭用コンソール版を取り扱う)「小売への配慮」という名目で行われている。
玩具系問屋、家電量販店やネット通販と言った大手小売店・ハードメーカーに気を使っての行動、それを除けばパブリッシャー内の情報伝達の連携不足によるものと思われるが、
Steam等でのダウンロード販売でゲームを購入するユーザーがこれで家庭用コンソール版やPCパッケージ版を買う行動に出る確率は低い。 (ディスクパッケージ版にはSteam管理による簡便さがないうえ、PCゲーマーがコンソールハードを所持しているとは限らないため)
メーカーの本音としては、「国内にPCゲームユーザーが少ないのでサポートコストを割きたくない」「家庭用コンソール版の国内での高価格を維持したいので、Steamで定価が安かったりセールで安かったりすると困る」といったところだろう。
というのも海外では家庭用コンソール版でさえ日本での販売価格よりかなり安いことが多いためとされる。(日本では定価\ 8,000なのに海外では$ 49.99,$ 29.99など)
例として、家庭用コンソール版以外にPCパッケージ版を販売したことがあるメーカーにはカプコン、スクウェア・エニックス、セガゲームス(旧セガ)、バンダイナムコエンターテインメント(旧バンダイナムコゲームス)などが挙げられるが、そもそも日本語のPCパッケージ版自体が存在しないのにリージョンの関係でハブられて英語版すら買えないケースが極めて多い。
大手メーカーに関しては最近はセガゲームス、バンダイナムコエンターテインメント、コナミデジタルエンタテインメント以外がユーザーからの意見により、一部ゲームの移植作が購入できるようにはなってきているが、国内のメーカー全体を俯瞰すると大して改善されていないのが実情。
パターンB 国内パブリッシャーで、海外産。日本から購入できないまたはおま値やおま言語
- 家庭用コンソール版のみを国内のパブリッシャーが担当し、その上で日本ではPC版を売らないケース。
この場合、「安い英語版をダウンロード販売で購入されると、国内でコンソール版が売れなくなる」といった理由が考えられる。
パブリッシャーが意図的にブロックや値上げをしている場合のひとつ。
各種表現のエロに緩くグロに厳しい、CEROの規制への対応化や、テキストの和訳・声優の事務所に払う費用の上乗せを日本のユーザーにのみ負担させている場合もある。
- 声優の事務所が絡んだ問題では、海外のスタジオがPC版の移植を担当したSteam版『英雄伝説VI 空の軌跡』から日本語が省かれた理由として『当初は日本語音声込みの予定であったが、ライセンスの問題で断念した』と言う回答があった。
パターンC (海外産)日本に代理店はないが、何らかの理由で購入できない
このパターンも最近増えてきている。
何故日本で買えないのかがまったく意味不明だが、どこかの国内代理店が権利を持っているか、日本で売らないことを前提としたグロや各種タブー表現版レイプレイ騒動を恐れているためだろうと推測される。
パターンD (海外産) 日本に代理店があり、意図的に購入できないようにしてある
- 国内でPCパッケージによる日本語マニュアル版・日本語版が販売される場合に該当する。
Steamストアでは売らないが、パッケージのDRMはSteamだったり、Amazon.co.jpや自社サイトでダウンロード販売しているケースもある。
「安い英語版なんて買わせない。代理店が日本語化したものを買え」ということ。
ひどい場合、デベロッパーが最初から日本語を含めたマルチランゲージで販売しており代理店はサポート以外はなんの仕事もしていない場合もある。
また、「おま言語」としてデベロッパーが最初から日本語を含めたマルチランゲージで販売していたのに代理店圧力で日本語を消させたりすることもある。
パターンE 競合プラットフォームの普及目的
Steamなどからは購入できないようにし、競合プラットフォームの利用を強制するパターン。
EA(Origin)やMicrosoft(GfWL/MSStore)、Ubisoft(Uplay)がこれにあたるが、実際には海外でSteam版を購入した場合もこれらのクライアントの使用が強要される「二重DRM」の場合が多い。
パターンF 保守的な企業の嫌がらせ
ワーナーやUBIの一部の企業は保守的な企業であり嫌がらせのために意図的な表現規制やおま国をしている場合がある
最近もマルチバーサスと言うゲームがおま国になった上にVPNを通さないと遊べないという徹底ぶりである。またこの嫌がらせをしているワーナーは抗議したユーザーにハッキング疑惑をかけられている
詳しくはこちら
https://www.jtor360gamer.com/archives/51549160.html
備考
前提として、以下の内容はメーカーが表向きに表明しているものではなく、外的に分かりやすい利害関係から類推できる動機についてのものである。
まず、日本国内のメーカーに関しては、いわゆる「ハードウェア戦争」などと呼ばれる、大手メーカーによる苛烈なハードウェア勢力争いが行われてきた土壌が存在する
内実としては、ハードウェア販売というのは、商品を多く販売することで直接的に利益を挙げるものというより、インフラ的存在として独占的地位を確立することで影響力を強化していくことで最終的に知的財産やロイヤリティから大きな長期的利益を狙う性質の商品である。
そのため、とにかく数を多く捌くことを目的として利益率をギリギリまで削ったり、何なら赤字で販売することすら行われる。そのため、時にはゲームハードを使ってスパコンを組み上げた方が安上がり…などという珍事が起きたりすることも。
また、ユーザは特定のゲームハードを購入すると他ハードウェアへの販売意欲が大きく削がれるため、ハードウェアを売れば売るほど他ハードウェアの販売数を削る、という先行者利益の影響が大きな構造になっている。
といった具合にプラットフォーマーはとにかくユーザ数を増やしていくことを非常に重要視している、
一般ゲームユーザーから見たゲームプラットフォームの価値は基本的に、そのハードウェアでどのようなゲームが利用できるかで決定づけられる。
面白そうなゲームタイトルを沢山抱えているプラットフォームは当然魅力的なものだし、特定のハードウェアの独占タイトルをどうしてもプレイしたいなら、そのハードウェアを買うほかない。
そのようにして、ゲームタイトルの訴求力でハードウェアを売りさばいてプラットフォームとしての地位を強化し、プラットフォームの強さを活かして更にタイトルを増やしていく、という好循環を目指すことがプラットフォーマーの基本戦略となる。
そういったシェア争いの観点からすると、プラットフォーマーにとってはゲームタイトルの独占というものは大変に重要な意味合いがあり、かつてはとあるソフトハウスがハードウェアを移行する際に裏切り者のような扱いを受けて大きな軋轢を生み出した事例も存在する。
現在でこそマルチプラットフォームのタイトルも珍しいものではなくなってきたが、未だに一部のゲームタイトルは十分な開発資本があっても特定のプラットフォームにのみタイトルを卸し続けているものも多く、ゲームタイトルとプラットフォーマーの関係というのは繊細な政治的利害や長年の"お付き合い"のような義理立てが絡み合った状態となっている。
プラットフォーマーの事情としては上記の通りだが、当然、ソフトハウスにしても、今まで深く付き合ってきたプラットフォームに対してあまりにひどい"背信"をかました場合、以降のお付き合いに重大な支障をきたす可能性は高いし、義理立てを欠かさず仲良くしていればそれなりに良く扱ってもらえる、といった目論見はあるだろう。
こういった経緯や背景を踏まえてみると、国内メーカーがsteamのような新興プラットフォームへのソフト流出を止める動機は存在するのかというより、ごく自然な成り行きとして現在までの家庭用ゲームハードのシェア争いの延長レベルの話と捉えることができる。
最新作に関してはガッチリガードしつつも、相当に古い過去作だけはチビリチビリと配信していたりするメーカーもあるが、これも技術的問題というより、旧作でユーザを吊り上げておいて最新作をプレイ出来るハードウェアへ誘導しようという意図が大きいものと考えることができる。
国内でこういった睨み合いをしながらも海外では遠慮なく有名タイトルを卸していることに関しては、シェア争いの観点からの説明は難しく、何かしら優先すべき戦略目標が存在するものか、いくらか候補は考えられるが、流石にこれについてはゲームメーカーの内部事情に詳しい人間でもなければ断定は難しい部分と思われる。
日本以外の国におけるおま国
国によって事情は異なるが、海外でもおま国が存在している例も存在する。
特に有名なのはドイツであり、主な理由は日本と同様に表現規制が厳しいため (ユーロ圏におけるレーティング団体は汎欧州ゲーム情報(PEGI)であるが、ドイツのみ独自のソフトウェア事前審査機構(USK)による審査となり、これには法的拘束力がある)。
当然ながらここにおいてナチス・ドイツを賞賛するような内容は厳しく規制されている。
ただし、公用語が同じくドイツ語である隣国オーストリアやその他の国ではそのような規制はなく、同じシェンゲン圏で旅行は容易なため、ドイツのコアプレイヤーはオーストリア経由で無規制版を入手しているらしい。
その他、インドでは屠殺表現やプレーヤーの意思で集落を壊滅させるクエストが存在するとしてFallout 3が、
中国では中国共産党の扱いが悪いことと1930年代に活動していた地方軍閥を勢力として認めていることを理由にHearts of Ironシリーズ・スターリンの扱いが悪いとして、RedAlertシリーズが発禁処分となっている他、イランの場合、Battlefield 3でアメリカ軍による首都テヘラン侵攻が描かれているという理由で発禁処分にされたばかりか、文化侵略への報復としてイスラエルをイランが攻撃する(イスラム圏ではイスラエルがアメリカを操っているという価値観が浸透してるため。)というゲームを開発するとイラン国立コンピューターゲーム財団が公言したり、密売目的でBattlefield 3を所有していた人物を拘束した例も存在する。
ロシアでは、違法アップロードによる割れの使用が多かった過去の関係で、他の地域より定価がかなり安くなっている場合があるため、ロシア以外の地域からのロシア版の購入をできなくしている場合が多い。
(割れ対策の一つとして「便利な上に安すぎて割る方がコストがかかる」というのがあり、割れの蔓延と過剰DRMで衰退していたPC市場で近年のSteamが台頭した一因とも言われている)
おま国を回避するには?
