清涼院流水 『コズミック 世紀末探偵神話』 講談社ノベルス
清涼院流水のデビュー作かつ、第二回メフィスト賞受賞作。
「一年に1200人を密室で殺す」――密室で起こる首を切断される殺人……
背には被害者の血で書かれたナンバーが。連続大量殺人鬼・密室卿の正体は?
前半はただただ被害者の羅列。謎ときは後半。JDCの名探偵中の名探偵達が推理に推理を重ねていく……。
前半は単調で事件の描写が同じようにされていて読みにくかったのですが、
後半になると事件の描写は極端に減り解決へ進んでいくため幾分読みやすくなりました。
ラストは、さすが流水大説、と肘でつっつきたくなる感じです(誰を? 笑)。
流水大説だから成り立つのでしょう。コズミックな最後でした。
担当者 - 結