俺の名前はうんちたべみつ。ハードボイルドだ。
今日も公衆トイレに残されたうんちを探して日がな一日歩いている。
だがそううまくいくばかりではない。
流し忘れた大好物のうんちには今日もありつけそうにない。
こういう日はアレに限る。
頭の中のお前ら「カレーだ。いや、カレーに似たなにかか?
うんち味のカレーにするか・・・それとも、カレー味のうんちにするか・・・。
ウコンを使うか、ウンコを使うかで結果は変わる。」
うんちたべみつ「うるさい!!!!」
道路の真ん中、誰もが注目するような大声で一喝する。最近どんどんうるさくなってきている。
脳内に響く声を黙らせ、巡回予定だったうんち食べ放題ルートに見切りをつけ方角を変える。
しめしめ…ここだ…俺の隠れ家的スポット。
ここには決まってアレが…
あるある…!
ひょい…パク!
この亜熱帯陰毛公園のトイレは湿り気を帯びた同士が集まることで有名。
常にすきっ腹を抱えた同士たちが相互扶助の観点から、利用する際に陰毛を一つまみ置いていくことがルールとなっている。
この公園特融の湿度の高さに加え、太ることに余念のない糖尿病予備軍の利かん坊たちのオイルがたっぷりと染み込んだ光沢のある漆黒は身の毛もよだつ異臭を放っている。
男性用小便器の上にもっさりと乗った縮れ毛。
彼らのサービス精神のおかげで、このトイレは便器から毛が生えるという都市伝説ができあがったくらいだ。
???「ちょっと、何してるんですか」
たべみつ「だれだ!?」
三好誠治「ははは、俺ですよ」
たべみつ「なんだ、もぐちゃんじゃないか。びっくりさせるなよ。」
三好誠治「たべみつさん、このトイレの毛、ぜ~~んぶ俺のなんですよ!」
たべみつ「えぇ、これ全部もぐちゃんの!?」
三好誠治「知ってますかたべみつさん、今じゃこのトイレ、一部では三好小屋って呼ばれているんですよ!」
たべみつ「そうだったんだぁ…」
そのあと、2,3言葉を交わして密林を出た。
俺はお気に入りスポットから陰毛公園を外すことにした。
???「おや、ぷあみつさんじゃないですか?」
今日はやけに話しかけられる日だ。
たべみつ「だれですか?」
振り返るとそこには一人の男がいた。
ちゃんと知らない人物じゃないか。
???「ぷあみつさんですよね、大ファンです!」
ぷあみつ?聞いたことがない。なんて卑猥な響きだ。そんな名前許されるのか?
???「折り入ってぷあみつさんに頼みがありまして…」
まあいい、聞くだけ聞いて判断すればいい。俺はハードボイルドな男。
???「ぼくのうんち、食べてもらえませんか?」