近年は規制強化の傾向がより強まっているが、しかしながらおま国タイトルを入手することは決して不可能ではなく、いくつかの回避策によって入手することが可能だ。
方法1 VPNでサブアカウントを作る
最近海外ユーザーで使われている手法であり
やり方は
1VPNをツールをダウンロードする(おすすめはProtonVPN)
2米国サーバに接続しながらアカウントを作成する
3アカウントを作成したらVPNを外し再度アメリカアカウントにログイン
4 ドル表記になっていれば日本未発売のゲームもUSプリペイドカードさえあれば購入可能また日本でアクセスできないキーもアクセスできる
余談
5ドル以上入金しメインアカウントとフレンドになり3日以上たてば日本のアカウントから米国アカウントに送金できるようになるので送金して直接購入もあり。
またサブアカウントを切り替えるのが面倒な場合はサードパーティ製のツールをダウンロードするのがおすすめである
https://github.com/TcNobo/TcNo-Acc-Switcher
またBANはされないのかという意見もあるが現在のところban報告はされておらず作成時にVPNを使うだけなので問題ないのである。
詳しくはこちらの動画を参照
https://www.youtube.com/watch?v=v872v9eDInk
方法2 販売規制を行っていない小売店からのCD キーの購入
海外においてはPCゲームの配信プラットフォームとしてSteamが非常に一般的であり、Steam以外の小売店においてもゲームの販売はSteam CD キーによるものがほとんどとなっている。
CDキーとは、13桁、15桁、18桁、25桁の英数文字で成り立つシリアル番号であり、このキーをSteamにて入力することでゲームを有効化しアカウントに追加することができる。
残念ながら近年では小売店においてもおま国の浸食が進んでいるのが実情であるが、Amazon.comやFunstock Digitalといった一部小売店では現在でも販売規制は行われていない。 (厳密には、Amazon.comは「アメリカ合衆国のみ」の販売としているが、住所をアメリカの架空住所にするだけで購入できる)
それでもBNEI(バンダイナムコ)の一部タイトルなど極まったものは日本からのキーアクチすら規制されている場合があり、そのようなタイトルはVPNを通してアクチするしかないが、VPNやプロキシサーバなどで「ユーザの国籍を偽装」する行為はSteam 利用規約で禁止されている (第 3.A 項を参照)ため、アカウント停止のリスクを伴う。
- 現在はSteam側の仕様変更により日本のアカウントからVPNを通すだけではアクチ出来なくなってしまったが海外アカウント作成すれば通るようになる
方法3 鍵屋からのCD キーの購入
鍵屋とはSteamのCDキーを販売しているサイトの通称で
小売店では公式にパブリッシャからCDキーを仕入れて販売しているが、鍵屋では非公式なルートで仕入れているのが最大の特徴。非正規ルートのため、販売価格は正規の小売店より大幅に安くなっていることが多い。
大手の鍵屋においてはマーケットプレイス方式とすることで、ユーザがCDキーを出品・販売することが可能となっている。
問題点は、非正規ルートゆえにその出所が闇に包まれている点で、たびたび盗難クレジットカードにより発行されたキーが無効化されるなど問題を起こしており、鍵屋からのCDキー購入は格安な反面ゲームが無効化されるリスクを伴う。
また、マーケットプレイス方式の鍵屋においては購入したCDキーが無効であったり、使用済みのものや、有効だったが別のゲームだったといった問題が起こる可能性がある。
そのため、万が一の問題発生時に購入金額を払い戻す保護オプションを提供している鍵屋も存在するが、いずれにしろ鍵屋での購入は自己責任となる。
方法4 海外ユーザとのギフト / トレード
Steamにはゲームを他人に贈ることができるギフトや、他のSteamアイテムと交換できるトレード機能が存在しており、これによってリスクなしでおま国ゲームを入手することが可能。
BNEI等が行っているCDキーのアクチ規制も適用されないが、一部のPackageはクロスリージョンのギフト/トレードが規制されており*1、ロシアやCIS諸国、南米や東南アジアからのギフトは日本では有効化できない。
方法5 海外への移住
個人で取りうる究極的な方法。販売規制のない国に移住し、ストア国籍を変更すれば、おま国とはおさらばだ。
そして永住権とその国で発行されている支払方法を取得していれば、常にその国に住居する必要もなくなる。
現在では移住を無理にしなくてもVPNで擬似的にアカウント作成できるのでこの方法は非推奨である。
問題点としては、日本ストアからの購入のみに日本語がサポートされる、いわゆるおまPackageのタイトルにおいて日本語版が入手できなくなってしまうこと(逆おま国になってしまう)。ただし、日本ストアを利用しているユーザと(日本専用Packageを)ギフト / トレードまたは日本のVPNでアカウント作成すれば回避は可能。
派生型
近年はおま国に付随するものとして、様々な珍現象が生じている。
- お前の国にはDLCだけ売ってやる
ベースとなるゲーム自体はおま国だが、DLCだけは買える場合。
ゲーム本体かと思ったら、DLCをダウンロードしてしまった…なんてことにならないよう要注意。
例: Call of Duty: Modern Warfare 2など
下記の日本版のみパッケージ販売との複合ケースもあるにはある(例:真・三國無双7with猛将伝)
- お前の国にはDLCだけ売ってやらない
上記の逆。ゲーム自体は買えたが、DLCは買えない場合。
例: 無印Fallout 3など
- お前の国には売らないが、ストアページは見せてやる
おま国タイトルのストアページは、通常開こうとすると虚しくSite Error (申し訳ございません。リクエスト処理中にエラーが発生しました: このアイテムはお住まいの地域では現在ご利用いただけません)が表示されるが、おま国なのにも関わらずストアページが見られるタイトルがいくつか存在する*2
もちろんおま国のため購入ボタンは表示されず (Subへのアクセスが不可能)買うことはできないが、そのゲームを所有していれば通常のおま国タイトルでは不可能なレビューを書くことが可能。
なぜおま国なのにストアページが見られるのか、どのフラグで制御しているかは不明。
突然通常のおま国に移行したり、発売前 / 予約開始前はストアページが閲覧でき、販売開始とともに閲覧できなくなる場合もある。
- お前の国にも売ってやる、ただし割高の値段で (おま値)
ほかの先進国における価格よりも、何故か日本だけ異様に価格が高く設定されているケース。
ハッキリとした基準があるわけではないが、例えば(米ドル換算ベースで)米国での価格を基準に、+50%以上あるようなタイトルは明らかに異常であるとして、おま値と判定される。
(現在のSteamは現地通貨による決済、地域ごとの価格設定に移行したことや、為替相場の変動もあるため、多少の誤差は考慮されない場合もある。)
逆に、新興国(特にアジア・中東・アフリカ諸国など)の場合、国民の所得や現地の物価に配慮し、先進国より大幅に安く設定されていることがほとんどなので、新興国での価格が日本より数十%も安いからといっておま値ということはできない。
さらに、2015年10月1日より、海外事業者にも消費税が適用されるようになるため、これからは国内価格には消費税10%が加算されることを念頭に置く必要がある(それを見越して、Originなどでは消費税10%込の金額で表示されるようにもなっている)。
例: スクエニ、EAのタイトルなど
- お前の国にも売ってやる、ただしセールはなし (おまセ、おま割)
海外でセール対象のタイトルなのに関わらず、日本では値引きセールを行わず定価のまま、あるいは割引率を下げて販売されるケース。
大型セール時では、一押しタイトルとしてラインナップされているにも関わらず定価のままなのであからさまにセールから除外されていることがわかる。
セール対象だが、日本では割引率を下げられるケースは上記のおま値対象タイトルに多く、またあるいは逆おま値の場合にも下げられることがある(この場合はもともと海外価格より安いのが理由なので、不当な差別ともいいきれない)
例: スクエニ、DARK SOULS™ IIなど
- お前の国にも売ってやる、ただしセールは短く (おま短、おま時、おまータイム)
今日のスペシャル(Daily Deal)セールのタイトルが日本だけ残り時間を無視して海外よりもかなり短めに切り上げられる。
日付が違うこともあれば、時差を考慮せずに打ち切られることも。
例: スクエニ系のタイトルなど(例:Sleeping Dogs)
- お前の国にも売ってやる、ただし後日(おま日)
購入可能日付が日本と海外とで大きくズレこむケース。日本でのパッケージ版やコンソール版の発売日を待たねばならない。
大抵、そのインターバルの間にセールは過ぎてしまうことが多く、酷い場合は旬が過ぎて忘れ去られた頃におま値で…ということも。
例: Red Faction: Armageddon, F1 2012など- お前の国にも売ってやる、ただしプレイはおあずけ
予約や通常購入しても日本だけ海外よりもプレイ解禁日が大幅にずれ込むケース。これも日本でのパッケージ版やコンソール版に依存しているため。
英語版でもいいからすぐ楽しみたい人に甚大なストレスを与える。Red Faction: Guerrillaの半年生殺し状態は伝説的。
例: Red Faction: Guerrilla, Mafia II, Dead Island, The Elder Scrolls V: Skyrim,Batman: Arkham Knight, The Darkness II, Sleeping Dogs, Hitman: Absolution, WatchDogs2, Codemasters社製ゲームなど
- お前の国にも売ってやる、ただしプレイはおあずけ
- お前の国にも売ってやる、ただし予約できた人だけ (おま予)
当初は日本でも予約を受け付けていたが、突然急に該当ページが見れなくなる。
運が良いと発売日以降そのままプレイできるが、大抵は予約取消の手続きを強いられるハメに。
たまにキャンセルと同時に代わりのソフトがお詫びとして送られてくることもある。
例: Sonic Generations, Dreamcast Collection, Ridge Racer Unbounded, Hitman: Absolutionなど
- お前の国にも売ってやる、ただし隔離
国内会社の諸事情により、ゲームタイトルに日本タグが付けられ、「日本版」と「海外版」がそれぞれ別物として扱われる。
世界各国で統一されたバージョンと差異が生じてしまい不具合の原因となるため、マルチプレイは隔離されたユーザー同士限定となる事になる。
ただでさえ過疎気味のタイトルにおけるマッチングはほぼ絶望的となる。
- お前の国にも売ってy…いや駄目d…やっぱり売ってやる
無事発売日を迎えたが、ある時点で急に横槍が入って買えなくなり、しばらく日が経つとまた買えるようになる。
例: F.E.A.R. 3, Batman: Arkham Cityなど
- お前の国にも、たまに「うっかり」売ってやる
本来は「おま国にする予定」だったが、システム不備や何らかの人為的ミスにより、時々買えてしまうこともある。
社内での手違いによる場合、極めて稀にお詫びとしてソフトの登録はそのままで払い戻されるケースがある。
- お前の国にも売ってやるが、起動させてやらない (OS言語弾き編)
購入・入手は可能だが、日本語OSを使用していると全く起動しない場合。
AppLocaleなどを使用してSteam.exeを他言語に設定することでプレイ可能になる。
例: Dungeons & Dragons: Daggerdale, Mortal Kombat Arcade Kollection, Adam's Ventureなど
- お前の国にも売ってやるが、起動させてやらない (IP国籍弾き編)
購入・入手は可能だが、オンラインゲームなどの本体そのものが日本からのIPアドレスを弾き、絶対にプレイさせてもらえない場合。
- お前の国には寄付させてやらない (おま寄付)
セガがHumble Weeklyで幾度となくやらかした暴挙にして、まさかのチャリティにまでおま国という非人道的前人未到。E3 2015 Digital Ticketなど他社製品を巻き込んだ場合もある。
2015年にはBNEIも追随し、さらに国籍を確認できないAmazon PaymentsおよびBitcoinでの支払いを無効にする措置を取ったため、日本からの寄付はさらに困難になった。- 特に「$1からゲームをセットで購入できる」HumbleBundleについては、日本の市場・経済からは殊更に切り離されやすい傾向に有る。
- お前の国ではアクティベーションさせてやらない (おまアクチ、おまキー)
小売店から入手したCDキーや、海外から輸入したパッケージ版のアクティベーションすら禁止する。いわばおま国の上位版であり、知られている例ではBNEIのほぼ全ての製品が該当する。
