クリ

Last-modified: 2021-10-18 (月) 15:27:24

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概要

言語表記
英語chestnut
漢字
学名Castanea crenata
科名ブナ科

解説

わが国の北海道西南部から本州、四国・九州、それに朝鮮半島や中国に分布している。丘陵から山地帯の雑木林に生え、高さは10メートルほどになり、長楕円形の葉は互生す。6月から7月ごろ、たくさんのひも状の雄花と、その基部に数個の雌花を咲かせる。花が開くと独特の匂いがあり、虫を誘う。野生のクリはシバグリと呼ばれ、果実の小さいものであるが栽培品同様食用でき味は栽培クリより濃い。
現代においては、ほんのりとした甘さを生かして石焼きにした甘栗、栗飯(栗ご飯)、栗おこわの具、茶碗蒸しの種、菓子類(栗きんとん、栗羊羹など)の材料に広く使われている。シンプルに、焼き栗や茹で栗にしてもおいしく食べられる。
シナグリ (C. mollissima、チュウゴクグリ、天津甘栗)などと比較して、渋皮剥皮が困難であり、生食用用途では渋皮を直下の果肉とともに削り取る作業が必須である。
材木は、堅くて重く、腐りにくいという材質を有する。このような性質から建物の柱や土台、鉄道線路の枕木、家具等の指物に使われたが、近年は資源量の不足から入手しづらくなった。成長が早く、よく燃えるので、細い丸太は薪木やシイタケ栽培のほだ木として利用できる。縄文時代の建築材や燃料材はクリが大半であることが、遺跡出土の遺物から分かっている。三内丸山遺跡の6本柱の巨大構造物の主柱にも利用されていた。触感は松に似ているが、松より堅く年輪もはっきりしている。強度が高いのが特長だが堅いため加工は難しくなる。楢よりは柔らかい。

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