海外から輸入したパッケージ版の例では、Call of Duty: Modern Warfare 2(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)の北米・欧州・アジア・オーストラリア版が日本に輸入された際、Steamのアクティベーションで弾かれ、日本でプレイできないことが判明し、大混乱に陥ったこともある。
AllowPurchaseFromRestrictedCountries = No, PurchaseRestrictedCountries = JP*3に設定されているPackageがおまアクチの対象ということになる。
おまアクチの対象キーは日本国内にいる限りはVPNなどを使用しないとアクティベーション不可能だが、ゲームコンテンツの地理的制限を回避する目的で所在地を偽装する行為は明確な規約違反であり*4アカウント停止の原因になる。
ただし、AllowPurchaseFromRestrictedCountries = Yesによるホワイトリスト方式のおまアクチはRU / CIS地域のキーを中心にどのパブリッシャにおいてもよく行われている*5。
また、この規制はCDキーにのみ適用されるものであり、ギフト / トレードにはおまアクチは適用されない。 (ただし当然、前述したクロスリージョンギフト規制も併用される可能性が高い)
おま語関連
- お前の国にも売ってやるが、お前の国の言語は消す (おま語)
Steam販売された日本産ゲームに非常に多いケース。 一企業のエゴによりユーザーに不便を強いる悪例。
当初はソフトの内部データに日本語を含んでいたが、
国内代理店との絡みにより、後からアップデートもしくは元々のリリース時点で言語ファイルを消される場合が多くなっている。
かつてはサイバーフロントが代理店をしていたTHQがその代表格だったが、近年はスクエニ・アイデアファクトリーを筆頭としてコンシューマ機にリリース済である多くの国産タイトルの大半が該当している。
事例数が増加の一途をたどっているため、近年になって短絡的な手段として特に問題視されている。(もし英語圏の人々に「英語圏産のゲームからわざわざ英語を抜いて売ったらどうなるのか…」と考えてみてほしい)。
例: Hitman: Absolution, Tomb Raider, Homefront, Warhammer 40,000: Space Marine, Red Factionシリーズ, DARK SOULS™: Prepare To Die™ Editionなど…- お前の国にも売ってやるが、お前の国の言語はDLCで販売する (おま語DLC)
Square Enixの新生やNamco Bandai GamesのDark Souls IIで行われた暴挙。
前者のTomb Raiderではニコ生で「30ドル」が禁止ワードとしてコメントできない始末。日本語=30ドルというのが業界のスタンダードらしい。
BlazBlue: Continuum Shift Extend の日本語DLCは当初、期間限定無料とあり有料化が懸念されたが、現在は注釈が消え無料のみの記載になった。
- お前の国にも売ってやるが、お前の国の言語はDLCで販売する (おま語DLC)
- お前の国の言語は通常はサポートしないが、お前の国で販売するバージョンでは特別にサポートしてやる (おまPackage)
CapcomやSquare Enixなど、おま国・おま語を敷いていたパブリッシャが解放を始める際にとった新たな形態のおま語*6。
ストアページの言語サポート欄で日本語: サポートされていません (あるいは吹き替えのみサポート) となっているが、お知らせに日本語をサポートする旨の告知が追加されたものがこれにあたる。
日本専用Packageと日本語サポート用のDepotを用意することでこれを実現している。
目的は鍵屋対策と思われ、これ自体はおま国ではない…が、上記おま値とセットになるパターンが多いのが悪質。
また、日本版のみ表現規制が入る場合もある他*7、ゲームによってはアジア版として中国語や韓国語ともども隔離されている場合も*8。
そしてSteam以外の小売店でこういったJP版を取り扱うことは少ないはずなので、確実に日本語入りのバージョンを手に入れたい場合はSteamストアから購入するのが安全。
万一日本語がないバージョンをライブラリに登録してしまっていた場合、削除・置き換えするにはサポートに連絡するしかない。
- Sleeping DogsやMetro 2033など、おまPackageタイトルかつ日本語があったものが日本ストアでの発売が終了したために、Steamストアで日本語版が手に入らなくなってしまうケースもある。この二つのタイトルは代わりにリマスター版が発売され (Sleeping Dogs: Definitive Edition, Metro 2033 Redux) それがおま語化されたという意味でも悪質。
- お前の国の言語はパッケージ版のキーだけサポートしてやる
上記のさらなる派生。Call of Dutyシリーズの一部タイトル*9や真・三國無双7with猛将伝などで見られるもの。
CoDシリーズに関してはSquare Enixが日本語ローカライズを行ったバージョンが存在するのだが、
あろうことかSteamストアで販売されているのはそれではなく日本語がサポートされていないグローバル版のPackageのみ。
一方SqExの日本語パッケージ版はSteamでの認証を必要とする(付属するCDキーはSteamのキーというわけではないもののSteamで使用することになる)ので、日本専用Packageと日本語サポート用のDepotが用意されているのは確か*10。
つまり日本語版が存在するのに、Steamストアでは日本語版を売らないというわけだ。
- パッケージ版販売終了後を考慮していない行為だが、これに該当していたSqExタイトルでローカライズの完成度は低く、誤訳や未訳箇所が散見される場合が多かった。
グローバル版をライブラリに登録してしまっていた場合、削除・置き換えするにはサポートに連絡するしかない。 - Call of Duty®: Ghosts以降のタイトルではSteamストアで日本専用Packageがオンライン販売されるようになった。(上記おまPackageへ移行)
デベロッパ / パブリッシャ別の評価
- S+ (極めて悪い)
おま国/おま語がほぼ全てを占め、かつ徹底的な購入規制やおまアクチなど日本に対する著しい差別が見られるデベロッパ / パブリッシャ。
- S (非常に悪い)
おま国が多く、残るタイトルも殆どおま値またはおま語など日本に対する差別的扱いがほとんどを占めるデベロッパ / パブリッシャ。
- A (悪い)
おま国またはおま語、おまPackageの割合が多めなデベロッパ / パブリッシャ。
- B (若干悪い)
おま国こそあまり見られないがおま語など日本に対する差別的扱いが少なくないデベロッパ / パブリッシャ。
- C (普通)
おま国はあまり見られないが、おま値またはおま語など日本に対する差別的扱いが一部に見られるデベロッパ / パブリッシャ。
- D (良い)
おま国、おま語ともに殆ど見られない優良なデベロッパ / パブリッシャ。
- D- (重要)
日本におけるSteamの発展において根幹的な役目を果たしたデベロッパ / パブリッシャ。
S+(極めて悪い)
- BANDAI NAMCO Entertainment (バンダイナムコエンターテインメント, 旧: ナムコ→バンダイナムコゲームス)
日本のSteamユーザーにとって現状でトップクラスの極悪。日本を代表する大手パブリッシャの一つで、売上高は世界25位。略称は社名の英語表記の頭文字からBNEI、あるいは日本語でバンナム。かつては旧社名からNBGI、BNGIという略称もあった。
海外向けに限れば、PCゲームには比較的積極的であり、家庭用(PS3、Xbox 360など)とのマルチタイトル(Ace Combat: Assault Horizon, LUMINESなど)を多くSteamにリリースしている…が、それら自社タイトルのPC版はほとんどおま国にされている。
キャラクターゲームの商品化権をほとんど独占するバンダイと同列のグループ会社ということで、流通でトラブルが多かった玩具/プラモデルの限定品を自社通販専売化してしまったり、中古扱いで個人運営小売店の転売解禁、ガンダムの版権や商品化権を武器に主要三誌を抑えてしまった優位性を利用した、模型専門誌と他の模型メーカーを使った流通批判など、問屋や大手小売店相手への軋轢が小さくないのは確かであったが、専門メディアがどちらに付くか読めないゲームで戦線を広げたくないらしく、例外的にProject CARSやDARK SOULS™ IIなど(外部デベロッパの開発でBNEIがパブリッシャとなっている、ごく一部の数タイトル)でおま国が解禁されたが、日本語表示のないおま語仕様になっている。
さらに悪いことに、おま国対象のタイトルのほとんどはおまアクチになっている。日本だけは絶対にキーアクチすらさせないという徹底されたおま国が行われている。
その中には、パックマン、エスコンAHなどおま国なのに、実績含め完全に日本語対応されているものもある。
そして、2015年8月に販売されたHumble BANDAI NAMCO Bundleでは、セガが先行していたおま寄付を実施し、日本や韓国からの寄付を拒否した。
しかも、VPNなどの回避策を完全に潰すため、国籍を確認できないAmazon PaymentsおよびBitcoinでの支払いまでも無効にする徹底ぶりで、何が何でも絶対に日本には売らないという強固な意志が感じられる。- ところが、2016年に入ってからARCADE GAME SERIES(GALAGA、DIG DUG、PAC-MAN、Ms.PAC-MAN)、およびビッグタイトルである鉄拳7を配信し始め、Ace Combat 7: Skies Unknownも2019年2月1日に配信すると公式サイトでアナウンスするなど、若干改善の兆しを見せている。
- 2017年に入ると開発元が異なる『GET EVEN』『.hack//G.U. Last Recode』『Sword Art Online: Fatal Bullet』『Ni no Kuni II』など、一部のタイトルはおま国おま語なしで発売されるようになった。 しかし開発元も同じバンナムでありながら、おま国おま語でない作品は2017年の時点では『鉄拳7』 ほか僅か。自社製ビッグタイトルとも言える「テイルズ オブ」シリーズ3作などは相変わらずおま国おま語状態が続いている。
- 2018年以降は開発元もバンナムである『SOULCALIBUR VI』が、2019年にはアナウンス通り『Ace Combat 7: Skies Unknown』がおま国されずに販売された。また『Tales of Vesperia: Definitive Edition』がシリーズ初の非おま国非おま語タイトルで販売、『Tales of ARISE(テイルズ オブ アライズ)』も最初からsteam版が国内公式サイトでアナウンスされるなど、改善の余地が見られ始めている。
- ただし、2021年現在、集英社版権の作品(主にドラゴンボール、ワンピースといったジャンプのキャラクターゲーム)は、版権の都合で今も昔も有無を言わさず全ておま国のままとなっている*11。集英社関連の作品以外も、方針転換以前の作品は今でもおま国状態のままとなっていた。
- 2022年から『ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトルR』『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』『ONE PIECE ODYSSEY』(2023年1月発売予定)が配信されるなど、若干ながら改善されつつある(PS5・Switchの高額転売の横行や、供給不足による影響のため、Steamの配信をもって代替にしていると思われる)。
- 2024年、『ドラゴンボール ファイターズ』『ドラゴンボール Z KAKAROT』『ドラゴンボール ゼノバース2』とドラゴンボールシリーズのおま国が次々と解除され、新作の『ドラゴンボール Sparking! ZERO』もSteamにて発売される模様。
- SEGA (セガ, 旧: セガゲームス)
BNEIと双璧をなす大魔王セガ・サタン。
その市場規模は世界23位で、Steamが誕生するまではサターンやドリームキャストからの移植作も積極的に販売していた、日本の大手パブリッシャとして知られていたが、Steamが誕生して以降、現在ではおま国の比率は圧倒的極まりないものになった。
自社製タイトルは日本語も含まれているタイトルがほとんどを占め、日本からは買えないフラストレーションをより溜める事態となっている。
さらに「洋ゲー」のパブリッシングも行っているが、そちらも基本的におま国。Total WarにはおまアクチDLCが存在する。
日本から購入できるタイトルはすべておま語。それもメガドラタイトルの海外移植版以外はFootball Managerシリーズ、Company of Heroesシリーズ、あとはSonic & SEGA All-Stars Racingくらい指で数えられるほどしかない。
今では一般的になってしまったGreen Man GamingやGamersGateといったSteam以外の小売店でのおま国を実現したことでも有名。
2014年以降はHumble BundleにSEGA Bundleが度々登場しているが、これも(チャリティであるにも関わらず)日本からの寄付を拒否した。
E3 2015 Digital Ticket も Company of Heroes が入っていたばかりに、他社ゲーを巻き込んでおま国になってしまった。
Make War Not Love 3というゲームイベントでプライズとして無償となったゲームも日本人ユーザーはおま国により受け取れるゲームが激減。
悪名高きSega of Americaとの調整役が日本にいないらしいせいか、
Genesis移植(海外メガドラソフトの一部)以外はほとんどタイトルが買えずFree to Playすらできない。セールのおま絵も当たり前。
なお、Total War: Shogun 2等の日本リテール版を買って登録してもDLCは入手できない。(タイトル画面でクリックできる「入手できます」という文言が嘘となっている)
さらにAliensシリーズの版権はここが持ってしまっているため、良作であるAvPなどもブロック。
さらにさらに今までは購入制限をされていなかったリテール販売のキーが、Aliens: Colonial Marines以降日本からの登録や購入にIPでの登録規制や強制キャンセルが掛けられるなど、リテール販売業者にもIP国制限を平気で課し、輪をかけて入手が困難になってしまった。- なお、2015年発売の『Sonic Lost World』2017年発売の『Sonic Mania』『Sonic Forces』などはおま国ではなく日本語にも完全対応している。近年のソニックシリーズにのみ限ればC~D評価相当とも言える。
- 2018年以降は改善傾向にあり、『龍が如く0』『龍が如く 極』『龍が如く 極2』『Shining Resonance Refrain』『戦場のヴァルキュリア4(steam版の販売開始から約4ヶ月後におま語も解禁)』『ぷよぷよ eスポーツ』これらはおま国おま語されずに販売されている*12。ちなみに2018年2月28日リリースされた『ぷよぷよテトリス』はおま国ではないもののおま語となっている。
- 2019年1月11日に『キャサリン クラシック』がリリースされるも、米国で20ドル(約2,400円)のところが、日本円でなんと9,999円という売る気がない価格設定に。さらには追い打ちで即座に購入不能となった。ニュースサイトの報じるところによると、日本のSEGAに問い合わせたところSTEAMでの販売はSEGA UKが担当しているからそっちに聞いてくれとのこと。SEGA UKは「ごめんミス、今後も販売するかはコメント出来ない」との満額クソ回答。*13
- Warner Bros. Games
アメリカの大手映画会社(ビッグ6)の一つWarner Bros. Entertainment (ワーナー・ブラザース・エンターテイメント)傘下/Warner Bros. Home Entertainment Inc.の一部門であるゲームパブリッシャ。
2011年にワーナー エンターテイメント ジャパンがコンソールゲームへの参入に本腰を入れた頃からおま国が増えた。(発表記事 インタビュー)後でコンソールでのみ日本語版を出すパターン。*14
F.E.A.R.3、Batman: Arkham Cityは一時的におま国だったが、その後購入可能に。
しかし日本人に対するヘイトが多かったりする。
ダイニングライトやB4BといったCEROを通さないPC版を表現規制しておりこれに意義を申し立てたユーザーを返信拒否をしたり
2022年に出たマルチバーサスではおま国かつVPN通さないとマルチできない上にアップデートでチーター対策と言うなのアジア人をBOTサーバーに送り込むという嫌がらせをしている。
またハッキング疑惑や申し立てたユーザーをDMで誹謗中傷をしている疑惑がありここのwikiやニコニコ大百科でワーナーの批判を書き込むと削除されたり削除まではいかなくても
消せとレス欄で圧力をかけられることがあった。
ゲームとは関係ないが最近になってバービー映画の公式が原爆最高といった発言をしているためおま国や表現規制が多いのは社風が外国人に対するヘイト的な考えを持っているのではないかと言われる。
以下はタイトルごとのおま国の扱いである
- Batman: Arkhamシリーズはスクエニが絡んでる初代を除き内部に日本語字幕データが同梱されているが日本語非対応処理をされており(おま言語)、日本でのPC版のサポートをしたくないための処置と思われる。
その他のUnreal Engine 3採用タイトルも同様のようだ。
- MADMAXは日本のSteamストアで売っているものが「規制版」でかつ「パッチのリリースが途中で止まっている」という、非常に悪い「日本隔離版」なため、外部ストアでROW版*15のSteamキーを購入して有効化させるのを強く勧めてくる人も多い。というのも実はROW版も「日本版と同じく字幕は日本語対応」だからである。
- Middle-earth: Shadow of Mordorで日本限定の英語+日本語版(おまPackage)という形態を採ったため。
今後、日本でのPC版のリリースが増えてくるのかもしれない。(Middle-earth公式サイトにはPC版の表記はない。)
- Mortal Kombatシリーズ:日本ではマニアレベル以外の格ゲーファンの間においての人気は低いが、海外ではストリートファイターシリーズと肩を並べるほどの絶大な人気を誇る、ドドメ技の「Fatality」がウリの格闘ゲームシリーズ。9作目に当たる『Mortal Kombat(2011)』以降から同社がパブリッシャーを務めている。PC版も普通に出ているがCS機版が日本で発売できないことに合わせているのかPC版も購入制限どころか登録制限までかけられている。
S (非常に悪い)
- Nihon Falcom (日本ファルコム)
日本の中規模デベロッパ・パブリッシャ。規模は小さいが、1981年創業の歴史ある企業。かつてはPCゲームにも携わっていたが…。
Ys (イース)シリーズやThe Legend of Heroes: Trails in the Sky (英雄伝説 空の軌跡FC)をXSEED Games (Marvelous USA)をパブリッシャとして、Gurumin: A Monstrous Adventure (ぐるみん)をアメリカのMastiffをパブリッシャとしてSteamにリリースしているが、それらは元来パッケージ版として日本語版が存在するのにも関わらず、全ておま語仕様となっている。
この件に関して公式Twitterアカウントに質問したユーザがいたが、それに対して「日本では売れないから」と答え、大きな非難を浴びた(話の流れ的にPS独占契約の話ではない)。
近年では、閃の軌跡ではアップデートによる日本語の追加、Ys8でははじめから日本語対応だったりと改善のきざしはある。
- Konami Digital Entertainment (コナミデジタルエンタテインメント)
日本の大手ゲーム会社。かつてはPCゲームには極めて消極的であり、Steamでのリリースはほぼ全ておま国(一部ではおまアクチも確認)であり、元部署「小島プロダクション」のMETAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROESとMETAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAINが、日本へのPC版リリース・日本語仕様に対応していたのみだった。
しかし、2018年以降は改善傾向にあり、スーパーボンバーマンRを皮切りにMETAL GEAR SURVIVEやANUBIS ZONE OF THE ENDERS、Anniversary Collectionといった新作やリメイク作を追加。これらはおま国されていない。
ただ、依然として過去作がおま国状態なのに変わりはない。
- Square Enix (スクウェア・エニックス)
日本の大規模パブリッシャ。略称はスクエニあるいはSQEX。世界でも18位の市場規模があり、PC向けに積極的にゲームを供給している。
一言で言えば先駆者。自社製の主力タイトルのほとんどがおま国だったが、ユーザーからの指摘でほぼ全てのタイトルが購入できるようになり一時は改善がみられたのだが…
- 2009年にイギリスのゲームソフト会社Eidos(アイドス)を傘下に収める。
2012年以降、このEidos系のHitman: Absolution や カナダのユナイテッド・フロント・ゲームズとスクエニ ロンドンの共同制作のSleeping Dogs などにおいて、海外版と日本語版で価格差が2倍になるほどのプレミア価格や字幕データ削除・日本語字幕のみ隔離・セール時日本版は対象外と言った異常事態が発生。 - さらにはTomb Raiderにおいて日本でのプリロード後1時間30分ほど日本語入りが報告されたものの、即アップデートによって日本語封印が行われた。
しかも本体が日本のみファッキンプレミア価格+日本語言語のみDLC30ドル発売という暴挙である。2014年2月に海外版、同年6月に国内版が発売されたThiefも日本語音声及び字幕はDLC($19.99)として日本版発売日に登場した。
おま国DLCの創始日本メーカーとして日本圏に逆プレミアをかけることを平然と行い、ニコ生では「30ドル」をNGワードにするなどの行為から根強い怨恨を買うことになる。 - ローカライズ品質はあまりよくないにしても日本語吹き替えの存在自体はなんとか保っている。日本語DLCやおま値の価格が著しく高い傾向にあるが、セールは開催されているのでそこを狙い撃つのが定石となっている。
- 2014年のSteam円対応を境に、今まで通常価格($14.99)で売られていた「Just Cause 2」を突如4,104円に値段
改正改悪するという営利暴挙に出る。こちらは上記と違い日本語非対応であり、日本語DLCも存在しない。商品の中身自体は以前と変わらないのにも関わらず値上げされた原因は不明。そもそもこのゲームは3年~4年前の作品なので日本でもそこまで高い値段では販売されていないはずだったが…。
- ただしFINAL FANTASY® XIII, FINAL FANTASY® XIII-2においては、欧米版とアジア版でPackageが分かれている。
しかし、欧米版に日本語吹き替えが含まれないことに対して非難が殺到した結果、欧米版に日本語音声が追加された(起動時のランチャで英語音声、日本語音声を選べるようになった)一方で、アジア版には現在も同系統の対応はなされていない。
ただし欧米版では日本語を含む東アジア言語のサポートはされていない。Package毎による言語収録分けという意味合いでは妥当の線に踏みとどまっているが、ユーザーサポートに対して格差を感じざるを得ない構図が反感を買っているようだ。
- 最近においては逆になぜか新生FFXIVが逆おま値として発売され、同社発のソフトが国内でもセール対象になったなど、僅かずつだが改善の傾向が見られており、一概に切り捨てることが難しい状況になってきているのは確か。
- FFシリーズについては、かつては意地でもおま国を通し続け配信されない作品だらけだったが、近年ではかなり改善されている。
ただし最新作はPS4/5専売やPC版は他ストアのみとなる傾向にある(FF7R、SOPFFOなど)。
2022.6.17現在Steamでは、7,11以外の全てのナンバリングタイトルが配信されている。- 1~6:2020年に3Rと4Rのおま国解禁。2021~22年に1~6のピクセルリマスター版を発売。
- 7:2020年にPC版をMSストアで日本にもリリース(リメイク前の7はSteamで未だ取り扱っていない)。7Rは2021年にEpicで配信し、2022年にSteamでも追って販売開始。
- 8:2019年にリマスター版をSteamでおま国なしでリリース。
- 9~15:2014~2018年に9,10/10-2R,12TZA,13/13-2/LR13,14,15を配信。11は配信停止中。
- 零式、DFFNTなどの外伝作品もSteamで順次解禁されている。SOPFFOなどSteamで配信されていないものもEpicなりどこかしらのストアでリリースされている。
- 昔に比べればおま国はかなり改善されたもののDQ11、ドラゴンクエストヒーローズ2など、ドラクエ関連はほぼおま国おま語である。唯一Steamで購入できる『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』に至ってもおま語。むしろ日本生まれで日本が一番売れているタイトルなのに何がなんでも日本では売らせないという強い意志を感じる。
- 2019年12月発売のドラゴンクエストビルダーズ2は日本で購入可能かつ日本語UI字幕完全対応。『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』も(おまPackage表記ではあるが)日本国内からの予約購入に対応するなど、DQB2を皮切りに遂に流れが変わった。ただしDQB2より前に販売されたドラクエ作品のおま国やおま語はそのままである。
- 2019年にロンドンで開催されたX019というイベントでFFシリーズのXbox Game Pass対応が橋本真司専務の口から発表された。
しかし、フタを開けてみれば日本のアカウントではXbox Game PassでFFシリーズをプレイできない(おま国)ことが明らかとなった。
XBOX ONE以降は設定次第で日本のユーザーでも海外ストアが利用できるが、スクエニはそちらにもきっちり手を伸ばしており海外版から日本語を削除(おま語)するなど対策は万全。
なお、同様の対応をしたシリーズとしてキングダムハーツが挙げられる。
12月4日に発売されたDQ11Sではまさかのおま国なしで発売されユーザーは逆の意味で驚いたという。- ただし、おま値に関しては相変わらずだ。
- Capcom (カプコン)
日本の大手パブリッシャの一つであり、日本では古くからPCゲームのパッケージ販売には非常に積極的。
スパ4AE*18以降とストクロはプロデューサーの厚意により購入可能となり、他にも過去作の中でも何故かDMC3は登場を果たしている。
他にも日本の同人ゲームが英語化されSteamで販売されているが、日本語入りにもかかわらずおま国になっている模様。サークル側は「カプコンUSAの意向のためどうにもできない」とのこと。
DmC/バイオ5/デッドラシリーズのおま国解禁・バイオハザード6/DMC4SEのSteamでの公式販売など、自社IPに関しては状況に改善の兆しも見られるが、
Lost Planet: Extreme Condition Colonies Edition, Lost Planet® 2, Resident Evil: Operation Raccoon CityなどGfWL採用タイトルの多くはおま国継続中。
パブリッシャーウィークエンドに合わせて販売されたバンドル、Capcom Collection 2015までも当然の如くおま国とまだまだおま国体質から脱却していないのが実情。- 「洋ゲー」のパブリッシングも行っているがパリのDontnod Entertainment による Remember Meは PS3,360版も含めすべておま国。PC版を含め全バージョンに日本語が含まれていることからDontnod側は日本でも売りたかったと思われる。
Dontnodの次作 Life is strange はパブリッシャーを変えたが今度はスクエニ。日本対応はかなりのインターバルを食うことになった。
- 「洋ゲー」のパブリッシングも行っているがパリのDontnod Entertainment による Remember Meは PS3,360版も含めすべておま国。PC版を含め全バージョンに日本語が含まれていることからDontnod側は日本でも売りたかったと思われる。
- バイオ5のおま国解禁と合わせ、日本とドイツにおいておま国となっていたResident Evil 4/5/6 Packも販売が解禁(ドイツでは相変わらずおま国継続中)されたが、バイオ4と6は日本語がおまPackageとなっているにも関わらず、日本ストアで日本語が含まれないグローバル版を販売してしまったことにより、レビューが炎上する事態となった。
- この状況はおま国解禁後2か月近く放置されたが、パブリッシャーウィークエンドで割引対象となったことで多くのユーザが購入した結果この問題が明るみになり、カプコンは日本語サポート用Depotを追加する対応をとった。
- この対応で、グローバル版Depot+日本語サポートDepotという構成で日本語版となる6は日本語対応されたが、グローバル版・日本版・ドイツ版でファイルが完全に分離されている4では依然日本語対応にならないままだった。(日本版とドイツ版に表現規制があるためと思われる)
- 結局、新たに日本専用のPackage、Biohazard 4/5/6 Pack (JPN)を用意し、ストア販売をJPN版に変更(WW版は再びおま国化)、Resident Evil 4/5/6 Pack購入ユーザには個別対応することで問題は解決された。しかし、この一連の騒動は企業のエゴによるおまPackageという新たなおま語形態の問題点を露呈する結果となった。
- 余談だが、バイオ5のSteam版はDX10サポートの削除や3D Visionサポートの削除と改悪が行われており、これについては海外プレイヤーからの評判も悪い。この一環でGfWLは削除されたはずだが、結局インストールを要求される点は改善されていない。
- 『Dragon's Dogma DARK ARISEN』は2016年1月15日の発売当初、Steam版はおま国だった。
しかし2017年6月にGOG版が発売され、同年10月5日にはsteamでも同時発売のコンシューマ版同様
日本語音声のフルボイス化も成された上でおま国も解禁された。- GOG版は現在おま国になった。
- 最近はResident Evil / biohazard HD REMASTER(0も同じく), Devil May Cry® 4 Special Edition, 大神 絶景版など、おま値・おまPackage仕様が増えつつある。
おまPackageについては特典(と言って良いのか微妙だが)として国内コンシューマ版同様、日本語音声完全対応や(おま値の中に含まれているのだろうが)国内限定無料DLC、専用ムービー、エンディング曲の追加などがなされているので一概にどうとは言えない。
ただしbiohazardシリーズの中で6だけは未だ国内コンシューマ版と異なり、日本ストアから購入しても日本語音声に未対応である。
おま値が気に喰わない場合はグローバル版でも日本語インターフェースなどへの対応を死守し始めたなど、見るべき点はなくもない。
- 2017年においてもHumble Capcom Rising Bundleでおま寄付は絶賛続行中。
- 日本の規制版を買わせるためか『バイオハザード RE:3』のグローバル版をリージョンロックしようとし騒動になったが、結局無かったことになった…が、「外部でグローバル版のキーを買ったのに中身は日本版だった」という報告も上がっている。
A (悪い)
- Idea Factory (アイディアファクトリー)
かつては非常に激しいおま国を行っていた日本の中規模パブリッシャ。略称はIF、アメリカ子会社のIdea Factory InternationalはIFIとしばしば略称される。
Compile HeartやDESIGN FACTORYは子会社デベロッパで、FELISTELLAとは業務資本提携を締結した間柄。- SteamにはイギリスのGhostlight (Steamでの名称はGhostlight LTD)をパブリッシャとしてAgarest: Generations of War (アガレスト戦記)で参入。(移植はGhostlightと同じMajesty Houseグループ子会社のLaughing Jackalが担当)
その後もアガレスト戦記シリーズをGhostlightのもとでリリースするが、すべて吹き替えのみ日本語のおま語仕様。- 契約の関係か、IFIのSteam進出以後もアガレスト戦記シリーズは引き続きLaughing Jackalが開発しGhostlightがパブリッシャを担当。すべておま語ではあるが、現在も一つもおま国にはされていない。2015年2月にはAgarest: Generations of War 2 (アガレスト戦記2)をリリースしている。
- 2015年1月末にHyperdimension Neptunia Re;Birth1 (超次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth1)がIFIをパブリッシャとしてSteamにリリース。アガレスト戦記シリーズと同様におま語仕様であったものの、事前に国内にも情報が広くもたらされていたこともあり、注目度は高く、ネットメディアでも大きく取り上げられた。
しかし、発売からわずか数日後、突然おま国化。2chの書き込みによれば、英語圏ユーザーが「日本語字幕を入れて欲しい」と要望したところ、IFIは「前向きに検討する」と回答したのちにおま国が発動したとのこと。
ある2chユーザがこの件に対しIFに問い合わせをしたところ、「Steam版「超次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth1」については、海外向けの販売で、国内からは購入できない仕様。リリース当初は不具合が発生していたため、国内からも購入が可能だったが、現在は修正を行った。」との返答があり、正式におま国が確定してしまった。- 以後もネプテューヌシリーズを中心にラインナップを充実させていったが、ことごとく吹き替えのみ日本語対応かつおま国であった。
- 2015年8月4日発売のFairy Fencer Fではついに日本と韓国に対するおまアクチが確認されている。着々とBNEIの後追いへの道を歩みつつあるようだ…
- 2015年10月にGhostlightパブにてMugen Soulsをリリースするも、直前でおま国に。
侍道の様にそのうち復活するのかと思いきや、Twitterを見るに、日本への販売権をパブリッシャがもらえなかった模様。
アガレストや侍道の様にGhostlightならおま語でも買えるだろうと言う安心感もついに砕かれた。 - 2016年7月6日、アイディアファクトリー公式Twitterアカウントのツイートにてネプテューヌシリーズの日本語版が製作決定したと発表した。*19ついに流れが変わった(海外ファンからの圧力を示唆するツイートもしている)。
- ネプテューヌRe;Birthシリーズ三作ともに、Vita廉価版「CHセレクション」と同日にPC日本語版の配信が解禁されている。後者にはアートブックやOST, Windows用オリジナルテーマが収録されたDLC, デラックスセットを発売した。
- 他方、2016年8月26日にGhostlightより発売されたMugen Souls Zは吹き替えのみ日本語対応で、リリース数日でおま国となった。
- 2016年11月11日、フェアリーフェンサー エフ ADVENT DARK FORCEのSteam版が発表され、日本語・中国語字幕に対応、日本を含めた初のグローバルでのリリースになると発表した。
- タイミングの問題とは思われるが、2016年10月3日に発売されたMegaTagmension Blanc + Neptune VS Zombies (激次元タッグ ブラン+ネプテューヌVSゾンビ軍団), 2016年11月7日に発売されたTrillion: God of Destruction (魔壊神トリリオン)、2017年春に発売されたMonster Monpiece(限界凸起 モンスターモンピース)(発表自体はRe;birth1の日本語化対応発表前から)は引き続き吹き替えのみ日本語対応で、おま国(モンピースのみおまアクチ)*20。トリリオンは台湾も新たにおま国対象に加わっている。
- またGOG.comやTwitch Desktop App、一部の鍵屋などのSteam以外でのサービスにおいては国内からの購入は不可能になってるケースが多い(他のサービスではSteam版と同様の言語切り替えの仕組みが利用できないなどのいくつかの推測される理由はある)
- 今後はRe;Birthシリーズ以外のネプテューヌシリーズなどの日本語版配信が進展するか、注目される。*21
- SteamにはイギリスのGhostlight (Steamでの名称はGhostlight LTD)をパブリッシャとしてAgarest: Generations of War (アガレスト戦記)で参入。(移植はGhostlightと同じMajesty Houseグループ子会社のLaughing Jackalが担当)
- KOEI TECMO GAMES (コーエーテクモゲームス)
日本の大手デベロッパ・パブリッシャ。老舗のPCゲーメーカーを前身としており、現在もアジア圏を中心にPC版リリースを欠かしていない。
日本Steam初登場は2014年春のYAIBA:NINJA GAIDEN Zと最近のことで、その後は当時のKOEI側シリーズ最新作(真・三國無双7Empires・WinningPost8・信長の野望:創造withPK)を引っさげてオンラインストアに参戦。- また国籍・言語に応じてパッケージ分けをするおまPackageの手法を当初から取っているが、日本発大手の中ではおま語が少ない部類であり、日本語圏の大規模企業ではPCゲームとそのSteam展開に積極的といえるブランドの1つといえた。
- 真・三國無双7with猛将伝は日本版本体のみSteamストア購入が不可能(本作までの無双シリーズはパッケージ限定)だったが、同作は2017年2月10日に日本語追加アップデートによってストア購入が解禁された。
- 信長の野望・創造withPKとデッドオアアライブ5 ラストラウンド(以下 DOA5LR)はおま値。全体的に同社の製品は全メーカートップクラスのおま値及びおまセを行っている。*22*23。
- 残念ながら戦国無双4-IIのほか他企業の絡む作品(スクエニ提携のドラゴンクエストヒーローズ、ガスト製品のソフィーのアトリエなど)、おま語製品が増えてきているが、老舗だけあって熱狂的なファンも多く有志の日本語化が活発な為、言語問題は緩和されているものと思われる。
現在日本語化されていない物は、[進撃の巨人無双][ベルセルク無双][戦国無双真田丸]の3作品だけであり、最近は大きく遅れてのアンロックも含め、おま語のケースは減ってはいる。 - おま語表記だった『真・三國無双8(DYNASTY WARRIORS 9)』は実は発売当初、日本語UIおよび中国語UIが入っていたのだが(ただし隠されていて使用にはレジストリ操作が必要だった)、発売から2日目にバグフィックスの一環として両言語UIが完全に削除され日本語UIが不具合という新たな伝説を生み出してしまった。ただし同月の2月21日に、今後の無料アップデートで正式に日本語UIに対応する予定とアナウンスされた。購入したものの即日本語UIが削除されてしまったユーザーには朗報だが、今まで遅れて日本語UIが追加された事はあっても削除された前例がなかったため、一部のユーザーを少なからず失望させる形にはなってしまった。その後、日本語UIが導入される日取りは4月12日と告知された。日本語で遊びたかったユーザーは、発売から約2ヶ月待たされたことになる。
- 初の日本語対応かつ日本から購入が可能なドラクエ『ドラゴンクエストビルダーズ2』が2019年12月11日に発売。
- 2020年3月6日に約3年の時を経て『ソフィーのアトリエ』『よるのないくに』の日本語版がSteamにて配信開始された。
- しかし相変わらず全メーカートップの高価格と気まぐれに起こすおま語問題がユーザーを苦しめている。
B (若干悪い)
- Activision (アクティビジョン)
アメリカの大手パブリッシャ。正式名称はActivision Publishing (アクティビジョン・パブリッシング)。後述のBlizzard EntertainmentとともにActivision Blizzard (アクティビジョン・ブリザード)の子会社であり、市場規模は世界5位。
Call of Dutyシリーズで有名だが、シリーズの一作Modern Warfare 2を日本から直接買わせないというスクエニ絡みの問題が色濃く残っている。(これはスクエニ側ではどうにもできないということらしい)
発売時は海外版でも日本からのIPを弾くなど、小売を巻き込んで大混乱をもたらした。(http://www.geocities.jp/gensi/CoD6_imakita.html)
CoDシリーズのおま国自体は解除が進んできてはいるが、MW2に関しては現在もおま国継続中。さらに2014年に入り初代CoD, CoD2, CoD:WaWのおま国入りが確認されている。
さらに、MW2, MW3, BO, BO2はSteamに登録できる日本語版があるのにSteamストアでは日本語なしのグローバル版を販売するという他に類を見ない大暴挙を継続中。日本語が欲しいならスクエニ販売のパッケージ版を購入してそのキーをSteamに登録しなければならないが、それが手に入らなくなったらどうするつもりなのか。
また、Ghosts, Advanced Warfareに関してはシーズンパスやシーズンパスを含む限定版がおま国となっており、そのために限定版のみに付属するDLCは日本での入手が非常に困難になっている。
- 散々足を引っ張ってきたスクエニだが、Black Ops IIIではパブリッシャ業務を撤退。コンソール版はPS4/PS3版はSCEJA, Xbox One/360版は日本MSとファーストパーティが直接パブリッシュすることになった。
PC版は当初不透明な状況であったが、日本語版もアクティビジョン自身がパブリッシャーとして販売することが発表されており、今後は負の遺産の払拭が期待される。
- Ubisoft (ユービーアイソフト)
フランスの大規模パブリッシャ。世界10位の売上高がある。
まだ一部購入できないタイトル*24があるが、近年はかなり改善されてきている。
自社作品の日本語ローカライズに非常に力が入っていることで有名であり、音声も有名声優を起用して吹き替えをしているほか、Watch_Dogsでは攻殻機動隊シリーズなどで知られる佐藤大氏を日本語版の監修に起用するほどの力の入れよう。
ただしAmazonのダウンロード販売で日本語版が売られているが、一部タイトル*25ではAmazon販売のDL版は日本語対応なのにも関わらず、Steam版は日本語非対応になっていたり*26、Steam版は日本語入り・Uplay版は日本語なしに分かれていたり*27と、流通に粗が多い。- 2015年3月6日、日本Ubiにより、サポートを受けられるのはAmazon版のみであると発表された。海外のUbi(uplay)で問い合わせをしても基本的に日本Ubiにまわされる。
https://ubisoft-support.jp/general/general-12/
- 2015年3月6日、日本Ubiにより、サポートを受けられるのはAmazon版のみであると発表された。海外のUbi(uplay)で問い合わせをしても基本的に日本Ubiにまわされる。
- 2014年にはValveと殴り合いが加熱、そのうち撤退するのではないか?という話も出たが、
Valveは過去にはEAとも揉めるだけ揉めたが通常通り取り扱いを続けているため、話題づくりのやらせの可能性もささやかれている。 - だが、「Tom Clancy’s The Division 2」が発売日(2019年3月15日)の約2ヶ月前に突如Steamのストアページから削除され、Epic Games StoreとUplayのみでの販売になることが発表された。また、2019年2月15日発売の「Far Cry New Dawn」を最後に、今後UBIがパブリッシャーとして出すソフトは前記の2ストアのみになる模様。
- Gaijin Entertainment
ロシアのゲームデベロッパ。IL-2 Sturmovik Birds of Preyや蒼の英雄 Birds of Steel、War Thunderなどの開発元。
X-Bladesでは日本のコンソール版におけるパブリッシャ、Ubisoftが主人公・アユミの吹き替えに釘宮理恵を起用したことで話題をさらったが、残念ながらSteam版には関係しなかった*28。ただし同じ流れを汲むBlades of TimeはSteam版において実績含め完全に日本語対応がなされた。しかも空気を読んだのか再び釘宮理恵を起用。
2016年にWar Thunder、2017年にはCrossoutをDMM Games経由へと隔離したため、今後の新作は、日本国内ではSteamから買えない可能性が高い。
- THQ [倒産]
本来のデータから意図的に日本語ファイルを削除していたり(Red Faction: Guerrilla,Saints Row The Third *29, Homefront, Warhammer 40,000: Space Marineなど)、代理店絡みの権利の関係でゴタゴタすることが多かった。
なお2012年末、お絵かきデバイス「μDRAW」の大失敗が引き金となり経営破綻。各IPはオークションにかけられ様々なパブリッシャーがバラバラに権利を有することとなった。- 現在、THQブランドは“Darksiders”や“Red Faction”のIPを取得したオーストリアのNordic GamesがTHQブランド名義を引き継ぎ(2016年8月には社名を「THQ NORDIC」に変更)、旧作のDL配信やHDリマスターを出したりなど割りと精力的に行っており、日本からの購入も特に規制をかけている様子もなく、旧THQ時代よりはまともになったとも。一方、Deep Silverの手に渡った“Saints Row”は同名義ブランドへの移籍となり、ローカライズ問題はSR The Third*30以外全て解決を見た。
- 2018年2月14日にTHQ NORDICがDeep Silverの親会社であるKoch Mediaを買収したため、Deep Silverが所有するIPはそのままTHQ NORDICに移ったものの、Koch Mediaと傘下のDeep Silverは独立起業体として今後も存続するとのこと。
- CCP Games
アイスランドのデベロッパ・パブリッシャ。EVE ONLINEの運営元として知られる。
日本人ユーザーの登録/課金業務をNEXONに委託しているためSteamで月額課金支払いは弾かれるが、CCP Gamesに直接登録や他の課金サービスで課金も可能。
- やり方しだいだが、短時間ログインでも月額課金をインゲーム通貨で支払うことが可能なので、実質無料プレイも可能。
- MangaGamer (マンガゲーマー)
日本出身の海外輸出パブリッシャ。MangaGamerはブランド名で、企業名は日本アニメコンテンツ (Japan Animation Contents)。
ビジュアルノベルやアダルトゲーム(エロゲ)を英語にローカライズ販売している企業で、日本のアダルトゲームデベロッパが共同出資し設立された。
そういった経緯からか、Steamで配信されているタイトルはほとんどが日本語テキストと性的表現を削除した全年齢海外版(おま語仕様)。
- Higurashi When They Cry Hou - Ch.1 Onikakushi (ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編)では初めて実績含め完全に日本語対応。
ゲームのストーリー自体は体験版として公式サイトで無償配布されているものと同じだが、英語の収録はもちろん、UIの刷新やキャラクターの立ち絵が全て新規に描き下ろされている(設定でオリジナルのものにも変更可能)。おまけにトレカ・クラウドにも初対応。 - MangaGamer.comではSteamでは配信できないアダルトゲームの英語版の販売・配信を行っているが、日本のIPアドレスからのアクセスをブロックしている。
C (普通)
- Paradox Interactive (パラドックスインタラクティブ)
スウェーデンのパブリッシャ。
Europa UniversalisやHearts of Ironなど、ストラテジーゲームを多くリリースしており、最近では都市開発シミュレーションのCities: Skylinesが大ヒットしたことでも知られる。
日本国内向け代理店のサイバーフロントが解散後、次の代理店が決まっていないため今後の動向が不明。
ただしパッチでゲームの構造が短期間のうちに何度も変わる事が多いため、関連作品のユーザーWikiでは、ユーザー製日本語化MODの導入前提なら自動更新があるSteamで買うべきではないと書かれている例が多い。- 近年はGOGでの直売がなくなり、Steam版での販売が中心となっていた。最近はEpic Games StoreやPC Game Pass(Xbox Game Pass, マイクロソフト)でも販売し始めたが、ユーザー製日本語化MODがSteam版しか対応していないことがあった。そのため、近年のタイトルについては、ユーザー製日本語化MODの導入前提ならむしろSteamで買うべきとされるようにもなっている。
- Riot Games (ライアットゲームズ)
アメリカのデベロッパ・パブリッシャ。非常に有名なMOBAタイトルであるLeague of Legends (リーグ・オブ・レジェンド)の運営・開発元。世界最大のゲームパブリッシャである中国Tencent (テンセント、騰訊控股)の子会社。
2014年4月23日に六本木ヒルズ森タワー34Fに日本支社を設立しており、日本向けサービスを準備中。- なお、かつては販売チャネルの一つとしてSteamにもソフトをリリースしていたが、現在はSteamでの販売は終了しておりストアページも削除されている。
- ACQUIRE (アクワイア)
日本の中規模デベロッパ。
2012年にNIS Americaがパブリッシャとなり、Clan of Champions (日: GLADIATOR VS, グラディエーターバーサス)をリリースしたがおま語仕様となっていた。
2015年にはXSEED Games (Marvelous USA)をパブリッシャとして、Akiba's Trip: Undead & Undressed (AKIBA'S TRIP2)をリリース。
こちらは日本語に完全対応しており、公式サイトにPC版リリースの告知、またSteam版発売のプレスリリースを各ゲームメディアに送付していることからおま国する意図はないことが分かる。販売価格も為替相場を考慮すれば妥当な設定となっている。*31
- 2015年7月23日に発売されたWay of the Samurai 4 (侍道4)はおま語で、おま国にも一時期なっていた。
- ただし、侍道シリーズはデベロッパはアクワイアでもパブリッシャはスパイク (現: スパイク・チュンソフト)で、PC版もスパイク・チュンソフト主導で海外企業(移植はLaughing Jackalが担当、パブリッシャは上述のおま語が多いGhostlight)が携わっている。幸いにして日本語化が可能なので、この点だけで言えばアクワイアには非はないといえる。
- Blizzard Entertainment (ブリザード・エンターテイメント)
アメリカの大手パブリッシャ。前述したActivisionと同じくActivision Blizzard (アクティビジョン・ブリザード)の子会社であり、その売上高は世界5位。
Steamが発表されるよりも数年も早くにBattle.netという独自のゲームプラットフォームを立ち上げており、特にその必要がないことから同社のタイトルはSteamでは販売していない。(グループ企業であるアクティビジョンに関してはSteamでの販売を行っている)
かつて数タイトルがソースネクスト、カプコンおよびスクウェア・エニックスの元で日本語化され発売されたが、すべて現在は提携を解消しており、日本からの購入制限などは特に行っていないものの、長らく日本語ローカライズに消極的なパブリッシャとして知られていた。
しかし、ついに2015年10月3日にPCおよびスマートデバイス向けCCGであるHearthstone (ハースストーン)を日本語化し日本向けのサービスを開始すると発表し、2015年10月21日から日本語の公式対応が開始された。
同時期にBattle.netの日本語化も行われており、新作のOverwatchも完全日本語化されて販売されるなど、ローカライズの丁寧さは業界でも随一となっている。
ただし、Diablo3に関してはスクウェア・エニックスが日本語版の発売を担当しており、PC版の日本語版対応はされていない。
- 同社は徹底したローカライズを行うことでも知られ、音声は完全吹き替え、リソースも単なる直訳ではなく、原文のユーモアや持ち味を失わないよう特に配慮している。
ただしそれについて賛否両論を呼ぶケースも少なくはない。
- Bethesda Softworks (ベセスダ・ソフトワークス)
アメリカのゲームデベロッパ・パブリッシャ。ZeniMax Mediaの子会社。名称は創業地のメリーランド州ベセスダに由来する。Falloutシリーズ、The Elder Scrollsシリーズで有名。
同じZeniMax Mediaの傘下にあるid Software製タイトルのパブリッシングも行う (Steamにおいてもid Software名義も多い)。
日本向け代理店は自社子会社のゼニマックス・アジアだが、流通はUBIと同じスクエニルート。
以前はおま国で買えないものが多かったが、ほとんど改善された。が、発売開始直後は一時的におま国扱いのタイトルもたまにあるので注意。
- ゼニマックス・アジア設立後は日本語ローカライズも行っているが、膨大なテキスト量を翻訳するための時間がないためか、誤訳が多い上アップデート時に誤訳の修正が行われた例もほとんどない。
- Skyrimでは1.3系以降2バイト文字に対応したにもかかわらず、本国主導でゲーム実行ファイルが日本語版のみ独自仕様にされたため、ユーザー製追加スクリプトパッチを使用するMODが使えなかった。
日本語吹き替えにも支障をきたしているうえ、英語音声の役者が豪華メンバーなこともあって、英語版のゲーム実行ファイルに日本語テキストを組み合わせるプレイヤーも多い。
- Skyrimでは1.3系以降2バイト文字に対応したにもかかわらず、本国主導でゲーム実行ファイルが日本語版のみ独自仕様にされたため、ユーザー製追加スクリプトパッチを使用するMODが使えなかった。
- ゼニマックス・アジアはFallout 3のCS日本語版発売時に設立。以前の代理店はスパイク*32だった。
- 日本国内に拠点があるTango Gameworksが開発したThe Evil Within(サイコブレイク)に限り、発売前にストアから日本語対応を消した上、発売後には日本語データを削除するという酷い仕打ちもあった。
- id Software (イド・ソフトウェア)
アメリカのデベロッパ。「アイディ~」という呼びは誤り。
FPSという新たなジャンルを切り開いたDoomシリーズやWolfensteinシリーズ、インターネットでのマルチプレイの元祖となったQuakeシリーズなど伝説的なフランチャイズを持つ。
2009年にZeniMax Mediaに買収され子会社となり、以後の同社製タイトルはBethesda Softworksのもとで発売されることになった。
- Microsoft Studios (マイクロソフト・スタジオ)
- アメリカのゲームデベロッパ・パブリッシャ。その名の通り、世界最大のソフトウェア企業・マイクロソフトのゲーム部門。
かつてはGames for Windowsというプラットフォームを運営しており、対応ゲームはGames for Windows Live (GfWL) クライアントを必要としたが、Games for Windowsは2013年にサービスを終了した。
GfWLについても2014年にはサービス終了の噂がささやかれたが、マイクロソフトはこれを否定、現在もサポートは継続されている。- しかし、先行きが不透明なGfWLを新規に採用するタイトルは既に皆無。既存タイトルもSteamworksへの移行・そうでなくてもWindowsに統合されたXbox Live・Windows AppStoreでの展開が進んでいるのが現状。
- Xboxで家庭用ゲーム市場に参入後はPC対応タイトルが減り、残ったPC対応タイトルもおま国という状態だったが、最近はおま国を緩めてきている。
基本的に自社タイトルのほとんどが日本語に対応してきているのは評価しうる。- 前提として、Steamゲームの九分九厘はWindowsに対応。すなわち、PC版もXbox系列もMicrosoftの息がかかっているわけで、どちらで買われても利益になると踏んだのだろう。
- 近年ではXbox Play Anywhereと銘打って、Xbox版とWindows版のライセンスが共通化された作品もある(いわゆるクロスバイ)。そのためもあってか、オンラインではMicrosoft Store/Xbox Storeでのみ販売され、(おま国ではなく全世界で)Steamでは扱われないものも増えている。
- アメリカのゲームデベロッパ・パブリッシャ。その名の通り、世界最大のソフトウェア企業・マイクロソフトのゲーム部門。
- Nippon Ichi Software (日本一ソフトウェア)
日本の中堅デベロッパ・パブリッシャ。
魔界戦記ディスガイアのPC移植(Disgaea PC)を販売以降、自社コンソール作品のPC移植を全て日本語対応で販売している。
ただし、Disgaea PCより前に完全子会社のNIS AmericaがリリースしたCladun X2 (クラシックダンジョン X2)はおま語となっているようだ。
- NIS Americaはコンソールにおいて他社日本産ゲームのローカライズ・パブリッシュを行っており、アクワイア、イメージエポック、スパイク・チュンソフト、5pb. (MAGES.), ガストなどのメーカーのタイトルを北米向けにリリースしていた。
- Idea Factory International設立以前はアイディアファクトリーのタイトルの北米向けパブリッシュも行っていた。
D (良い)
- Electronic Arts (エレクトロニック・アーツ)
アメリカの最大手パブリッシャ。EA, EA Gamesという名称でも知られる。2014年度の売上高は世界4位を誇る。
Steamで購入したい場合、おま国対象はThe Sims、Mirror's Edge、Dead Space、Battlefieldほか多数。
良作が多いだけにかなり残念。
Steamとしてはおま国が多くA (悪い)評価だが、Origin主体で考えればD~E評価相当のおま国が全くない優良パブリッシャとも言えるめ、Originも利用しているユーザーと利用したくないユーザーの間でも評価が分かれる。
- Steamに限ればもともとおま国タイトルが多いのだが、そもそも2011年以降は新作をSteamで売っていない。
というのも同社作品は自社開発のOrigin専用にしているためで、人気シリーズをダシに一気にOriginを普及させたい狙いはあるだろう。
- 特筆すべき点として、Originではおま国やリージョン規制がほとんど存在しない(Steamのおま国地獄は相変わらず)。つまり、どの国の小売店でOriginキーを購入してもサポート言語の全てを利用できる (日本語がサポートされていれば日本語も含む) 。
- ただし、Crisys3以後は日本語が多国語版より隔離され、日本語でプレイする場合は明示的に日本Amazonや日本Originから日本語版を購入しないといけないタイトルが出てくるようになった。
- ローカライズも近年はBattlefieldシリーズ、Need for Speedシリーズなど力が入っており、特にBattlefieldシリーズはライバルのCall of Dutyシリーズが非常にPCへのサポートが劣悪 (スクエニも絡むおま国・おま語・鯖隔離) なことも手伝い、PCを代表するFPSタイトルとして存在感を高めている。
- ただし、FIFAシリーズやPlants vs. Zombiesシリーズなど、コンソールでは日本語版が存在するのにもかかわらずPC版では日本語が含まれないおま語タイトルも少量ながら存在する。*33
- 2015年10月1日より施行される消費税法の改正により、外国企業にも消費税の納税義務を伴うことで価格改定を行い、全商品が税込み価格の表示に変更された。
そのため、円安も手伝ってフルプライスの新作は10,000円を超えるものも出てきて、かなりのおま値感を感じるようになった。(ただしこれに関しては恐らくEAに非はない)
- 2019年10月にValveとの事業提携とSteamへの再参入を発表し、2020年6月5日Origin産の多くのタイトルをSteamに国内配信するようになった。「EA Access」 「Origin Access」 が 「EA Play」 に統一され8月31日にはSteamでも 「EA Play」が利用可能に(Steam初のサブスクリプションサービス)その後も「The Sims 4」や「Apex Legends」,「FIFA 20」「Battlefield V」といった大型タイトルやマルチプレイ日本語対応タイトルの配信を積極的に行うようになった。
ただしほとんどはOriginとの二重DRMな上、過去作のおま国は現在も継続中。
- Sekai Project (セカイ・プロジェクト)
アメリカのパブリッシャ。MangaGamerと同様に日本のビジュアルノベルをローカライズし、パブリッシュしている。
ファンによる非公式な翻訳グループを前身とするスタートアップ企業で、KickstarterでのクラウドファンディングやSteam Greenlightの投票を経てSteamにゲームをリリースしている。
日本のアダルトゲームデベロッパ企業主導のMangaGamerと異なりおま語は殆どなく、オリジナルが対応していればインターフェース・吹き替え・字幕とも基本的に全て対応している。
最近ではNEKOPARA Vol. 1 (ネコぱら vol.1 ソレイユ開店しました!)のSteam版が話題となった。
また、海外製ビジュアルノベルのパブリッシングも行っており、Winged CloudのSakuraシリーズが有名。
- 残念ながらFrontwing (フロントウイング)のThe Fruit of Grisaia (グリザイアの果実)およびアイドル魔法少女ちるちる☆みちる 前編/後編などおま語仕様のソフトもいくつか現れている。権利関係がクリアできなかったのだろうか…。
- Marvelous (マーベラス)
日本の準大手ゲームデベロッパ・パブリッシャ。旧社名はマーベラスAQL (Marvelous AQL)で、"MAQL"と表記されることも。
2012年、Half Minute Hero: Super Mega Neo Climax Ultimate Boy (勇者30)を皮切りにSteamに参入。
2013年には北米地域における日本ゲームのローカライズ・パブリッシュを手がけていたXSEED Gamesを買収、Marvelous USAに社名変更し海外事業を拡大する。(XSEED Gamesの名称は買収後もブランド名として使用されている)- アクワイアや日本ファルコムのゲームのSteam版パブリッシュも手がけるが、日本ファルコムのタイトルに限り「同社の意向」によりおま語仕様となっている。
2020年5月に事実上テンセントが筆頭株主となった。マーベラス、テンセントの完全子会社と資本業務提携に係る契約を締結
- アクワイアや日本ファルコムのゲームのSteam版パブリッシュも手がけるが、日本ファルコムのタイトルに限り「同社の意向」によりおま語仕様となっている。
- Arc System Works (アークシステムワークス)
日本の中規模デベロッパ・パブリッシャ。
韓国のパブリッシャ、H2 InteractiveのもとでBlazBlue: Calamity TriggerおよびBLAZBLUE CONTINUUM SHIFT EXTENDをSteamで販売したが、その発売時期は同じ開発であったギルティギアシリーズ以上に"化石"*34になってからのPC展開で、アーケードやネット対戦との食い合わせが悪かった。*35
BB Calamity TriggerはGfWL認証でパッケージ販売またはWindows8AppsDL販売という形でWindowsストアに目立つ形でプッシュされていた。が、それらへのパッチ配信などはないまま公式アナウンスなしにSteamで新規販売されたため、あらためて買い直しを強いられたフルプライス旧パッケージ版ユーザーの心証は良い物ではない。
CONTINUUM SHIFT EXTENDは日本語が期間限定無料DLCという名目だっただけに、おま国DLCの追従者とされ動向が危惧されていたが、現在は期間限定の名目が正式に消えている。
最近はGUILTY GEAR XX ACCENT CORE PLUS R、Xrd、アルカナハート3 LOVE MAX!!!!!、UNDER NIGHT IN-BIRTH Exe:Late、MELTY BLOOD Actress Again Current Codeのリリースなど、初出からある程度時期の経った格ゲーシリーズ最終作の移植にそこそこ精力的だが、基本的にアーケードや他機種コンシューマーよりは1タイトル分ほど遅延した展開であるため、対戦目的というよりストーリーを追うユーザー向け。
2017年6月1日に発売されたGUILTY GEAR Xrd REV2(有料アップデート版)においては、家庭用(5/25発売)から一週間遅れの配信という所まで差は縮まっている。化石からの脱却に期待したい。
- SNK (エスエヌケイ)
2001年に経営破綻した旧SNKの後継会社であったSNKプレイモアが、2016年末に社号をかつての「SNK」に戻した日本の中堅デベロッパ・パブリッシャ。
SNKプレイモア時代に『THE KING OF FIGHTERS XIII』のPC移植を以ってSteam参戦。おおむね日本語対応・おま値なしという点は評価に値する。ゲームの特性上あまり言語が影響しないという点も大きい。
その後もメタルスラッグシリーズなど旧SNK製ゲームの移植を行っていたが、その移植度はあまり高くない。
2015年8月7日に37Games(中華人民共和国)によって80億円ほどで買収された。*36
2016年12月に商号を「株式会社SNK」に変更し、プレイモア時代にメインとなっていたパチスロ市場からの撤退と、ゲーム会社の原点に立ち戻ることを発表した。
新生SNKの第一歩である『THE KING OF FIGHTERS XIV STEAM EDITION』はPS4版から一年弱くらい遅れて販売開始、以降も旧SNK製ゲームのSteam移植を続けている。
- MAGES. (メージス)
日本の準大手ゲームデベロッパ・パブリッシャ。ただし5pb.が前身の片割れであることから「5pb.Games」名義もある。
ドワンゴの完全子会社で、同業のスパイク・チュンソフトやフロム・ソフトウェア (FromSoftware)、角川ゲームスとともにKADOKAWA・DWANGO(カドカワ)グループの一員。
PCゲームの販売・配信プラットフォームとしてMagino Driveを展開していたが2015年9月1日をもって移管決定。SteamにもPhantom Breaker: Battle Grounds (ファントムブレイカー:バトルグラウンド)をMAGES.名義でDegicaをパブリッシャとしてリリース。リリースの際のインタビューでおま国・おま値はしないと公言している。
- Goat Simulator (ヤギシミュレーター)やSanctum 2 (サンクタム2)などCoffee Stain Studios製タイトルの日本語リソースは5pb.が手がけたものと思われる (Sanctum 2に関してはインタビューで公言している)。
- Grand Theft Auto Vの国内PCパッケージ版を5pb.がパブリッシャとして手がけた。
- CD PROJEKT RED
ポーランドのデベロッパ・パブリッシャ。親会社のCD PROJEKTはDRMフリーのPCゲーム販売・配信プラットフォーム、GOG.comを運営している。*37
The Witcherシリーズが有名。The Witcherが有志の手で日本語化されたことに感激したらしく、以降代理店付きでも2や3を日本語対応&おま値なし*38としている。
3では吹き替えも行われ、PC版は国内コンソール版の発売に合わせる形で日本語対応アップデートが行われたが、十分なアナウンスが事前に行われなかったことや、Origin版に比べてSteam版はアップデートが遅れたためにレビューが炎上してしまった。
- Rockstar Games (ロックスター・ゲームス)
アメリカの大手デベロッパ・パブリッシャ。2Kと同じくTake-Two Interactive Software (テイクツー・インタラクティブ・ソフトウェア)の傘下にあり、2Kと合わせた売上高は世界16位の規模。
Grand Theft Autoシリーズが代名詞。Max Payneシリーズ、L.A. Noire, Red Dead Redemptionシリーズなど同社のIPは世界的に有名。
かつてはほほんどのタイトルがおま国だったが、日本支社のテイクツー・インタラクティブ・ジャパン (Take-Two Interactive Japan)設立以後は大きく改善された。
最新作Grand Theft Auto Vではおま値もなく*39、グローバル版に日本語がサポートされ、表現規制・オンライン鯖隔離なしでリリースされた。- 現在でも日本からは買えないものとしては「Manhunt」が挙げられる。
- 2K
アメリカの大手デベロッパ・パブリッシャ。2K Games, 2K Sports, 2K Playの3部門で構成されており、Rockstar GamesとともにTake-Two Interactive Software (テイクツー・インタラクティブ・ソフトウェア)の子会社。売上高は世界16位。
以前はおま国で買えないものが多かったが、日本支社のテイクツー・インタラクティブ・ジャパン (Take-Two Interactive Japan)設立以後は大きく改善された。
日本支社の設立以後は日本語ローカライズに力を入れており(Civilization V、Mafia II、The Darkness IIなど)、特にBorderlands2、Borderlands:ThePreSequelは日本語吹き替えがしっかりネタも真摯で好評。- XCOM: Enemy Unknownなどマルチプレイが隔離となっている場合がある。
- AGM PLAYISM (アクティブゲーミングメディア・プレーイズム)
日本のパブリッシャー。
ゲームや漫画、アニメなどのコンテンツの多国籍展開を支援する事業を行っており、翻訳・ローカライズはもとよりデバッグや音声収録、レイティング団体への申請支援、その他にも広告デザインやシナリオライティング、ブランディング、市場調査など幅広い事業を展開する。
PCゲームの販売・配信プラットフォームのPLAYISMは同社AGMの展開事業の一つであり、インディゲームにフォーカスしたゲームの販売・配信を行う一方、SteamにおいてもAGM PLAYISM名義でいくつかのタイトルのパブリッシュを行っている。
同社はインディゲームの翻訳を幅広く行っているが特にその利用制約がないらしく、パブリッシャーでなくても同社が翻訳を行っていればSteam版にも日本語リソースがもたらされるケースがほとんど。
国際インディPCゲームの日本語対応シーンにおいて同社が果たしている貢献ぶりは並々ならぬものがある。
D- (重要)
- Valve (バルブ)
アメリカのデベロッパ・パブリッシャ。正式名称はValve Corporation (バルブ・コーポレーション)・以前はValve Software (バルブ・ソフトウェア)という社名。
ここを見ているユーザーには説明不要だと思われるがSteamの運営元。
元はHalf-Lifeシリーズやそのmod派生作であるCounter-Strikeシリーズなどを展開するプラットフォームだった。
後もPortalシリーズ、Left 4 Deadシリーズ、Team Fortressシリーズに加えDota 2などのフランチャイズをSteamで展開。
それら大半の自社製プログラムが根幹に絡むソフトについては外部の有志による翻訳も引き入れてローカライズが徹底・価格数値も世界で統一されている。
- しかし、Steamそのものに関してはおま国規制が近年厳しくなっており、ルーブル暴落を発端にしたトレード規制や、アカウントに国籍が設定された*40ことによるストア切り替え不可*41とカート抜けおよび海外旅行によるおま国回避の完全規制など、おま国ゲームを購入することが非常に厳しくなってきている。
- この国籍設定によっておま国ゲームのレビューを書くことすら不可能になった。
- 2002年にSteamを発表した段階では「市場コントロールはしないほうが健全なマーケットになる。(開発元の判断によるけど)リージョンフリーのサービスを目指している」としていた。
しかしその理念に賛同するメーカーは小規模の新興達だけであり、日本の大手企業たちの猛反発を上記のような形で受けることになる。
その結果この理念からは大きく後退し、近年になってリージョン規制が進んでしまっている。非常に残念としか言い様がない。
- Degica (デジカ)
eコマース支援、デジタルコンテンツ、海外展開支援事業を手がける日本のパブリッシャー。
2013年にValveと業務提携し、Steam ウォレットコードの国内販売やSteamでのコンビニ決済、銀行振込、ペイジー、WebMoney対応を実現。
日本国内におけるSteamの普及活動に努めており、最近ではサードウェーブデジノス (ドスパラで販売されるBTOパソコンの製造企業)製BTOパソコンにSteamプリインストールを実現させた。
Steamにおけるゲームおよびソフトウェアのパブリッシングも手がけており、アートディンク (Artdink)やカドカワ系列(KADOKAWA , Chara-Ani)、ケイブ(Cave Interactive)などとの提携による同社タイトルの配信を手掛ける。
- ゲーミング用バーチャルサラウンドサウンドソフトRazer Surroundの国内向け配布、および有償版のRazer Surround Proの販売も手がけている。
- 自社に販売経路を持つカドカワ系列のパブリッシュでは不手際が目立っており、RPG Maker (RPGツクール)シリーズは最近までSteamではおま語だった。もっともDariusBurst ChronicleSaviourのインタビューによると、Degicaが関わったのは海外方面のみということなので、他もその可能性は十分に考えうる。
代理店
- ズー
- 日本語版にはSteamWorks DRMのものもあるが、Steamストアでの日本語版の販売はしていない。Amazon.co.jpや自社サイトでのダウンロード版の販売はあり。
おま国には手を出していない模様。ローカライズの質は高いようだ。
- 日本語版にはSteamWorks DRMのものもあるが、Steamストアでの日本語版の販売はしていない。Amazon.co.jpや自社サイトでのダウンロード版の販売はあり。
- サイバーフロント[解散]
- 2013年に解散。Paradox EntertainmentやK2の日本での代理店、Steamに対するスタンスはメーカーによりけりだったが、物によっては日本代理店がサイバーフロントと決まるやいなやSteamから日本語抜きがされたりおま国になったりと対応が露骨で、Steamユーザーからの評判がすこぶる悪かった。
- イーフロンティア
- 1999年設立のPCソフトの中堅代理店。2014年に民事再生手続きを行った。
- MAGES.(5pb.ブランド)
- 解散したサイバーフロントの代理店事業を半ば引き継ぐような形で代理店事業とダウンロード販売サイト Magino Drive.を始める。(公式にはとくに関係についての発表なし) Magino Drive.は2015年9月1日付をもって業務移管が決定した。
逆おま国
SteamWorks DRMを使う目的として、日本ではSteamストアでは販売してないがCDキーはあるというタイトルは以前からあったが、
最近はSteamストアで販売しているが対応言語は日本語のみで海外版は存在せず、英語圏の人などがプレイしづらいという逆おま言語タイトルも確認されている。
- アートディンク:Degicaとの共同。以前からA列車8,9の日本語抜き海外版をDegicaが配信していたが、以下は日本語限定版(アートディンク公式通販で販売されているものと同一)がリリースされている。
A列車以外はPC-98版のWindows移植(エミュ)なので英語化が難しいのかもしれない。- A 列車で行こう 8
- ルナティックドーン レジェンドパック
- 栄冠は君に レジェンドパック
- THE ATLAS レジェンドパック
- ルナティックドーン 前途への道標
試した人いたら教えてほしい -- 2024-05-26 (日) 18:09:38